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開業者の声「フレンチバル　TOMO’Z」

開業者の声「フレンチバル　TOMO’Z」

2013年6月12日

お店情報

店主／関根　公司（セキネコウジ）
業種／シェアフレンチ
立地／105-0003 東京都港区西新橋1-19-61F
最寄駅／山手線　新橋駅

店舗データ

店舗面積／11.0坪　36.0m²
客席数／27席
開業日／2013年1月
営業日／月曜日〜土曜日
営業時間／17:00〜24:00（L.O.23:00）
定休日／日曜日、祝日
客単価／4200
従業員数／3名

開業資金

開業資金（総額）／1500万円
開業資金（自己資金）／600万円
開業資金（借入金）／900万円

開業資金について

物件取得費：300万円
設計施工費：680万円
厨房機器費：120万円
備品費：400万円（雑費、運転資金含む）

スケジュールについて

【2006年ごろ】開業決意
【2011年9月】物件探し開始、デザイン・設計施工会社の選定開始
【2012年10月】デザイン・設計施工会社決定、物件申込
【2012年10月】融資内定後、物件契約
【2012年11月1日】施工着工
【2012年11月28日】施工完了・引き渡し
【2012年12月17日】プレオープン

業者選定について

物件探し：不動産屋
デザイン・設計施工：株式会社デザインワークス
厨房機器・備品：タニコー（デザインワークスに依頼して）
食材・ドリンク仕入れ：前職での繋がりなど
人材：求人@飲食店.COM、自作ポスター
販促・PR：Facebook、自作チラシ

開業までに困ったこと

思っていた以上に備品代がかかったことですね。
特に目立ったのは什器とグラス類です。
ワインを積極的に出そうと思うと、ワイングラス代だけで十数万円。
十万円単位のお金がどんどん出ていくことには、我ながら驚いてしまいました。
もちろん最初から「ザッと」は金額を見積もっていましたが、ちょっとその見込みが甘かったなと痛感しました。

人材探しも苦労しました。
求人サイトを使ったり知人に声をかけたりしていましたが、タイミングの問題もあってなかなか簡単にはいかないものだと感じましたね。
人材に関しては、オープン後の状況や売上を見て、また増やすことも検討していかなければと思っています。

物件探しについて

まず「飲食店.COM」で検索し、足を使って見てまわる…というやり方を続けていました。

「住宅街よりもオフィス街で」と考えており、始めは地元に近い錦糸町周辺で探していたのですが、あまり良い物件が見つかりませんでした。
その後、八丁堀・茅場町エリアにも目を向け、神田・新橋にまで広げていき、ようやく納得できる物件に出会えました。
外観だけなら100以上は見たかと思います。

調理場は一人でまわす予定ですので、「最大で15坪」という条件設定にしていました。
12〜13坪程度がベストとは思っていたのですが、ここは11坪ながらも天井の高さがとても魅力的で。
デザイン・設計施工会社さんにも相談したうえで、契約を決意しました。

オープン後について

施工中からお店の前に手作りのチラシを置いているのですが、1ヵ月ちょっとで500枚近く出ているんです。
もちろん、持っていってくださった方すべてにご来店いただけるほど甘くはないでしょうが、それだけポテンシャルがある立地なのだなと、あらためて実感しています。
オープンしてどうなるのか正直まだ読めない部分があるので、まずはメニューを絞ってプレオープンします。
営業時間に関しては自分自身の体のことも考えて、まずは夜のみの営業でしっかりと頑張っていきたいと思います。

今後の目標に関してですが、ゆくゆくは多店舗展開をしたいですね。
僕自身、現場が好きではあるのですが、店舗運営は他の人に任せて違う業態のお店を経営、という可能性もあるとは考えています。

今後開業される方に向けてメッセージをお願いします

僕は物件探しに関しても、施工会社さんに相談をしたうえで決定しました。
物件は「できれば居抜きで」と考えている方も多いと思いますし、自分自身も最初は居抜きが良いかなぁと思っていたこともあります。

そんな中、施工会社さんからは、お店のイメージやコンセプトがしっかり決まっている場合、よほど業態含めてピンポイントな物件でないと、結局スケルトンと同じくらいの費用がかかってしまうという話を聞くことができました。
そのような参考になる情報を教えてもらえることもあるので、施工会社さんも早めに見つけておき、物件探しの相談に乗ってもらうと良いのではないかと思います。