このレポートのポイント
- 2018年:東京都の社員月給は258,386円(対前年差+5,244円)
- 2018年:大阪府の社員月給は249,051円(対前年差+9,417円)
- 2018年:最も月給が上昇した業態は「居酒屋・ダイニングバー」
2018年:飲食店の平均給与

2018年の飲食業界では、東京都の社員月給が258,386円で前年から5,244円上昇(前年比102%)、大阪府の社員月給が249,051円で前年から9,417円上昇(前年比104%)しました。
アルバイト時給については、東京都は前年から26円上昇して1,094円(前年比102%)、大阪府では28円上昇して1,001円(前年比103%)といずれも上昇しています。2018年は月給・時給ともに大阪府が東京都より高い上昇率となりました。
売り手市場が続く飲食業界では年々給与が高騰しており、いずれのエリアもそのトレンドを反映した結果となっています。2018年10月の最低賃金改定では、前年に引き続き過去最高レベルの引き上げが実施され、東京都・大阪府ともに最低賃金額が27円上昇しました。この最低賃金改定も平均給与の増額に大きく影響していると考えられます。
2018年:飲食店の業態別平均給与

求人@飲食店.COMの主要業態である「イタリアン」「和食」「居酒屋・ダイニングバー」「カフェ・ベーカリー・スイーツ」「洋食・西洋料理」の5業態において業態別の給与額を調査したところ、いずれの業態も前年から給与額が上昇しています。
2018年に最も月給が上昇した業態は東京都・大阪府ともに「居酒屋・ダイニングバー」となり、東京都では6,968円上昇、大阪府では10,238円上昇しています。一方、上がり幅が少なかった業態をみると、東京都では「和食」で3,079円上昇、大阪府では「洋食・西洋料理」で5,537円上昇しています。
なお、業態別給与額を比較すると、比較的採用が難しい業態は給与が高めで、採用しやすい業態は給与が低めという傾向にあります。2019年もおそらくこの傾向は続くと思われます。
2018年:飲食店の職種別平均給与

職種別給与額では、東京都・大阪府ともにサービス・ホールよりも調理スタッフの給与額が高い結果となりました。給与額の上がり幅は東京都・大阪府ともにサービス・ホールのほうが高く、東京都は4,808円上昇、大阪府は6,968円上昇しました。
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