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AIを飲食店開業に役立てるなら、何ができる?メリットと事例を紹介

2025年1月28日

画像素材:PIXTA

AI(人工知能)とは、コンピュータが人間のように考え、行動することを目指すシステムや技術のことです。AIは特に、繰り返す作業、マニュアルに沿ったり業務の代用を得意とするため、飲食業界はもちろんさまざまな分野で活用されています。この記事では、飲食店開業時に知っておきたいAI活用の可能性を取り上げます。

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AIが接客業務をすることで得らえる4つのメリット

業務効率化を目的に接客業務にAIを用いることは「AI接客」と言われます。飲食店で増えているAI接客は、タブレットを使った注文システムや、セルフレジなどがあります。
AI接客には、次のようなメリットがあると考えられます。

1 人手不足を解消できる
2 人件費を抑えられる
3 サービスの質を一定に保てる
4 多言語で接客ができる

飲食店でAIに業務をまかせると、従業員は人でなければできない業務に時間を充てることができます。例えば、メニューの紹介やメニュー選びのお手伝いをする、お客さまの様子を見て細やかなサービスをするなどです。AIの力を借りることで、お客さまにとってより良い空間を作り出せるのです。

タブレット注文システムや、セルフレジ以外には次のような事例があります。

配膳ロボがコミュニケーションをとる

ファミレス大手すかいらーくグループなどで目にすることが多い、ネコ型配膳ロボット「BellaBot」。安全に障害物をよけ、料理を目的のテーブルまで運びます。AIのすごさを感じるのはその音声。道をあけてくれた人にお礼をしたりと人間さながらの言動をします。
単に配膳するのではなく、お客様とコミュニケーションが取れるのがAI配膳ロボットの魅力です。

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商品の需要を予測し、食品ロスを減らす

多くの飲食店ではメニューをできるだけ欠品させないようにと、仕入れを十二分にし、仕込みをしているはずです。一方で販売実績を分析して発注をするほどの時間的余裕はなく、経験に頼って仕入れをしているでしょう。

大手寿司チェーンのスシローでは、AIを活用した需要予測システムを導入しています。具体的には、レーンを流れるすべてのすし皿にICタグをつけ、たくさん食べられているネタ、廃棄させるネタ、天候や着席時間などのデータを収集し、需要を予測。適切な量の寿司ネタを準備できるようになり、フードロスの削減を実現しています。

AI通訳機を導入し全従業員で多言語対応

インバウンド対策のためメニューを多言語表示にする店舗が増えてきましたが、外国語での接客が求められる場面はあります。そこで活用されるようになってきたのがAI通訳機です。

AI通訳機のひとつ「ポケトーク」は、互いの言葉を話せない人同士が自国語のままでの対話を可能にします。
外国語が堪能な従業員がいても、ひとりに接客の負担が集中してしまうのは課題。AI通訳機を導入しておけば、従業員全員が言葉の壁を乗り越え接客することができます。

生成AIで広がる可能性

従来のAIが、繰り返したり、マニュアルに沿ったりする業務を自動化するのに対し、生成AIは文章や画像などさまざまなコンテンツを新たに生み出すことができます。さらに生成AIは、顧客の嗜好や行動履歴などを分析し、パーソナライズしたサービスを提示できます。

当サイト「飲食店ドットコム」でも、急速に発展するChatGPT等の生成AI技術に着目。飲食店の業務効率化・負荷削減を推進するサービスの展開を控えています。生成AIを活用した新たな付加価値のサービスからは目が離せません。

▼「飲食店ドットコム」の生成AIを利用したサービスについて詳しくは(リンク:https://www.synchro-food.co.jp/news/press/4818

また、「飲食店ドットコム ジャーナル」の下記記事では、飲食店の生成AI利用についてレポート。生成AI「ChatGPT」を利用して、「新メニュー開発」「SNS投稿の作成」「店内掲示物のチェック」などを試しています。

▼飲食店が「ChatGPT」を活用するためのテクニック。メニュー開発からSNS運用まで(リンク:https://www.inshokuten.com/foodist/article/7057/

画像素材:PIXTA

実際に生成AIに飲食店で何が利用できるか質問した結果

以下は、googleの無料で利用できる生成AI「Gemini」を利用して「飲食店における生成AI利用法」を聞いてみた結果です。今すぐにでも取り入れられそうなものを抜粋して紹介します。



メニュー作成:創造性と効率性の融合

生成AIは、過去のデータやトレンドを分析し、新しいメニューのアイデアを提案できます。季節の食材や顧客の好みを考慮したメニュー案の作成はもちろん、メニューブックのデザインやキャッチコピーの生成も可能です。これにより、メニュー開発の時間を大幅に短縮し、創造性豊かなメニューを提供できます。

POP作成:効果的な販促で集客力アップ

ターゲット層に合わせたキャッチコピーやデザインをAIが提案することで、効果的なPOP広告やチラシを簡単に作成できます。写真やイラストなどの素材と組み合わせることで、視覚的に訴求力のある販促物を作成できます。

多言語対応:言葉の壁を越えたおもてなし

外国人観光客向けの多言語メニューや案内文をAIが自動生成できます。アレルギー情報や食材の説明なども多言語で提供できるため、言葉の壁を感じさせないスムーズな接客が可能になります。これにより、外国人観光客の満足度向上に貢献し、インバウンド需要の取り込みに繋がります。例えば、英語、中国語、韓国語など、複数の言語に対応したメニューを瞬時に生成できます。



生成AI導入には、データ収集と整備、導入コスト、プライバシーへの配慮などが重要です。目的を明確にし、適切なAIツールを選定することで、効果的な活用が期待できます。



いかがでしたでしょうか。

AIの活用にはメリットがある反面、運用コストがかかる場合があることや、トラブルを想定して対策を進めておく必要があるなど注意点もあります。自店の目的や予算に適したサービスの導入を検討してみてください。

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