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学芸大学『コーヨーハイツ』、グルメ激戦区に「おとなの酒場」で挑む。『神楽坂 夢二』の新業態!

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写真の一番左が大戸快哲氏、その右隣が料理長の今福聡氏、その右隣が日本茶アドバイザーの鬼城やよい氏、一番右が高宮成氏

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神楽坂の一軒家割烹『神楽坂 夢二』などを運営するbros&co.が、新業態となるおとなの酒場『コーヨーハイツ』を、2023年9月1日(金)に学芸大学でオープンした。これまでの客層とは異なるコンセプトやエリアで、客単価も抑えた新店を開業した背景、そして飲食店激戦区とも言える学芸大学で成功させるための工夫を、運営会社bros&co.の共同代表を務める大戸快哲氏と高宮成氏に聞いた。

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飲食コンサルの傍ら『神楽坂 夢二』や『スタンドトトノイ』などを経営するbros&co.

学生時代から飲食業界で共に経験を積んだ大戸氏と高宮氏。bros&co.は、飲食店のウェブサイトの企画・立案・運営・管理や、飲食店経営のコンサルティング業をメイン事業として2013年に創業した。その後、当時の料理長との出会いをきっかけとして元々の夢だった飲食店経営が動き出し、2017年に『神楽坂 夢二』(旧店名『創彩割烹 清水』)をオープン。コース一人7,920円〜12,100円という高単価ながら、現在2019年比で110%の成長を見せており、20坪で平均月商750万円、原価率約40%で営業利益15〜20%を叩き出す好調ぶりだ。

bros&co.はほかにも、2021 年3 月に立ち飲み居酒屋『スタンドトトノイ』 を板橋駅前にオープンしている。こちらは「大阪の鉄板ホルモン焼きを東京でもやりたい」という大戸氏の思いと「立ち飲み業態にも挑戦したい」という二人の思いから出店に至った。2坪7席の小規模な店舗は、コロナ禍のオープンで営業自粛が度重なったこともあり認知に時間がかかったというが、現在ようやく損益分岐点を超えてきたという。

そして、2023 年1 月にはフランチャイズ店舗となるかつ丼専門店『とんかつ丸七 本店』もオープン。これはコロナ禍の煽りを受けても、ハンバーガーや牛丼などの昼業態は売上が落ちず、テイクアウトやデリバリーにも強みがあったことに端を発する。bros&co.は昼業態店舗の経営は未経験だったため、フランチャイズを探し、味も納得感の高かった『とんかつ丸七』の加盟店営業を始めたという。

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中森りほ

ライター: 中森りほ

グルメ系ウェブメディアの編集・ライターを経てフリーライターに。フードアナリストの資格を持ち、現在マガジンハウス『Hanako.tokyo』や徳間書店『食楽web』、ぐるなび『dressing』、日経『大人のレストランガイド』などで飲食店取材記事や食のエッセイを執筆中。