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「姫路おでん」「穴子めし」など姫路城下はB級グルメの宝庫!?姫路駅前の飲食店事情と出店のポイントは?

2020年4月24日

画像素材:PIXTA
日本屈指の名城・姫路城を有する姫路は人気の観光地であるだけでなく、「住みたい街」としても人気で、近畿圏「買って住みたい街ランキング」(ライフルホームズ)で2018年・2019年連続1位、2020は2位となっています。今回は姫路駅周辺の飲食店事情と出店のポイントをご紹介します。

姫路駅からも望める世界遺産・姫路城。緑が豊かで生活しやすい街

姫路城は1993年、法隆寺地域の仏教建造物とともに日本初の世界遺産に登録されました。その後2009年から天守の修復工事が行われ、2015年に完了。姫路城周辺は姫路公園として整備されています。この他にも駅南側の手柄山中央公園、運河公園などがあり、大通りには街路樹が並び、緑豊かな環境です。

姫路駅周辺の再開発では駅ビル「ピオレ姫路(2013年)」「テラッソ姫路(2015年)」などがオープン。さらに広々とした芝生や水辺に市民が集える北駅前広場、姫路城を望む展望デッキなどが整備されました。一方「みゆき通り商店街」「おみぞ筋商店街」など旧市街の商店街も活気があります。

姫路城がある駅北口のほうがより賑やかですが、南口には姫路市役所やホテル日航姫路がありビジネスの拠点となっており、徒歩10分の地にある「イオンタウン姫路」も多くの人を集めています。北と南がバランスよく発展しているのが姫路駅エリアの特徴のひとつといえるでしょう。

姫路駅から大阪までは在来線で約1時間。アクセスは良好ですが通勤には少し時間がかかります。それでも「住みたい街」として人気があるのは、姫路城下の街並が美しいこと、再開発により買い物が便利になったことなどの要因が考えられます。そして、姫路ならではの「食」も魅力のひとつです。

「姫路発祥」や「姫路だけ」のB級グルメが多彩

姫路には特色あるB級グルメの店が目白押しです。まず駅構内などに複数ある立ち食いそば店『えきそば』のえきそばメニューは、かんすいを入れた中華麺と和風だしの組み合わせが絶品。姫路に立ち寄ったら必ず食べるという人も多い、姫路だけの味です。駅前商業施設内の『姫路タコピィ(旧店名:タコピア)』にもB級グルメメニューが豊富。名物の「明石焼き風たこ焼き」は、ソースをつけた明石焼をさらにダシにつけて味わうのが特徴です。そのほか、生姜醤油で頂く「姫路おでん」も有名。『飛屋(ふらいや)』『十七八(となはち)』『灘菊かっぱ亭』」など、多くの名店で食することができます。

また、生姜といえば「姫路ラーメン」も生姜をトッピングするのが特徴。こちらは『姫路麺哲』『新生軒』などのラーメン店で提供されています。その他「穴子めし」の『炭焼きあなご やま義』や『柊』、シュウマイが有名な大衆中華食堂『東来春』も人気の店です。

粉物でも姫路ならではのメニューがあります。例を挙げれば、『喃風』を代表する「どろ焼き」や『森下』のオリジナルメニュー「ぐじゃ焼き」、『十・十』などで提供される「ちゃんぽん焼き」など。どれもユニークな一品ばかりですが、これらの多くは姫路発祥と言われています。

ここまで列挙した店のほとんどが駅の北側にあることから、やはり姫路城と姫路駅を結ぶ旧市街が最もにぎわっていると言えそうです。しかし南側にも居酒屋を初め多くの飲食店があり、立ち食い寿司の『魚路(トトロ)』、『餃子屋七星』などの人気店も存在します。オリジナリティのある飲食店がひしめき合う激戦区ですが、実力があれば形式にはとらわれないというノリの良さも。コンセプトや売りをしっかり打ち出すことで、地元の人々の心と胃袋を捉えたいところです。
画像素材:PIXTA

賃料相場は抑えめで駅周辺には人の流れがあり、出店しやすいエリアといえそう

姫路駅の賃料相場を調べると、2020年は約8000円/坪とやや抑えめ。実際の賃料は店舗の立地によりかなりバラつきがあると思われますが、じっくり探せば条件に見合う店舗が見つかる可能性はありそうです。

姫路駅の周辺は北約1km先に姫路城、南は約1.3km先に姫路市役所があり、飲食店は駅前だけに集中することなく広範囲に点在していますから、幅広い対象から新規出店向きの物件を探すことができるでしょう。

姫路で飲食店を出店するなら、以下のような業態も考えられます。

■フレンチやイタリアンなど、比較的少ないジャンルの店 姫路の人気店はいずれもB級グルメや和食の店で、フレンチやイタリアンはあまり目立ちません。エスニックや全国的に人気の肉料理を前面に出した店もまだ少ないようです。しかしこのジャンルですでに健闘している店も少なくないので、高級志向かカジュアル路線か、コンセプトを明確にして参入することが望まれます。

■空間に特徴があり、落ち着ける店 今後も多くの観光客が訪れると期待できる姫路ですが、ゆったり落ち着いて過ごせる店はあまり多くない印象です。京都には町家を改造したカフェやレストランがあるように、姫路城を見に来た観光客がはるばる訪れたくなるような、和の空間を提供するのも一案です。また、食事・お茶・お酒のいずれかを愉しみながらゆったり過ごせる、地元民向けの店などもいいかもしれません。

■駅近くに在住の人が利用する、普段使いの店 再開発とともに姫路駅周辺にはマンションがさらに供給されました。冒頭で紹介したように「住みたい街」としても人気なので、今後も居住する人は増えていくでしょう。豊富なB級グルメ以外の選択肢として、ファミリーやカップルが普段使いしやすい店などもニーズがありそうです。

世界各地から人が集まり、住みたい街としても人気の姫路は、「姫路発祥」のグルメが多数育っている街でもあります。次の「姫路発祥」を目指して、出店を検討してみてはいかがでしょうか。

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