視覚にも訴える記事で飲食業に再チャレンジしたい人を獲得

「大きい会社よりいい会社」を理念とし、未経験者や飲食業に再チャレンジしたい人の採用や、“頭を使う”人材育成に取り組んでいます。
約1年間、求人飲食店ドットコムに継続的に掲載してくださっている理由や、人材採用・育成への思いを同社の人事担当である瀧本博文さんに伺いました。
一度は飲食業を離れた人材を救いたい
―――さっそくですが、「求人飲食店ドットコム」を選んでくださった理由を教えてください。
以前、大手の総合媒体に掲載した際に、理想的な人材になかなか会えない、定着率が悪いという経験をしたので、飲食業の専門の求人媒体を使いたいと考えるようになりました。その後、飲食業専門の求人媒体に掲載をはじめましたが、マンネリ化してしまったのか、同じユーザーから応募が来るような状況になり、このままでは常に人材不足の企業と見られ、応募数が落ちていくと予想できたので、「求人飲食店ドットコム」にしてみようと考えました。掲載料金がとてもリーズナブルなので気軽にできそう、というのが第一印象です。
―――これまでにカフェ業態も焼肉業態も掲載していただきました。応募状況を教えてください。
約3カ月単位で特定の店舗を掲載してきました。1回掲載すると12、13名の応募があり、その中から2、3人を採用もしくは最終面接することができました。人数の確保は十分にできていると感じています。

―――人材採用で大切にしていることを教えてください。
主に3つあります。1つ目は「飲食業が好きなこと」、2つ目は、私たちは人と接する仕事をしているため、「人が好きなこと」、3つ目は「自分のビジョンを持っていて、私たちとwin-winの関係を築けること」です。
―――具体的にはどのような人材を獲得したいと考えているのですか?
これまではすぐに店長業務ができるような人材が欲しいと思っていましたが、未経験者や一旦は飲食業を離れたけれど再チャレンジしたいと考える人材を獲得したいと思っています。
飲食業に戻りたくて応募してくる人材は、酸いも甘いも知った上で戻ろうと思ったわけですし、ビジョンをしっかりと持っている傾向があり、とても信頼が置けるなと今回の採用活動を通して感じました。
スカウトは採用活動の情報源としても活用
―――原稿づくりでこだわったことは?
営業担当から具体的なアドバイスがありました。印象的なのは、記号やマークの使い方。これまでは、どんな文章が求職者に響くのかと考えてきたため、かたい印象の記事になっていました。「求人飲食店ドットコム」に掲載して、視覚的に訴える方法があるんだと驚きました。飲食業未経験の若い層や、結婚やコロナを理由に飲食業から離れたけれど、やっぱり働きたいという方々を多く採用できたのは、視覚的に訴えた効果が大きいだろうと感じています。
―――応募から面接へはスムーズでしたか?
はい、システムが便利なのも良いと思っています。まず、応募者に連絡する際に使える定型文が多く用意されているので、業務の効率性がアップしています。チャット形式でやりとりできるのでテンポよく進むのもいいですね。また、チャット形式でやりとりをしていると、タイムリーに返信がある応募者がいたり、フェードアウトしていく様子を感じ取れたりと、相手の熱量が伝わってくるので、進めやすいです。
面接日の前日に私と求職者の両方にアナウンスが流れるのも良いですね。面接の無断キャンセルが多い業界ですが、このアナウンスで抑制されていると思います。実際、無断キャンセル数は応募者の1割以下まで減りました。
システム面の良さは、継続利用している理由にもなっています。

―――スカウト機能はいかがですか?
せっかくスカウトできるのだからと考え、異業態の方にも声掛けをしています。採用に至ったケースもあります。
人事担当と求職者の間には結構な壁があると日々感じています。そのため、採用に至らなくとも、情報が得られる貴重なチャンスだと思い、スカウトを続けています。1度、「関心ない」とストレートに断られたこともあります。でも、このやりとりがメッセージの送り方を変えるきっかけになりました。
どんな求職者がいて、どんな思いを持っているのかを知ることができれば、今後の採用活動のノウハウになると考えます。
―――人材教育はどのように行っていますか?
有難いことに各店舗は繁盛しています。一方で、日々に忙殺され、作業を繰り返すような働き方になってしまうのが課題。一つひとつの業務の目的や経営に関することを考える機会を出来る限りつくるようにと努めています。
具体的には、社内のキャリアパスや研修を通じて、体だけでなく、頭を使う時間をつくっています。資産の保全の視点から発注業務をしたり、異なる客層はどうしたら呼び込めるかを考えたり、すべての作業に目的や何かしらの実務があることを勉強して欲しいと思っています。将来、独立したいというビジョンを持って入社してくる人も多いので、学びや成長を実感できる環境をつくることは私たちの役割だとも考えます。
また、一人ずつ長所短所すべてが違うので、同じ教育に当てはめないで育成していくことを大切にしています。
―――今後の展開を教えてください。
新規オープンは継続的に行っていく予定で、将来的には社員人数を倍にすることが目標です。採用活動は積極的に続けていきます。
―――ありがとうございました!今後も「求人飲食店ドットコム」をよろしくお願いいたします!