働く方にメリットになる情報を打ち出し、レア人材を採用!

―――2店舗目はコロナ禍でのオープンでした。平時と異なる点はありましたか?
1店舗経営のときは人材に困ることはありませんでした。そのため、何かの媒体に掲載をして人材募集をするということはしてきませんでした。
2店舗目の出店の準備をはじめた2021年は、緊急事態宣言などで飲食店の営業が制限されていた時期が長く、世の中に「飲食店では働けない」ような雰囲気がありましたよね。そういった中でのオープンだったので、多めにスタッフを採用しておいたほうが良いだろうと考え、はじめて求人媒体を使ってみることにしました。
―――多店舗展開をスタートするのに大切にしたことは何ですか?
2店舗になれば、社長や私が店舗にいない時間が増えるため、正社員を採用したいと考えました。ただ、店を任せるには、そのスタッフのスキルがいくら高くてもダメ。営業は個人プレーでは成り立ちませんから、他の従業員との調和を大事にできる人材であることが大事です。経験だけでなく、内面を重視して採用活動をすることにしました。長期の雇用関係を築くにも人間性は大事だと考えます。
―――はじめて求人媒体を使ってみてどうでしたか?
コロナの影響を受け、応募は少ないだろうと予想していましたが、はじめはかなりの応募数がありました。でも、感染が少しずつ落ち着き、街に人が出て、営業を再開する飲食店が増えると、求人数も増えたようで、ほとんど応募が来なくなってしまいました。加えて、せっかく採用できてもアルバイトがすぐにやめてしまう、深夜帯の応募はまったくない、理想とする正社員を採用できないという課題も出てきました。決して安くない経費を使っても、期待するほどの効果はないのかもしれないと思った時期もあります。
―――「求人@飲食店.COM」を利用してくださった経緯を教えてください。
2つの求人媒体を試しても結果が出ませんでしたが、既存店舗の人員不足解消のためと、将来的に3店舗目を出店するには厨房ができる正社員は絶対に欲しいと考え、飲食店に特化した媒体を使ってみようと思い付きました。それで「求人@飲食店.COM」を試すことにしました。
―――理想とする人材には出会えましたか?
はい、出会えましたね。韓国料理を専門にやっている日本人は多くないため、厨房スタッフの募集をしても、今まで応募数はほとんどありませんでしたが、韓国に留学経験があり、調理も韓国語も堪能な人材を正社員として採用できました。
韓国出身のアルバイトもいます。スタッフ皆でよい人間関係を築くこともできると期待しています。
―――掲載原稿をつくるときに大切にしたことはありますか?
週休2日制、夏季休暇制度有り、有給休暇の取りやすさは働く方にとってメリットになる情報だと思ったので、しっかりと出していくことにしました。「週休2日」はタイトルに入れて目立たせました。
今回はアルバイトより正社員の採用をメインに考えたため、言葉の使い方にも気をつけました。例えば「K-POPが流れる空間で韓国を感じながら働ける」とすると、アルバイト、女性には響くと思いますが、社員で仕事を探している方には特に重要な情報ではないですよね。こういった文章は控えめにしました。
―――待遇がとても充実していますね。正社員の採用を成功させるために制度化したのしょうか?
すべて以前からあるもので、特に今回取り入れたものはありません。一生懸命に仕事をしてくれるスタッフばかりで、「会社として皆のために待遇を整えたい」と思うようになり、自然と手厚くなりました。
―――待遇以外にもスタッフのためにしていることはありますか?
定期的な食事会を開き、仕事の状況を聞いたりしています。面談などと違って、フランクな雰囲気だから言えることがあると思うので、これからも続けていきます。
もちろん個別に話したいときは社長が対応しますし、社長とは話しづらいと思うスタッフは私と話したりと、思い悩んだりすることがないようにしています。
―――今後の展開を教えてください!
2店舗目が出店できたので、次は3店舗目を目指します。飲食店において、人と人とが関わるアナログな部分はとても楽しいし、醍醐味だと思います。一方で多店舗展開するには時代の流れを受入れることも必要。オーダーシステムを見直すなどして、効率性のUPやより働きやすい環境づくりにも努めていきます。
―――ありがとうございました。これからも、求人@飲食店.COMをよろしくお願いします。