定型文に頼らないスカウトメール!会社の成長に必要な人材を採用

スタッフの幸せを追求。待遇は「文字」にして伝える
―――はじめに、日々大切にしていることを教えてください。
店舗が増え、今は5店舗を運営しています。会社として一つの目標を持ち、そこに向かって皆で進めるようになりたいと考えています。これを実現するには「スタッフの幸せ」が欠かせません。幸せの原点は、人間関係が円滑なことだと考えるので、スタッフには「笑顔がすべて」と伝えています。
居酒屋業態ですが、「声を張って」「元気に接客して」といった強要はしません。大きな声よりも、発する言葉に思いを込めることを大切にして欲しいし、スタッフ皆が自分らしく、笑顔で働けることが重要だと思うためです。
―――人材採用で重視していることは?
一番重視しているのは、お客さまを大事にしたい、飲食業が好きという思いを持つ方に集まってもらうことです。
以前は「自分の分身が欲しい」と考えて採用活動をしていました。ですが、私は3店舗を展開する会社にしか勤めたことがなく、5店舗になった今、自分の考え方や経験、知識だけではマネジメントが十分にできないと思うようになりました。会社を支え、さらに大きくしていくには、自分にはない経験を持つ人材が必要だと気付きました。例えば、大手で働いていた人材とは相性が悪いと思い込んでいましたが、そういった人材を採用し、力を借りていくことで、会社の未来が見えてくると思っています。
―――求人@飲食店.COMを利用していただいたきっかけを教えてください。
サイトを見たときに、私たちと志が近い飲食店が掲載している印象を持ち、ここなら自分たちが思い描く人材に出会えると思えたのが大きな理由です。
スカウト機能があること、掲載費用が安いこともよいと思えました。
―――求人広告の打ち出しでは、手厚い待遇が目を引きます
もともと弊社は、独立志向の強い人材が集まる会社で、熱い思いを持ち、飲食業で食べていくような価値観がありました。しかし徐々にバラエティに富んだ人材が集まるようになり、特に家族がいるスタッフが増えていきました。同時に、独立志向があるとしても、給与、休日、労働時間、福利厚生のすべてがしっかりした環境で飲食業に就くという考え方が強くなっていると感じるようになりました。こうしたスタッフが幸せになるためには、待遇を具体的に数字や文字にして示すべきだと考えるようになり、待遇の拡充を図っています。
給与、休日、労働時間、福利厚生の4つの内容を具体的に打ち出すようになってからは、居酒屋の勤務経験はないけれど人材育成に長けている人からの応募や、県外からの応募もあり、嬉しく思っています。
―――5人の採用者のうち3人はスカウトメールを使い採用したそうですね。スカウト機能はどのように使っているのですか?
履歴書をしっかりと作りこんでいる方の情報をチェックし、スカウトメールを送りました。定型文は使わず、あいさつ文からすべてを考え、私たちの思いをお一人お一人に伝えました。
面接時に「スカウトメールから思いが伝わってきて、嬉しかったので面接を受けようと思った」と言われたことがあります。積極的に活用した分、良い人材を獲得できました。
これからスカウトメールを使ってみようと考えている方は、生の気持ちを伝えることを大切にすると良い結果になるのではないでしょうか。
スタッフの家族にも福利厚生を広げる
―――採用後の人材教育にはどのように取り組んでいるのですか?
まずはオリエンテーションの時間を十分に取って、弊社がどういった会社を目指しているかといった話を改めてします。あとは、難しいことは言いません。「笑顔と人間関係を大事にして欲しい」と伝えます。そして、小さいことだと思わないで、嬉しかったら「ありがとう」と相手に言うなどを積み重ねていこうと話しています。
現在運営している5店舗は自転車で移動できる距離にあります。スタッフは特定の店に属しますが、忙しい時期や欠勤がでたときなどにはフレキシブルに動き、助け合う働き方をしてくれています。所属の店だけが良ければいいという考え方ではなく、会社全体で笑顔と人間関係を大切にする思いが広がってきていると感じています。
―――今後の展開を教えてください。
スタッフの待遇向上が一番の目標です。給料、休日、労働時間、福利厚生の4つをどんどん良くしていきたいです。そのためには、利益を出さないとなりません。数字の目標をしっかりと掲げて頑張ります。
福利厚生はスタッフの家族にも広げ、求人広告にも打ち出せるようにしていきたいと考えています。最近ではスタッフ家族で集まって田植えをしました。
―――田植えとはユニークな取り組みですね。新しい福利厚生や取り組みのヒントはどうやって得ているのですか?
近い志や思いを持つ店の取り組みはSNSでよく見ています。これはおもしろいな、たのしそうだな、やってみたらみんな幸せになるだろうな、といった気持ちになれる情報があったら取り入れています。
スタッフ家族を巻き込んだコミュニケーションを生みだし、大事な家族が増えたと思えたり、お互いを大事にできる関係性をつくったりして、組織が強くなっていったらいいなと思っています。
―――ありがとうございました。これからも求人@飲食店.COMをよろしくお願いします。