意欲ある人材を採用。早期に仕事を任せ、責任感とやる気を生む
「料理がやりたい!」本気度の高い応募者を積極的に採用
―――はじめに、人材採用において大切にしていることを教えてください。
ご本人が本気であることが、第一に大事だと考えます。応募者の皆さんは、もちろん真剣だと思いますが、気持ちの入り方も仕事への価値観も人それぞれ違いますからね。面接では、どういう気持ちで仕事に向き合っていくのか、なぜうちを志望しているのか、この2つを最初に伺います。
京都・祇園の店となると、「堅苦しい」「技術がないと働けない」といったイメージがあるかもしれないけれど、うちはチームワークを大事にしているので、経験が浅い方が入社したら従業員皆で育てていきます。この点からも、やる気や本気度を特に重視します。
―――「求人飲食店ドットコム」には、長く継続して掲載してくださっています。理由を教えてください。
以前は総合媒体を使って採用活動をしていました。料理をやりたい求職者に情報を届ける近道はないか?と考えるようになり、飲食業に特化した「求人飲食店ドットコム」を試すことにしました。
現在、正社員募集は「求人飲食店ドットコム」をメインに。アルバイト募集は、広く求職者に情報を届けたいので総合媒体も併用しています。
―――ありがとうございます。応募者の層はターゲットと合致していますか?
はい、飲食業経験者とつながりやすくなり、ターゲットにする人材に会えています。予想していたよりも、若い年齢層の経験者からの応募数も多いです。
うちは、寿司だけ、和食だけではなく、創作料理もできる。系列にはビストロがある。何かに絞らずに料理の技術を高めていけることが、若い求職者の方々の関心を引いているのではないかなと考えています。
面接には他愛もない会話を盛り込み、人柄を知る
―――選考で大切にしていることも教えてください。
応募者の方々の経歴はしっかり見ます。例えばコロコロと職場が変わっていると、採用しても、すぐに辞める可能性があるかもしれないと思ってしまいますよね。こういったことがなければお会いします。
面接では前職の経験、仕事内容は聞きますが、他愛もない会話も多くします。人間的な部分は何気ない会話に出ると思いますし、自然の流れの会話だから見えてくることがありますから。
また、オープンキッチンと組み合わせたカウンター席なので、お客さまとコミュニケーションを取りながら料理をします。自然に会話ができた方が、働き甲斐のある環境だからです。
ぜひ採用したい方には2回目の面接を設定することが多いです。すぐに採用をお伝えしないのは、1回目の面接でお話ししたことを整理して、答えを出して欲しいからです。2回目の面接では待遇や働き方についても改めて話して、お互いに認識にズレが出ないようにします。
―――人材を育成したり、定着を促したりするためにはどんな取り組みをしていらっしゃいますか?
採用後は早い段階できちんとした仕事を与えることにしています。自分がやらないと、他の人は誰もやらない。こういう仕事があると責任感を持てると思います。それに裏方や雑用ばかりでは、楽しくないし、やりがいが生まれません。
接客はどんどんやってもらいます。最終的にはカウンターに座るお客さまを前に料理をして、お客さまと信頼関係を築き、リピーター獲得につなげていくので、新人のうちからたくさんのお客さまとお会いしてコミュニケーションをとり、自分のファンをつくっていけるようにしています。
―――最後に展望をお聞かせください。
働くときは働く、休むときは休む。これができる体制を固めるために、あと数人は採用する計画です。従業員皆が、体だけでなく、気持ちの面でも楽になれたら良いと思っています。会社としては他業態の出店も視野に入れています。
チームワークが良くて、アットホームな雰囲気なのは、うちの店の誇れることのひとつです。お客さまにとっても従業員にとっても居心地よい雰囲気を維持して、新人にも馴染みやすい、働きやすい環境であり続けたいです。
―――ありがとうございました。今後も「求人飲食店ドットコム」をよろしくお願いします!