開業者の声「イタリアまかない屋　高田食堂」

お店情報

店主／高田淳（タカダジュン）
業種／惣菜、バール
立地／166-0003 東京都杉並区高円寺南１−６−１５　倉島ビル
最寄駅／丸の内線　東高円寺駅
電話番号／03-6768-2427
URL／http://takada-shokudo.com/

店舗データ

店舗面積／9.0坪　30.0m²
客席数／8席
開業日／2011年6月
営業日／月・火・水・木・金・土
営業時間／火曜日（17時〜23時）、水〜金曜日（11時30分〜15時、17時〜23時）、土曜日（12時30分〜15時・17時〜22時）、日曜日（12時30分〜18時）
定休日／日曜日
ターゲット層／20・30代単身女性、主婦
客単価／2000
従業員数／2名

開業資金

開業資金（総額）／1200万円
開業資金（自己資金）／700万円
開業資金（借入金）／500万円

開業資金について

自己資金内で初期投資を行い、設計施工費は５００万円以内と予定しました。改装費はほぼ予算内でしたが、開業が決まってから少しずつ食器などを買い揃えていたために、予算以上にお金を使いました。


設計施工費　５００万円
内装・施工費・厨房機器　１５０万円
その他の雑費（食器・インテリア用品など）５０万円
運転資金　５００万円

スケジュールについて

【２０１０年12月】物件探し開始
【２０１１年１月】デザイン会社選定
【２０１１年２月】現物件を見つける
【２０１１年４月中旬】融資申請
【２０１１年４月中旬】物件契約
【２０１１年５月上旬】施工着工
【２０１１年５月下旬】施工完了・引き渡し
【２０１１年６月６日】オープン

業者選定について

・2010年１月に物件の改装をお願いするデザイン会社を決定。
「飲食店.COM」の姉妹サイトである｢店舗デザイン.COM｣のマッチングサービスで見つけました。
・食材業者は現在も選定中。
・ゴミ回収については区のゴミ収集で間に合っています。
・包材や消耗品は合羽橋で選定しています。
・お店のＰＲは特に行っていません。

開業までに困ったこと

物件探しについて

地域密着型の、気楽に来店していただけるようなお店という構想を描きながら情報収集しました。まずは「飲食店.com」で情報を得てから、希望地で街歩きを。駅からなるべく近く、商店街の活気のある場所を中心に探していました。現物件は駅近くで、商店街のそばでたまたま住宅地もあったということで気に入りました。
現物件は街歩き中偶然発見して目に留まったものです。２月中旬に見つけ、条件的に良かったのですぐに申し込みをしました。ここは以前ブティックだったため、水道・ガスなどの設備は家庭用なので、飲食店向きではありません。しかし既存の家庭用ガスコンロを業務用仕様にするには数十万（見積もりでは６０万）ほどかかるとのこと。大家さんとの諸事情もあり、しばらく保留となりました。その間に神楽坂や神保町、市ヶ谷や野方などでも物件探しを行うため、再び街歩きをしました。
結果的には、当初の東高円寺の物件のガス容量・家庭用ガスレンジでまかなうことができると判断し、契約することにしました。
　店舗は東高円寺駅から歩いてすぐの、住宅地の一角にあります。「店舗前の道から一本奥に入った通りにスーパーがあるために立地的に良い？」「付近にある飲食店はチェーン店が多く、珍しいスタイルで洋食の個人店は注目されるのでは？」などのねらいを考慮して契約に至りました。

オープン後について

商店街の中で、昼間はテイクアウトの惣菜屋・夜はイートインできるイタリアンのお店として営業を開始。テイクアウトがメインの予定だったため、店内の椅子は４席のみでスタートしました。ところがオープンしてみるとランチタイムのイートインの重要が多いことがわかり、９月から昼間の営業も行うことに。当初スタンディングスペースだった部分に４席増やして現在は８席。さらに今後はあと３〜４席増やしていきたいと考えています。
　だんだんとリピーターさんが増えてきて、イタリアンのテイクアウトという珍しいスタイルが注目されつつあります。

これから開業される方へのアドバイス

今回、ネジアーキテクツ様という良いデザイン会社と出会うことができて、助けられながらも楽しんで店づくりをすることができました。一緒に夢を叶えてくれるようなパートナーとなるべくデザイン会社の選定が大切です。
　資金は思ったよりもかかりますから、開業を考える段階で細かい部分まで予算を組むことが大事です。それでも、予定外の見えないお金もけっこうかかるものだと思いました。