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開業者の声「Coronetta」

2014年9月3日

お店情報

店主/安川 賢司(ヤスカワケンジ)
業種/イタリアンレストラン
立地/231-0064 港区三田5-5-4
最寄駅/JR山手線・京浜東北 田町駅/都営浅草線 三田駅
電話番号/03-5439-5345

店舗データ

店舗面積/14.0坪 46.28m2
客席数/19席
開業日/2014年5月8日
営業時間/ランチ/11:30〜15:00(LO14:00) ディナー/18:00〜23:00(LO22:00)
定休日/未定
ターゲット層/40代女性
客単価/1200円〜6000円

開業資金

開業資金(総額)/1400万円
開業資金(自己資金)/400万円
開業資金(借入金)/1000万円

開業資金について

物件取得費・・・300万
デザイン設計・施工費・・・600万
厨房機器・・・150万
備品・雑費・・・150万
運転資金・・・200万

スケジュールについて

<スケジュールについて>
【2008年】開業決意
【2013年11月】物件交渉開始
【2014年3月】デザイン・設計施工会社の選定開始
【2014年2月】物件契約
【2014年3月下旬】施工着工
【2014年4月下旬】施工完了・引渡し
【2014年5月7日】プレオープン

開業を決意したのはハタチのころです。本格的に料理の道に進もうと決意したとき、「いつか自分の店をだそう」と心に誓いました。

具体的に動きだしたのは6年前で、「そろそろ自分の店を」と考え、まずは休日にいろいろな土地を見たり、通勤の際も遠回りをして街の雰囲気を観察することからはじめました。

イタリアにも修行に行きました。最初の1年間は一つの店に固定して入って働き、2年目はいろいろな店でアルバイトをしながら本場の料理をいろいろな店を通して学びました。
そのとき、いつかお店を開くことになったら飾ろうと、寄せ書きをしてもらっていた国旗があるのですが、やっとお店に飾ることが出来ました。

業者選定について

物件探し:不動産業者
デザイン・施工会社:大西香次郎 Vase Co.,Ltd(店舗デザインのマッチングサービス利用)
厨房機器・備品:以前働いていた店からの譲受、合羽橋等での購入
食材:お付き合いがあった業者や友人の紹介による業者

店舗のデザイン・施工は「店舗デザイン.COM」でお願いしました。
厨房機器は、もともと働いていた店が閉店してしまったので、そこからフライパンや鍋を譲り受けました。足らないものは合羽橋やホームセンター等で購入しました。
食材は、いままで働いていた店でお付き合いがあったところや、友人に紹介してもらった業者です。

開業までに困ったこと

開業するまでの全体を通して挙げるとすると、「借入れ」が最も苦労しました。
ちょうど年度末で、消費税増税に伴う処理や、これは完全に先方都合なのですが先方の人事異動や組織変更の時期と重なってしまい、“対応が遅れます”ということで、結果的に施工までも遅れてしまいました。

その他もいろいろと課題や悩みは発生しましたが、自分が「やりたい」という意志でやっていることですので、苦ではなかったですね。

物件探しについて

どこにオープンさせるか、ということを考え始めたのは6年ほど前です。
休日にいろいろな場所に出かけて町並みや人を観察したり、普段の通勤が自転車だったため少し遠回りして通ったりしながら、いろいろな場所を検討しました。

その中で、気になる場所がでてきたら自分で交通量調査も行いました。
どのくらいの時間帯に、どういう人がどのくらい通るのか、というのを調べてまとめたりもしましたね。

でもやはり、その土地のことはその土地の不動産屋さんが最も情報を把握していると考えましたので、候補の土地が出てきたら不動産屋さんに直撃して・・・1箇所でも多いところだと10件くらいは回りました。合計40〜50件は不動産屋を訪問したと思います。

港区に絞って考えていたところ、現在の物件が空いたという連絡をもらいました。
最終的に現在の物件に決めた理由は、まず状態がよかったということですね。
居抜き物件だったのですが、やはり既存の物がそのまま使用できるので、状態が良いというのは最大の決め手になりました。

オープン後について

予想していたより、女性お1人でも来ていただけること、会社勤めの方より住民の方のほうが多い、ということです。
また、分かっていたことですが人が“引く”のが早い、ということですね。昔からある土地なので、年配の方々にもお問い合わせをいただいています。

空間作りへのこだわり/開業される方へメッセージ

<空間作りへのこだわり>
私は、料理を出した瞬間と一口目の表情を必ず見ます。なぜかというと、一口目を食べた瞬間の表情で、その人の料理に対する評価や満足度が分かるんですよね。

味覚は、たとえばその方の体調や食事をする場所など、些細なことにも影響されると思うので、少しでも「美味しい」と感じていただけるよう、環境作りは大切にしました。

たとえば居心地というのは、座りやすい椅子から始まると思うのです。そこで、カウンターの足元のステップも、数センチ単位でお願いしました。実際に他のお店に行って計測させていただいたり椅子のショールームにも見に行ったりして、予算の中でどれだけ居心地のいい空間にしていけるか、というのは常に考えていました。


<開業される方へメッセージ>
まず、お店をオープンするのに大事なことは「立地」ですね。
店舗デザイン.COMで繋がった業者さんからも、私が初めての開業ということもあって立地についてのアドバイスをいただきました。
「これまでの経験で培った、立地の判断や物件と店舗内容の向き・不向きの判断も出来ます」というのをセールストークにされているところもあり、確実に「立地」なんだと改めて感じました。

お店の場所と提供する料理・金額のバランスというのは重要になってくるので、立地は確実に見たほうがいいですね。

私も何年もいろいろな土地を見てきましたが、やはりやってみないと分からない部分はあると思います。ですが、可能な部分は不動産業者などプロの方に意見を聞いたり、気になる土地は自分で交通量調査をしたりして徹底的に行いました。

私の場合は、当初コース料理のみ提供する店を考えていたため、「お金を使って外食をしてもらえる土地」というのを軸に場所を絞って考え始めました。

またこれは、共通して言えることですが、特に飲食業界が初めての方は、「お店をやりたい」という気持ちが最も大事だと思います。強い気持ちがあれば、探究心も沸いてくるでしょうし自ら勉強すると思います。そして、お客様を「好き」かどうかということ。お客様を好きと思える人は、自然とお客様のために目配り心配りが出来ますし、それが店の成功に繋がるのではないかと思います。

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