1階路面店の割合が多い区・少ない区のランキングを発表!
2017年6月27日

■1階路面店数の割合ランキング(23区)
1位 板橋区 74.6%
2位 足立区 73.1%
3位 練馬区 70.8%
4位 墨田区 68.9%
5位 江東区 67.6%
6位 江戸川区 66.8%
7位 杉並区 66.0%
7位 太田区 63.5%
9位 葛飾区 63.2%
10位 文京区 62.9%
11位 中野区 60.8%
12位 北区 60.3%
12位 品川区 60.3%
14位 荒川区 56.9%
15位 世田谷区 56.1%
16位 目黒区 50.6%
17位 千代田区 47.7%
18位 台東区 47.5%
19位 豊島区 45.4%
20位 渋谷区 45.0%
21位 新宿区 44.3%
22位 中央区 38.0%
23位 港区 37.6%
※集計期間:2016年6月~2017年5月
東京23区における1階路面店数の割合が多い区は、1位板橋区、2位足立区、3位練馬区という結果でした。
1位の板橋区はハッピーロード大山商店街をはじめとした商店街が多数あり、古くからの個人店も多い地域です。2016年には区の事業として飲食店の起業コンテストが行われています。物件数自体は多くありませんが、賃料の相場が低く、土地勘があれば比較的出店しやすい地域と言えます。
2位の足立区は、昨今賑わいを見せる北千住を擁しており、また千住地区を中心に大学の新キャンパス誘致が積極的に行われていることで、地域の印象が変わりつつあります。学生などの若者が増えている一方、高齢者数も多く、外国人登録人口も多い地域なので、出店の際はターゲット層を明確にする必要があります。
3位の練馬区は、23区内で第2位の人口を誇るベッドタウンで、店舗の賃料も比較的安い地域です。会社員の一人暮らしからファミリー層まで居住しているため、潜在顧客が多い可能性はありますが、駅前を除けばほとんどが住宅のため、地域密着型の店舗を希望している出店者向けと言えます。
一方、1階路面店の割合が少ない区は、1位港区、2位中央区、3位新宿区という結果でした。ランキング上位を占める地域の大半が住居立地であるのに対し、下位の地域は主に商業立地です。4位以降も渋谷区、豊島区と続き、順当な結果になりました。
ランキング下位の区は、商業立地であるとともに人気の地域でもあります。そのため物件が空かない、もしくは空いても需要が高く、すぐに決まってしまうものと考えられます。ただし1階路面店は、割合としては少ないものの物件数自体が多いため、出合うチャンスは少なくないと言えます。

また、人気のエリアは時代とともに移り変わります。今後は2020年のオリンピック開催などに向けて、さまざまな地域で街の様子が変わっていくことも予想されます。既成のイメージに捉われず、第一希望の地域以外で物件を探してみるのも一つの方法です。
「駅前」「1階路面店」「居抜き」などの魅力的なワードに惑わされず、どんな店にしたいか、どんな方に来店してほしいかを軸にして、広い視野でリサーチをしてみてください。
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