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三軒茶屋の注目の新店『大衆酒場アダルト』。気の合う2人で楽しみながら「黒字」発進!

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オーナーの雲谷直樹氏(左)と店長の辻峻太郎氏(右)

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9月21日にオープンしたばかりの三軒茶屋『大衆酒場アダルト』。飲食店の多いエリアから外れた人通りの少ない路地に面しており、決して恵まれた立地とは言えないが、平日の開店直後からすぐに客席は埋まっていた。実際に界隈でも、その繁盛ぶりが話題となっている。開店から間もないにもかかわらず、なぜここまで賑わっているのだろう?

今回はそんな同店の共同経営者である雲谷直樹氏と辻峻太郎氏に「客を呼べる店づくり」について話を聞いていく。

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階段を下りた先に店があるため外からは店内が見えない

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フィーリングや楽しさを重視した店づくり

辻氏「地下で店内は見えないし大きな看板も出せないうえに、三軒茶屋で飲食店が密集している世田谷通りや茶沢通りの周辺でもないんですが、駅から近くて家賃が安いのが決め手でした」

雲谷氏「実は内見を始めて一軒目に決めたんですよ。最初はゆっくり探すつもりでしたが、地下だけど意外に開放感もあるし、騒がしすぎない雰囲気を2人とも気に入ったので即決でした」

店舗選びから計算され尽くしていた訳ではなさそうだ。むしろ、フィーリングやノリの良さを大切にしているようにも感じる。

店内の様子。より開放感を出すためスペースに余裕を持たせている

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『アダルト』という店名も気になるポイントなのだが……。

辻氏「それを聞かれると困るんですけど、深い意味はないんです(笑)。響きとかキャッチーさで覚えやすいかなと思ったくらいで、10個くらいアイデアを出して相談し、看板を見て店名だけでも印象に残ればいいなということで決めました」

雲谷氏「地下だからアダルト感があるかも、みたいな冗談話はお客さんとしたりしますけど。まったく印象に残らないよりかはいいと思っています。おっぱいハイとか元気ビンビンサワーといったメニュー名でほんの少しだけアダルト感があるくらいですね」

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松嶋三郎

ライター: 松嶋三郎

フリーランスのライター。堅いネタから柔らかいネタまで、週刊誌やビジネス誌など紙・Web問わず多数のメディアで執筆中。「書く記事はジャンルも内容も媒体も食わず嫌いしない」がモットー。 https://twitter.com/matsushima36