【給与データ】飲食店の正社員は月給27～30万円が27%！経験を積めば給料は上がる？

2016-05-24 10:54:36.0 （2019-09-06 更新）求職者アンケート

正社員は月給27万円以上が5割強
- 年齢が上がれば給料も上がる？
月給と経験年数の関係について
- 経験を積めば給料は上がる？
経験年数によって給料が変わる傾向

人手不足の飲食業界では給料が上昇傾向にありますが、実際のところ給料はどのくらいなのでしょうか。そこで、求人＠飲食店.COMがお仕事探し中のユーザーに、飲食店における「正社員の給料に関するアンケート」を実施。リアルな給与実態を調査しました。採用活動や従業員の給料を決める際の参考にしてください。

このレポートのポイント

飲食店の正社員月給は、27～30万円が最も多い
年齢が高くて経験が充分にあると、月給は高い

正社員は月給27万円以上が5割強

求人＠飲食店.COMで転職活動をするユーザーのうち、飲食店で正社員として勤務経験のある人を対象に月給を聞いたところ、飲食店の正社員月給で最も多かったのは「27～30万円」で約27%が回答。一方で「18万円以下」「35万円以上」のいずれも約15%が回答しており、月給の高低についての格差も感じられる結果となりました。

年齢が上がれば給料も上がる？

月給ごとに年齢の内訳を見ていくと、「18万円以下」のうち約73%が20代以下、「35万円以上」のうち約74%は40代以上となり、年齢と月給の相関関係が実感できました。
一方で、30代は「19～22万円」「23～26万円」「27～30万円」に分散。飲食業界に限りませんが、30代は個人の実力・経験の差が開きやすく、今後のキャリアの分かれ道ともなる年代であると言えます。

月給と経験年数の関係について

次に、飲食業界での経験年数を聞いたところ、半数近くの約46%が経験年数「11年以上」と回答。30～40代を中心に経験豊富なユーザーからの声が多く集まりました。また、この結果から、飲食業界では中間層が少なく、若手層とベテラン層との二極化がみられることも見て取れます。

経験を積めば給料は上がる？

続いて月給と経験年数の関係を見ると、「18万円以下」の60%以上が経験2年以下、「19～22万円」でも50%近くが経験2年以下となりました。反対に「35万円以上」の約88%が11年以上の経験があり、「31～34万円」「27～30万円」でも65%以上が11年以上となっています。

経験11年以上の回答者が多かったことを差し引いても、経験年数によって給料が変わってくることが裏付けられたと言えます。

経験年数によって給料が変わる傾向

飲食業界は20～30代の若手が活躍しており、給料も低めというイメージが強いですが、今回の調査から、経験豊富なベテランはそれに見合った対価を得ていることがわかりました。

中途採用において給料設定にお悩みの採用担当者、または、社員の昇給について検討している経営者・店長は、その人の経験年数を第一に加味したうえで、実際の能力・スキルを合わせて決めるとよいでしょう。

【調査概要】
◆調査期間：2016年5月12日～2016年5月17日
◆調査対象：求人＠飲食店.COMの利用ユーザー（有効回答人数：288名）
　※過去2年以内に飲食店で正社員としての勤務経験があるユーザーが対象