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「飲む・食べる・買う」を満たす三軒茶屋『NUPURI』。ワインを起点とした3業態の一体化

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フラットなオープンキッチンは客の顔がよく見える造りに

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リピーターを飽きさせない、日ごとに変わる自然派料理

それらのワインに合わせた料理に腕を振るうのが、シェフの小淵氏。

「『ワインに寄り添う料理』が軸です。ジャンルは限定していませんが、ナチュールを中心に据えると、自ずと自然な食材に着地します。たとえば、顔がわかる生産者さんがつくる新鮮な野菜や調味料、獲れたての鮮魚、スパイスや華やかな香りを多用したもの……といった具合です」と、小淵氏。

長く腕を磨いてきたイタリアンをベースに、フレンチや和食居酒屋での経験を活かし、さまざまなエッセンスを散りばめた料理は、じつに鮮やかかつ軽やか。野菜や魚はすべて産直で内容は生産者に任せているため、仕入れの内容次第で日ごとにメニューが変わるという。こうした点もリピート客にとっての魅力となっている。

左から「レバーパテとパンデピス」1,000円「魚介のタルタル」1,600円「ビーツとマグロ」2,400円(価格は仕入れ次第で変更する場合あり)

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オープン当初は、レストランではコース料理とハイクラスのワインを提供し、スタンドとの差別化を図っていたというが、現在はメニューを統一してややカジュアルダウン。小淵氏は「賑やかに過ごせるスタンドと、シックな雰囲気のレストランとの“ギャップ”を楽しんでほしいという気持ちに変わりはない」と話しつつ、できるだけ多くのお客様が気軽にナチュラルワインと料理を楽しめるよう、レストランへの門戸を広げたと話す。

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山本愛理

ライター: 山本愛理

フリーライター・エディター。WEBを中心に食にまつわる記事を執筆。 昔ながらの喫茶店から星付きレストランまで、美味しいものを通して幸せな時間を提供してくれる人の声と熱を届けるのが好き。空いた時間はもっぱらカフェ巡り。