開業者の声「下町ワイン酒場　一期一会」

お店情報

店主／松林 徹（マツバヤシトオル）
業種／バル風居酒屋
立地／136-0071 江東区亀戸5-13-4 1階
最寄駅／JR線　亀戸駅

店舗データ

店舗面積／6.0坪　19.83m²
客席数／10席（最大18席まで対応可）
開業日／2014年4月2日
営業時間／【昼】11:30〜14:00（月〜金） 【夜】17:00〜0:00（月〜木）、17:00〜1:00（金・土）
定休日／日曜日
客単価／（昼）900円、（夜）2,000
月商／100万円

開業資金

開業資金（総額）／750万円
開業資金（自己資金）／250万円
開業資金（借入金）／250万円

開業資金について

借入先は金融公庫です。当初300万円を予定していましたが、デザイン会社から「大目に受けておいたほうがいい」とアドバイスいただき、500万円申し込んで満額受けられました。
予想以上に施工費がかかったため、結果的にそうして良かったと思っています。

■開業資金の内訳
物件取得費：180万円
設計施工費：350万円
厨房機器費：100万円（備品含む）
運転資金：120万円

スケジュールについて

【2012年 秋】開業決意
【2014年1月】物件探し開始
【2014年1月】デザイン・設計施工会社の選定開始
【2015年2月】物件申込
【2014年3月1日】融資内定後、物件契約
【2014年3月3日】施工着工
【2014年3月18日】施工完了・引き渡し

業者選定について

物件探し：地域の不動産屋（飲食店.COM経由）
デザイン・設計施工：株式会社東京スペース
厨房機器・備品：なし（かっぱ橋やネットを使って購入）
食材・ドリンク仕入れ：UCCフーズ（食材）、ヤマロク（ドリンク）
人材：シンクロ・フードの「求人@飲食店.COM」
販促・PR：なし

開業までに困ったこと

施工の際、床がデコボコだったり、工事の基礎が入っていて思うように壊せない部分があったりと、作業をスタートしてから初めてわかることがいくつか出てきて、追加工事が発生しました。結果的に最初の見積もり金額からだいぶ費用が上がってしまい、仕方がないとはいっても少々痛手でしたね。

ちなみに、ドリンクを入れている冷蔵庫や製氷機、シンク、コールドテーブルは前テナントのものをそのまま利用していますが、厨房機器や備品は主にかっぱ橋を歩いたりネットを使って、できるだけ良いものを安く探しました。

物件探しについて

最初は土地勘のあるお茶の水や神保町エリアで探していたのですが、よい物件に巡り合えず、総武線沿線でエリアを拡大させていく中でこちらを見つけました。

主に居抜き物件を見ており、基本的に一人で回していきたいと考えていたため、広すぎないことを重要視していました。
こちらは駅から3分程度と近く、6坪と手頃であったこと、また亀戸の中でもそれなりに人通りが多い場所であることも決め手になりました。

オープン後について

この付近は長く営業されている飲食店が多いため、オープン直後は思っていた以上に新規参入の厳しさを感じる日々が続いています。

ただ、気になってお店を覗いてくださる方がいたり、少しずつリピートしてくださる方やお客様がお客様を紹介してくださったりなど、下町ならではの人の温かさも実感しています。人通りの多い活気ある場所なだけに、これから地道に認知度を高めていきたいと思っています。

オープン前に広告は出さなかったものの、PR活動としてできるだけFacebookを更新することと、モバイル会員制度を用意しました。
今後はWebも含め、さまざまな集客方法を検討していきたいと思っています。

これから開業される方へ向けてメッセージをお願いします

これは私が反省している点ですが、売上に関してはシビアに計画を立てておいたほうがいいと思います。
お客様がしっかりと付くまでは、運転資金も余裕をもっておくに越したことはありません。
特に初開業の場合、いろいろとやりたいことも出てくると思いますが、内装にこだわってお金を使い過ぎないほうがいいと実感しました。

また、「これだけは譲れない」という揺るがぬ想いは必ず持っておいたほうがいいと思います。
私自身、開業準備を始めてから多くの人と出会い、会う人会う人にさまざまな意見をいただき、考えがブレてしまいそうになる瞬間もありました。

他人のアドバイスを柔軟に受け入れる姿勢も必要ですが、下手をすると何をしたいのかわからなくなってしまうと思います。
ですから、どんな人に何を言われてもブレない部分を持っておくこと。臨機応変さとこだわりのバランスが大事だと思います。