効果的にアピール!従業員のための環境作りと魅力的な求人原稿

従業員が「働き続けたい!」と思える環境をつくる
―経営、人材育成で大切にしていることを教えてください。
「大家族主義」を目標に、従業員が中心にいる環境づくりを大切にしています。アットホームで心地よく働ける雰囲気の中で業務のレベルアップをしてもらいたいと考えます。技術面の向上はもちろん、飲食業に関わる資格取得と、実際に現場で活かせるように落とし込みまでサポートしています。これらはお客さまが来店したいと思える店づくりにつながると考えています。
―経営、人材育成での課題は?
中小企業の大変なところは、従業員の業務が多くなりがちなところです。それなのに、目標が見えなくなることがあったり、大企業と比べると賃金や福利厚生が劣ってしまったり……。そのため、現場とバックオフィスとを分業する仕組みづくりをするなど、できる限りの労働条件を整えるように取り組んでいます。それでもやはり離職者は出てしまいます。いかに離職率を下げて、よい人材を採るかが重要だと思います。
採用したい人物像をしっかりと描き、求人内容を打ち出す
―飲食店.COMの求人サービスを導入したきっかけを教えてください。
約3年前、掲載費用がとても安いので試してみようと思いました。「求人@飲食店.com」というネーミングから、飲食店に特化した人材が集まりやすいと私自身が想像できたことも掲載を決める後押しとなりました。営業担当者が、採用したい人材に向けた打ち出しを一緒に考えてくれたため、とても信頼もできました。
掲載する際は毎回、しっかりと目標を持って採用活動をしています。人数が欲しいわけではなく、採用目的を満たしてくれる人材に出会いたいので、100点満点のマッチングはなかなか難しいです。けれど、理想と現実の間の会社づくり・店舗づくりを考えることで、また違った可能性が見えてくることもあると感じています。
―よりマッチングさせるために取り組んでいることはありますか?
掲載の記事をつくるときには1回、1回、営業担当者としっかりコミュニケーションを取って考えるようにしています。100点満点のマッチングに近づけていくにはもっとよい見せ方があると思うので、これからも探っていくつもりです。
また採用したい人物像に合わせて媒体を使い分けています。専門性を持っている人は飲食店.COMの求人サービスに集まりやすいですが、事務員やアルバイトの募集は総合誌の方が相性が良いケースもあるためです。
―継続して飲食店.COMの求人サービスを活用してくださっているのはなぜですか?
実際にサイトを使ってみると、使いやすいシステムだと思えましたし、普段から営業担当者がケアしてくれるのもいいですね。
途中、営業担当者が変わりましたが、特に困ることがなかったのはとても助かりました。良い人材が揃っているし、社内の体制が整っている会社だと感じられました。今ではWin-Winの関係性が築けていることが継続の理由になっています。
―3月に新業態の野球酒場を新規オープンされました。人材の獲得はできましたか?
「野球好きが集まれる場所」という個性を持つ店舗なので、そこを見せるページをつくれば、人材獲得にそれほど困らないだろうと思っていました。実際に順調に集まりました。今回の採用活動を通して、ただ飲食業界で働くのではなく、「自分にとって付加価値のある環境で働きたい」方が増えている印象を受けました。こういった店舗づくりはお客さまにとっても従業員にとっても必要だと実感しましたし、離職率は低下するだろうと期待もしています。
―これまでの打ち出しの成功例を教えてください。
楽しそうにしている雰囲気の写真やメッセージを入れると、やはり応募が増えます。これは、働き方もモノよりコトの時代になったからだと考えています。
飲食店で働く人の年代が30~40代中心から40~50代に変わってきています。打ち出しもそこに対応させるようにしています。つまり、40~50代が心配することを取り除ける会社が生き残るということ。福利厚生の見直しは人材獲得につながると感じています。
―今後の展望は?
利益を生むだけでなく、再現性のある店舗をつくり、多店舗展開をしていきたいです。2020年にはじめた通販サイトも徐々に強化したいです。
時代は変わってきています。先読みをして働く人の心配事を除くことにも力を入れていきます。人を雇用するというのはとても大きなこと。誇りを持ってこれからも取り組んでいきます。
―ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。