住宅街・郊外に店を開く場合の物件の選び方と注意点~大阪府編~
2020年2月21日

住宅街・郊外に店を構える際の物件の選び方
住宅街や郊外で出店を考える場合は、オフィス街や駅前とは違う視点での判断が重要になります。郊外出店における物件選びのポイントは「地域の人々がよく利用する生活道路が近いか」「目につきやすい店構えになっているか」「駐車場はあるか」など、ある程度人の目に触れ、入店する際の最低条件が整っているかという点。そもそも店の存在に気づいてもらえなければ、集客は相当に難航を極めるはずです。
また人口密度の低い郊外では、ふらっと立ち寄ってもらうことを期待するよりも、「あの店に行こう!」と思ってもらえるようなプロモーションを行いたいもの。視認性の良い看板を設置することはもちろん、SNSを活用した周知活動も積極的に行いましょう。アニマルカフェやライダーズカフェなど、特殊性のある業態にするのもアイデアのひとつです.
唯一の高級住宅街がある「大阪市住吉区」
「帝塚山」という、大阪市の中で唯一の高級住宅街があり、治安が良いことで評判の地域。ファミリーをターゲットにしたレストランやパン屋のほか、高級住宅街近辺では、素材にこだわった高級志向の飲食店やバルなども受けそうです。■<飲食店.COM>大阪市住吉区の店舗物件
7区から構成される大阪第二の大都市「堺市」
美原区は文化財が多く、比較的落ち着いた土地柄。鉄道駅がなく車社会のため、駐車場付き店舗が必須です。南区や東区はベッドタウンとして人気。駅前であれば、ビジネスパーソンをターゲットにした居酒屋も良いでしょう。一方、堺区や中区は繁華街になっており、一晩中にぎやかです。立ち飲み屋のように気軽に入れる店舗も良いですが、周りの店との差別化が必要になります。■<飲食店.COM>堺市の店舗物件

住宅都市ながら、多くの企業や大学などを有する「吹田市」
大阪駅・梅田駅へのアクセスが良好な吹田市は、子どもや女性でも安心して暮らせる治安のよい地域です。ベッドタウンとしてファミリー層からの人気も高く、買い物に便利な商店街も豊富。昼間のママ友ランチなどに使ってもらえるようなリーズナブルかつオシャレなカフェ、日常使いのパン屋などが好まれそうです。駅前なら、ビジネスパーソンや大学生などを狙った居酒屋もおすすめです。■<飲食店.COM>吹田市の店舗物件
ファミリー層が多く、のどかな雰囲気漂う「豊中市」
豊中市は駅前に幼稚園・小学校・中学校が集まる文教エリア。子どもが多いため警察と地域住民の防犯意識が高く、非常に落ち着いた地域です。ファミリー向けのレストランや、子どもも一緒に入りやすいカフェが好まれそうです。お子様メニューを用意する、客席の一角に子どもが遊べるエリアを作る、待ち時間に読める絵本を用意するなど、細やかなサービスが喜ばれます。■<飲食店.COM>豊中市の店舗物件
住み良いセレブタウン「箕面市」
富裕層が多く住む箕面市の南側は池田市・豊中市と接しており、大学生らで賑わっています。若者向けの食堂風飲食店だけでなく、インスタ映えを狙ったメニューも人気が出そうです。一方で、箕面市には「箕面の滝」を始めとした自然豊かな観光スポットも。休日には観光後の休憩スポットとして立ち寄れるように、駐車場を併設できるのが理想です。■<飲食店.COM>箕面市の店舗物件
同業者は多いが、人の回遊も多い「茨木市」
茨木市は東側に娯楽施設が集まっており、飲食店やアパレルショップも立ち並んでいます。ライバルが多いため、独自性を大切にしたいところ。西側にはオフィスビルが立ち並び、昼間は多くのビジネスパーソンが集まります。ランチタイムに焦点を当てたメニューを展開するほか、昼と夜で店の雰囲気を変えるなど、安定した集客を図る工夫が望まれます。■<飲食店.COM>茨木市の店舗物件
馴染みのない街に出店する際は、実際に足を運んでみよう
出店予定の地域に馴染みのない場合は、土地が抱えるニーズとミスマッチがおこる危険も。ネットリサーチや不動産業者からの情報収集も大切ですが、気になる街には実際に足を運んでみることも重要です。同じ地区にライバルとなりそうな店がある場合は、ある程度の期間調査するなど、入念に準備しましょう。<飲食店.COM>店舗物件を探す
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