学芸大学『コーヨーハイツ』、グルメ激戦区に「おとなの酒場」で挑む。『神楽坂 夢二』の新業態!
カウンターメイン、少量多品種、原価の安い酒場料理も取り入れてコストカット
大戸氏によると、新店オープンに際して利益を出すために工夫した点は3つあるという。1つは、ホールスタッフの手間がかかってしまうテーブル席を造らず、カウンターメインのオープンキッチンというレイアウトにしたこと。これによりスタッフは調理含め3人から2人に減らすことができ、人件費を抑えられているという。
2つ目は、料理のポーションを『神楽坂 夢二』よりも小さくし、様々なものをちょっとずつ味わえる少量多品種にしたこと。これにより、一品あたりの値段を、20〜30代のターゲット層も手が伸びやすい価格帯にしている。
画像を見る3つ目は、割烹料理をメインとしながらも、スパサラやコールスロー、ハムカツなど原価の安い酒場料理もラインナップすることで、原価のバランスを取っていること。
また、店名を横文字にし、ロゴを配したグラスを制作するなど、ターゲット層が来店しやすい雰囲気作りも見逃せない。制服をオリジナルのボーリングシャツにして親しみやすくし、BGMをレトロなシティポップにするなど、気軽に飲みに通える環境作りも徹底している。
会社としての売上は2億円。今後も飲食店の出店を計画
オープンして間もないため、まだ売上のデータは出ていない『コーヨーハイツ』だが、想定客単価約7,000円、月間来店者数約600人、月商約400〜420万円を目指しているという。現在、飲食店経営と飲食店向けコンサル事業の、2本柱でビジネスを行うbros&co.。会社としては飲食店経営の売上が上がってきており、その比率は6:4で今期の売上は約2億円にも上るという。
今後について大戸氏は「人と物件の巡り合わせがないと出店できませんが、今後も飲食店舗を増やしていきたいと考えています。基本的には和食をメインに、『コーヨーハイツ』をさらに食堂や立ち飲みにしてみたいですね」と展望を語ってくれた。
『コーヨーハイツ』
住所/東京都目黒区鷹番3-7-13 弘洋ハイツ101
電話番号/03-6303-0514
営業時間/17:00〜23:00
店休日/不定休
坪・席数/8坪、カウンター15席
https://www.instagram.com/co_yo_heights/