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飲食店物件の「坪単価」を駅ごとに調査。人気エリアの物件相場は一体いくら!?

2016年11月16日

Photo by nekotank「銀座 Ginza」
「飲食店の成功は立地にあり」といっても過言ではありません。これから飲食店を出店する方は、開業する業態や店の規模に合わせて、最適な立地を選びたいものですね。

飲食店.COMでは「飲食店物件の駅別坪単価ランキング」を発表。今回の「物件タイムズ」では上位10駅の坪単価を発表するとともに、話題の駅をピックアップし街の解説を行っていきます。

■駅別坪単価ランキング
1位 有楽町    34,325円 [↑2位 +1,599円(+4.9%)]
2位 原宿     33,197円 [↑5位 +1,636円(+5.2%)]
3位 表参道    32,158円 [↑7位 +1,493円(+4.9%)]
4位 明治神宮前  31,958円 [→4位 +74円(+0.2%)]
5位 恵比寿    31,282円 [↑6位 +502円(+1.6%)]
6位 渋谷     30,043円 [↑11位 +1,486円(+5.2%)]
7位 銀座     29,669円 [↓3位 -2,226円(-7.0%)]
8位 外苑前    28,964円 [↑18位 +1,815円(+6.7%)]
9位 代官山    28,914円 [↑15位 +878円(+3.1%)]
10位 六本木    28,063円 [↑20位 +1,057円(+3.9%)]

※2016年7月~2016年9月の期間に飲食店.COM上に登録された物件の駅別坪単価を調査
※[]内の数値は前期の順位と増減額(増加率)
※リンクは当該駅の現時点の募集物件一覧

1位は有楽町、2位は再開発が進む銀座

Photo by Kabacchi「Tokyo HDR-69」
1位は有楽町。東京駅や銀座からほど近く、また「有楽町イトシア」をはじめとした大型商業施設、さらに映画館などの娯楽施設もあるちょっと大人の街です。弊社データによると駅の半径500メートル以内にある飲食店のうち居酒屋・ダイニングバーが最も多く、次いでカフェ、和食と続きます。

参考までに年別の平均坪単価を見ていくと、2013年28,664円、2014年33,127円、2015年30,109円、2016年33,078円となり、アップダウンはありますが、上昇傾向にあることが分かります。今年3月には有楽町駅徒歩2分圏内に「東急プラザ」がオープン。隣接する日比谷駅では文化・商業・オフィス複合施設建設のプロジェクトが進行中で2018に完成する予定です。TOHOシネマズが出店し、都心最大級のシネマコンプレックスが出来るのも大きなニュースといえるでしょう。

一方、隣接地であるものの、駅坪単価ランキングで前回調査3位から7位へとダウンした銀座駅。駅から半径500メートル圏内にある飲食店のうち最も多い業態は和食で、居酒屋・ダイニングバー、バーと続きます。平均坪単価の推移2013年28,615円、2014年29,665円、2015年30,584円、2016年31,611円となり、少しずつ増加していることがわかります。

現在、銀座は急ピッチで再開発が進んでおり、今年9月、銀座四丁目交差点に「銀座プレイス」がオープン。また、来年4月には、松坂屋銀座店跡に国内外の有名ブランドを241も集めた商業施設「GINZA SIX」が誕生予定。もともとモードを先取りするお洒落な街が、さらに一回り進化するようです。

2位は原宿駅、3位は大きな伸びを見せた渋谷駅

Photo by Keith Lu「P1010565.jpg」
ランキング第2位となった原宿駅。すぐそばの明治神宮前駅も第4位にランクインしています。原宿には日本初上陸のカフェ・レストランが多く店舗を構えるなど、食文化の発信地でもあります。飲食店の業態としては、カフェが群を抜いて多く、次いで居酒屋・ダイニングバー、テイクアウトと続きます。

2015年には、新業態のレストランやカフェがテナントとして入った「キュープラザ原宿」がオープン。また、竹下通りの新しい顔として「原宿アルタ」、日本初上陸のレストランが入店した「カスケード原宿」など大型商業施設のオープンが相次ぎました。飲食店の平均坪単価の推移を見ると2013年 31,620円、2014年 31,697円、2015年 36,262円、2016年 35,907円。2015年を境に賃料がぐんと上昇していることがわかります。ちなみに現在、竹下通りと明治通りがクロスする場所で「神宮前計画」が進められており、2017年には地上23階建ての商業・オフィスビルが完成する予定です。

隣接する渋谷駅も、前回の11位から6位へと大きくランクアップしました。夜も眠らぬ街らしく、飲食店の業態としては、居酒屋・ダイニングバーが断トツ多く、次いでカフェ、バーと続きます。直近4年の平均坪単価の推移を見ると2013年25,778円、2014年29,392円、2015年29,549円、2016年29,838円と、こちらも上昇傾向にあることが分かります。原宿とは1駅違うだけで、平均坪単価の相場が異なることも注目すべき点ではないでしょうか。

近年の渋谷駅周辺は、商業・文化複合施設「渋谷ヒカリエ」が2012年にオープンしたのを皮切りに、「100年に1度」と言われる再開発プロジェクトが進行中。街の進化に目が離せません。

居抜き物件はいくらで売れるか、最新動向をチェック

最後に、居抜き物件の造作譲渡額の動向について、飲食店.COMによる調査結果を見てみましょう。2016年7月~2016年9月の居抜き物件の平均造作譲渡額は、東京都23区内で2,575,772円でした。これは前回調査と比べ-92,370円(-3.5%)となります。ただし、前年同期からは183,275円(7.6%)の増加で、過去6ヶ月ごとの比較でも増加し続けていることから、長期的には坪単価と同様に上昇傾向にあると思われます。

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