seat mania

2005年1月24日

お店情報

店主/オーナー:松野充(マツノミツル)
業種/カフェ
立地/ 東京都渋谷区渋谷
最寄駅/山の手線 渋谷駅
電話番号/03-5467-8997
URL/http://www.geocities.jp/seat_mania/

店舗データ

店舗面積/0.0坪 0.0m2
客席数/20
開業日/2001年6月9日
営業時間/月〜木 11:00-22:00 金,土 11:00-24:00 日,祝
定休日/不定休
ターゲット層/椅子好き、カフェ好き、ビジネスマン、OL
客単価/昼:1000 夜:1500-2000
従業員数/店長、アルバイト6名

開業資金

開業資金(総額)/1800万円
開業資金(自己資金)/1000万円
開業資金(借入金)/800万円

開業資金について

もともと1000万円くらいを考えていたが、実際には1800万円程度かかった。
内訳は物件取得費が500万円で、内装に300万円、そして厨房に100万円。
seat maniaの最大の売りである椅子に対して予想以上に費用がかかったのが要因である。
自己資金が900-1000万円で残りの800-900万円は両親や兄弟から借りた。

スケジュールについて

カフェを開業しようと考え始めたのは1998年くらいから。ただし、その時点では実際に動いていたわけではなく、資金の準備であったり、カフェの構想を考えていたりした。
実際に動き出したのは2000年の6月くらいから。
まずは物件を探すために町の不動産屋を訪問。物件が出てきたベースでFAXを送ってもらえるように頼んでおく。
そこで気になるものに関しては内見をさせてもらった。内見した数は10-15くらい。

業者選定について

インテリアの専門学校時代の友人に内装業者を紹介してもらいそこに決定する(紹介してもらったのは1社のみ)。
松野さんがPCを利用して内装などのイメージをつくり、業者が水周りの場所であったり、厨房などの専門的な部分を設計した。
自分が持っている技術を使えるところは使っていくことがコストを下げることにつながる。
壁に関しては自分でペンキを塗った。

開業までに困ったこと

物件の取得がもっとも苦労された。→物件欄参照。

もともとは椅子を前面に押し出して店作りをするつもりはなかったが、大人っぽいインテリアを見せる店というコンセプトで店作りをしていくなかで、椅子に徹底的にこだわるようになった。結果、椅子に対するコストがすごくかかり、予算を大幅にオーバーしてしまい苦労した。

物件探しについて

場所はもともとは代官山や中目黒や恵比寿のあたりで考えていたが、場所や値段的になかなか希望の物件に出会うことができなかった。
今の物件に出会うまでに、探し始めてから1年くらいかかった。また、今の場所はそもそも飲食不可の物件。
ビルオーナーが、seat maniaが入りビルのイメージのアップにつながるのならということで特別にカフェ開業を許可してくださった。
火をそこまで頻繁に利用しないのならば、その物件がたとえ飲食不可であったとしてもあきらめないでオーナーに直接取り合ってみるのもいいと思う。
悪い意味でのあきらめの悪さとでもいうのだろうか。

オープン後について

場所柄、雑誌の編集の会社が多い。1階にあるということも手伝い、開店してからさまざまな雑誌に取り上げられた。
また、ペットOKということでペット専門の雑誌にも取り上げられたことがあった。
今考えるとこうしたメディアに取り上げられたことは大きかった。
こういった要因として、場所柄や1階であるということがあげられる。

これから独立を考えている人へアドバイス

ほかとの差別化を図る必要がある。
seat maniaは椅子にも徹底的にこだわったおかげで、椅子が趣味の人とカフェに来たい人という2つの種類のユーザーを取り込むことに成功している。
差別化は目に見えるものである必要があると思われる。かっこいいであったりかわいいであったりするとほかと差別化を図りにくい。

初めの1年はどれだけ経営が厳しくても耐えるようにするべき。そうすれば状況は必ず変わると思う。
そのためにも、オープンするための資金+開店後1年くらいは食べていける資金が必要である。

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