真のラーメン激戦区はどこ?23区別ラーメン業態の競合店が多いランキングを発表!
2017年4月28日

そこで今回は東京23区の業態占有率を調査。各区ごとに業態ごとの店舗数を集計し、全飲食店舗数に占める業態の割合(以下、占有率とする)を算出しました。まずは人気業態のひとつ、ラーメン店の集計結果をランキング形式でご紹介します。
1位 新宿区 196店舗
2位 千代田区 148店舗
3位 港区 139店舗
4位 世田谷区 110店舗
5位 渋谷区 108店舗
6位 足立区 104店舗
7位 豊島区 98店舗
7位 大田区 98店舗
9位 品川区 96店舗
10位 中央区 95店舗
11位 杉並区 94舗
12位 台東区 85店舗
13位 板橋区 84店舗
14位 江東区 80店舗
15位 葛飾区 72店舗
15位 江戸川区 72店舗
17位 中野区 62店舗
18位 北区 57店舗
19位 墨田区 56店舗
20位 目黒区 50店舗
21位 練馬区 49店舗
22位 文京区 42店舗
23位 荒川区 37店舗
ラーメン業態の店舗数ランキングは、1位新宿区、2位千代田区、3位港区という結果でした。
3区とも飲食店の店舗数自体が多く、また新宿区は新宿や高田馬場、千代田区は神田、秋葉原などのラーメン激戦区と呼ばれるエリアを含むため、順当な結果と言えます。
対するワースト3位は、練馬区、文京区、荒川区でした。

■ラーメン業態の占有率ランキング(23区)
1位 板橋区 5.45%
2位 杉並区 5.16%
3位 足立区 5.15%
4位 中野区 4.80%
5位 葛飾区 4.71%
6位 品川区 4.50%
7位 北区 4.43%
8位 荒川区 4.30%
9位 千代田区 4.21%
10位 江東区 4.16%
11位 豊島区 4.00%
12位 大田区 3.99%
13位 新宿区 3.98%
14位 江戸川区 3.96%
15位 世田谷区 3.94%
16位 墨田区 3.87%
17位 目黒区 3.51%
18位 台東区 3.33%
19位 文京区 3.29%
20位 練馬区 3.29%
21位 渋谷区 3.08%
22位 港区 2.41%
23位 中央区 1.85%
ラーメン業態の占有率ランキング1位は、板橋区の5.45%でした。次いで杉並区の5.16%、僅差で足立区の5.15%が続きます。
ラーメン業態のみの店舗数ランキングでは、板橋区は13位、杉並区は11位、足立区は7位と高くはありませんが、全飲食店舗数に占めるラーメン店の割合は高いという結果が出ました。
実際に、板橋区では大山や成増、足立区では北千住や竹ノ塚といった隠れラーメン激戦区と呼ばれる場所が多いのも事実です。
他のエリアに店舗数では劣るものの、さまざまな業態の飲食店がある中でラーメン業態が一定の割合を占めているということは、そのエリアでラーメン店の市場があることを示していると言えます。
ワースト1位は中央区の1.85%でした。店舗数ランキングでも10位と、ラーメン店の数自体が多くないことも要因の一つと考えられます。
続く港区は店舗数ランキングでは3位でしたが、占有率では2.42%に留まりました。同様に店舗数ランキングでは1位の新宿区は13位、2位の千代田区は9位と、大きく順位を落としています。
ワースト3位の渋谷区も含め、ラーメン業態の店舗数は少なくないものの全体の飲食店舗数が多く、また営業している業態も多岐にわたるため、こうした結果になったと考えられます。
これらの結果から、店舗数が少ないからといって一概に需要がないとは言い切れないことが分かります。ただし、業態専有率の高いエリアでは、他の地域に比べて競合店に勝ち抜くための工夫が必要という見方もできます。
出店予定地を選ぶ際、出店するラーメン店の系統やターゲット層に合致しているかは重要な要素です。ただそれだけに縛られることなく、周辺のラーメン店との違いや出店後にどんな店になりたいかという点も考慮してみてはいかがでしょうか。そのためにも、まずは同業態や競合店のリサーチをしっかり行いましょう。
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