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サラリーマンの町であり、歴史もある「神田」への飲食店出店。チャンスのある業態は?

2018-01-25 14:16:59.0

Photo by iStock.com/kawamura_lucy
2018年元日、神田にまつわるニュースがありました。千代田区猿楽町と三崎町が、神田猿楽町と神田三崎町という2つの町名を50年ぶりに復活させたというのです。町名変更とは住居表示の変更を伴うので簡単ではないのですが、地域町会の発案に区議会も同意し、3年がかりで準備したそうです。江戸を彷彿とさせる「粋でいなせな」神田を復権しようという機運を感じさせる出来事です。

ただし、上記2つの町はそれぞれ水道橋、神保町近くに位置していて、神田駅からはかなり離れています。「神田」という伝統ある町名を名乗る地域はとても広いのです。そして神田駅から徒歩圏内には多くの駅があります。

「秋葉原」「小川町」「淡路町」「岩本町」「新日本橋」「三越前」が徒歩6分圏内、さらに「新御茶ノ水」「小伝馬町」「御茶ノ水」までが徒歩10分圏内です。御茶ノ水駅北に位置する神田明神や、神田から徒歩14分ほどに位置する「神保町」あたりまで、神田駅の西側一帯が古くは神田と呼ばれていました。多くの路線と駅が集まっているので、今もこの広域エリア全体で人の流れはつながっています。

「庶民価格の店」が多い神田エリアの特徴をピックアップ

神田駅から徒歩6分圏内に絞り込み、エリアの特徴を紹介します。

■「寿司」「天ぷら」「蕎麦」など、和の庶民価格の老舗が多数
神田は江戸の、あるいは昭和の味を伝える店が健在です。寿司では創業が江戸時代という『神田笹鮨』や江戸前あなごが有名な『すし定』、リーズナブルな『神田 江戸っ子寿司』。天ぷらなら『八ツ手屋』『てん亭』、蕎麦では有名な『まつや』や『尾張屋本店』『やぶそば』など。また、名物女将が伝統を守る創業90年超のおでん屋『尾張家』やうなぎの『いづもや神田本店』も外せません。多くの店ができるだけ値上げせずにお手ごろ価格を維持しながら営業し、「リーズナブルでおいしい」と評価を得ています。江戸や昭和の情緒を残す町としては浅草や上野のほうが観光客を集めていますが、「食」に関しては、神田もその名を連ねてしかるべきといえるでしょう。

■昔は職人と町人の町、今はサラリーマンの町
神田駅周辺は、江戸時代には職人・町人の町でした。「内神田」「鍛冶町」は江戸時代には大工や左官、鋳物師などが在住する職人・町人の町、「神田多町」には野菜市場がありました。「宵越しの銭は持たない」という江戸っ子気質も、この界隈に息づいていたのではと思われます。そして昭和から現在に至るまでは、神田は「サラリーマンの町」であり、各種の庶民的な飲食店がサラリーマンの食を支えています。そして先に紹介した老舗店もそこに含まれることが神田の特徴です。

サラリーマン向けの古き良き飲食店は他にもあります。『珈琲専門店 エース』『神田珈琲園』『ブラジル館』などの喫茶店です。これらの店では早朝よりモーニングを提供しています。

■新規参入する店は「鮮魚居酒屋」「エスニック・カレー」「肉」など
神田には新しい店舗も参入していますが、業態に特徴があります。まず多いのは鮮魚居酒屋。チェーン展開する『俺の魚を食ってみろ』の神田本店、鮪がウリの『べっぴん』、いわし料理の『かぶき』など、安くてうまい魚の店に事欠きません。他には『東京ブッチャーズ』に代表される肉業態の店も増えています。

神田では毎年「神田カレーグランプリ」が開催されます。カレーでは同じ神田でも神保町界隈のほうが有名ですが、神田駅近くからも『Shapla』『G-days』などが参戦。カレーのほかエスニック料理店も多く営業しています。

■広義の「神田」で連携している
毎年盛大に開催される「神田祭」は神田明神を拠点に開催され、西は御茶ノ水、東は秋葉原や神田駅周辺を含めた広域が参加します。また「神田・日本橋ワイン祭り」では、神田の南方に位置する日本橋と連携しています。神田駅とその周辺のエリアには伝統を受け継ぎつつ新しいイベントを仕掛け、地域協働しています。個人で出店した場合にはこのような地域のつながりが頼りになるでしょう。

相場はやや高めなので対象エリアを広げて探す

Photo by iStock.com/Nirad
この地域の飲食店の賃料は、15000円~25000円/坪とやや高めです。しかし神田には古いビルが多く、小さめの物件や居抜物件などが一定数出ています。採算を考えるなら繁華街から少し離れたエリアも検討しましょう。最初に紹介したように神田エリアは緩くつながっていて、そのほとんどがオフィスエリアであり、飲食の需要があります。実際に、駅から離れた場所に点々と個人店が営業しています。

■神田駅周辺への出店のポイントは?
個人で神田駅周辺への出店を考えるとすれば、居住人口が少なく休日の集客が難しいということをふまえ、在勤者向けに特化した業態での営業を考えましょう。例えば以下が考えられます。

・ランチの定食と夜のセットメニューで営業する洋食レストラン
・この地域に散見されるエスニック料理店の新業態
・カフェ、ラーメン店など終日営業しやすいフードも提供する店
・差別化できる自信があれば、カレーや鮮魚居酒屋にチャレンジ

また、神田駅の南エリアは日本橋や大手町のサラリーマンも流れてきます。今も秋葉原や三越前の再開発で周辺の街が急速に変貌を遂げているので、ビル建設予定などの情報を集め、人の流れを考えて将来有望な地点を選ぶことも必要です。

飲食店舗が多く競争は激しいですが、ターゲットに訴求できる店舗・料理なら口コミも期待できます。海鮮居酒屋チェーンなどで「神田本店」が多いところをみると、ここから第一歩を始める経営者は多いのかもしれません。チャレンジする舞台として検討してみてはいかがでしょうか。

神田駅の店舗物件一覧

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