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開業者の声「atKiln」

開業者の声「atKiln」

2015年1月7日

お店情報

店主／長谷川良介（ハセガワリョウスケ）
業種／陶芸教室に併設するカフェ
立地／107-0062 東京都港区南青山6-6-22 1/2F
最寄駅／東京メトロ千代田線・銀座線・半蔵門線表参道駅
電話番号／03-5778-3196
URL／http://www.atkiln.com

店舗データ

店舗面積／44.0坪　145.45m²
客席数／26席
開業日／2014年10月29日
営業時間／10：00〜20：00(スタジオ・ギャラリー)/11:00〜21:00(カフェ・ショップ)
定休日／日・祝
ターゲット層／20代後半〜40代前半の女性
客単価／700円

開業資金

開業資金（総額）／3000万円

開業資金について

総額およそ3000万円程度

スケジュールについて

【2014年9月】開業決意・方針確定
【2014年11月】物件探し開始
【2014年11月】デザイン・設計施工会社の選定開始
【2014年3月】物件交渉開始
【2014年6月１日】物件契約
【2014年7月27日】施工着工
【2014年9月18日】施工完了・引渡し
【2014年10月6日〜26日】招待客向けソフトオープン
【2014年10月28日】プレス向けプレオープン・レセプション
【2014年10月29日】オープン

陶器の卸し等をしている親会社が、美濃焼きの産地である岐阜県多治見市で104年目になる会社なのですが、現在の4代目の社長が引き継いだときから「次の100年に向けて新しい事業を模索したい」ということ、後継者不足の問題など元気がない産地に「もう一度息を吹き返したい」ということで、何か新しい取り組みが出来ないかと5年前から構想を練っておりました。
この想いを実現していくため、店内も入口のタイルや陶芸教室で使う電気釜など可能な限り多治見で調達しています。この店でそれらを使用することで、産地にスポットを当てていきたいと考えています。
今後はこの店舗を第一号店とし、東京を中心に目標は30店舗ほどに広げていきたいと考えているので、多治見にはその総本山としてブランディングしていけたらと考えています。

業者選定について

物件探し：インターネットや不動産業者などを利用
デザイン･施工会社：マッチングサービスにて株式会社 kloka
厨房機器・備品：株式会社 klokaの紹介業者よりリース契約
販促・PR：自社で対応

開業までに困ったこと

1番は、やはり物件探しです。この物件に辿り着くまでに4か月掛かりましたし、見つかるまでは日々情報収集を行い、自由ヶ丘、代官山などいろいろな場所へと足を延ばしました。
今回、第1号店ということで妥協したくなかったということもあり時間がかかりました。
100軒以上、内見した物件の中で「ココなら！」と決めた物件ですので、来てくださった方々に私たちの伝えたかったことや表現したいことが伝わっていくような空間にしていきたいと思います。

＜今回の店舗で最もこだわった部分について＞

物件探しについて

第1号店ということもあり「絶対に妥協したくない」という思いがありました。何軒か決まりそうなところまでいった物件もありましたが、現在の店舗のような天井の高さ、2層になっていること、広さが最低30坪はあること、なおかつ路面店…という希望条件を挙げていたため、なかなか物件が見つかりませんでしたね。物件は毎日チェックしていましたし、内見した物件だけでも100は超えています。

＜現在の物件に決めた理由について＞
なによりも、私たちが表現したかった取り組みや演出を、この物件なら120%実現できると感じたことが決め手となりました。1店舗目ですので、まずはこの店舗でしっかりと作り込んで表現していくことが、後々のブランディングに繋がっていくと考えています。

開業される方へメッセージ

やはり「妥協しないこと」が大切になってくると思います。私自身も、妥協せずに諦めないで続けてきたことで、いろいろと道が生まれ、繋がっていき、良い出会いにも恵まれたと思います。
コスト面でも、しっかりと自分のイメージを作り上げるためにはお金や時間、手間を惜しまない方がいいと思います。たとえばこの店舗でも、仕上がった後に壁の色合いに違和感があり、もう一度塗り直しをしたりしています。
自分のやりたいことや表現したいことと、いろいろな兼ね合いのバランスを上手に取りながら、妥協をせずイメージを形にしていって欲しいと思います。