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今春「東京ミッドタウン日比谷」がグランドオープン。日比谷エリアの飲食店事情は?

2018-02-16 16:48:33.0

Photo by iStock.com/tupungato
日比谷は古くからの社交と文化の中心地。日比谷公園に隣接するのが、日本初の国賓ホテルとして1890年に開業した帝国ホテルです。日比谷通り沿いの並びには、かつて鹿鳴館がありました。昭和に入ると多くの劇場・映画館が建てられ、上流階級だけでなく大衆も訪れるエンターテインメント拠点に。現在も大人の社交場というイメージを維持しています。しかし、周辺にはオフィスビルが集結している分、大きな商業施設が少なく、日比谷へ観劇に訪れた人は食事やショッピングのために銀座方面へ流れていくのが常でした。

そんな日比谷が今年、大変貌を遂げそうです。

大規模再開発「東京ミッドタウン日比谷」がついに開業

三井不動産が約10年をかけて日比谷公園に面する二つのビル跡地を再開発した「東京ミッドタウン日比谷」が、2018年3月29日にグランドオープンします。公式サイトによると、建物概要は以下の通り。

・地上35階、地下4階、延床面積役189,000㎡、敷地面積約10,700㎡
・商業施設:1階~7階(約60店舗、日本初出店5店舗、新業態22店舗)
・TOHOシネマズ日比谷:4~5階
・オフィスフロア:9~34階
・ビル敷地にイベント開催が可能な緑化広場

施設には地上広場のほか6階、9階などに緑化エリアが設けられ、日比谷公園との一体感を演出しているそうです。この新名所を中心に、今後日比谷全体が盛り上がることは間違いありません。

すでに建物は竣工し、テナントの情報も公開されています。日本初出店など注目のレストランを同施設のプレスリリースよりいくつかピックアップしてみました。

・6階空中庭園「日比谷テラス(仮称)」に隣接する約1,000㎡・150席のガーデンレストラン『Drawing House of Hibiya』
・京都南禅寺の老舗料亭『瓢亭』
・予約が取れない阿佐ヶ谷の人気寿司店『鮨なんば』
・パリで注目される中山豊光シェフが手掛ける『RESTAURANT TOYO』
・『クラフトマン』グループの新業態『lubina』
・代官山の人気ビストロ『Ata』の掛川哲司シェフによる新業態レストラン
・秋元さくら氏のカジュアルフレンチ『morceau』が目黒より移転
・ニューヨークで"街の小食堂"として人気の『Buvette』が、パリに続き日本初上陸
・書店『有隣堂』が提供する、カフェや雑貨店を融合した複合型店舗

このほかテナントには『スターバックスコーヒー』『カルディ』などが名を連ねていたり、複数の立ち呑み店があったりして、高級志向一辺倒ではなく、気軽な憩いの場所を提供してくれそうです。

Photo by iStock.com/paylessimages

日常の日比谷の主役・オフィスワーカーたちは「ランチ難民」!?

ところで、「日比谷」という町名はありません。日比谷公園に隣接する「千代田区内幸町」とミッドタウン日比谷や劇場がある千代田区有楽町の一角が日比谷と呼ばれています。江戸時代にはここが「日比谷入江」と呼ばれる海で、日比谷という名称は日比谷通り、日比谷公園などに受け継がれて残りました。1903年に開園した日比谷公園は東京ドーム12個分の広さで、隣接する皇居外苑とともに都心の貴重な緑地となっています。周囲には1970年代から多くの高層ビルが建設され、歴史ある大企業の本社などが入居しています。日比谷には華やいだ雰囲気がありますが、それは一部。日常の日比谷は、オフィスワーカーたちの街なのです。

日比谷一帯は区画整理されて洗練された雰囲気ですが、そこで働く人たちにとっては深刻な「ランチ難民」問題を生じさせています。昼時に混雑するエレベーター、飲食店フロアでまたも行列。少し歩けば日比谷公園や劇場街のレストランがありますが、そこは日比谷ブランドの「ちょっといいレストラン」ばかりで日常のランチには不向きです。そんなわけで昼時には、有楽町駅と線路脇にわずかに残る庶民的な飲食店街や、ときにはJRのガードをくぐった銀座・コリドー街あたりまで、たくさんの人たちが足早に急ぐ光景が見られます。

ランチ難民の受け皿を目指すなら有楽町周辺も視野に

2017年12月、三井不動産は傘下である帝国ホテルに隣接し、旧鹿鳴館跡地に建つNBF日比谷ビルを取得しました。帝国ホテルの建て替えをにらんだ次の大規模再開発への布石であり、東京五輪後の再開発が有力視されています。また、線路脇の庶民的な繁華街はどこも建物の老朽化が激しく、こちらも一挙に区画整理される可能性が十分にあります。昔ながらのラーメン屋や中華料理店が日比谷から消えてしまったら、落胆する人も多いのではないでしょうか。

日比谷で働くビジネスマンをターゲットに考えるのであれば、おすすめは日比谷駅から徒歩5分の有楽町駅周辺の出店です。日比谷のランチ難民はもちろん、仕事帰りの飲み会などの受け皿となるお店は需要が高いといえるでしょう。

東京ミッドタウン日比谷が人を呼び込み、エリアはますますグレードアップしますが、日比谷で働く人たちの普段の生活しやすさは別問題。同施設には日比谷ワーカーたちを意識したカジュアルな店舗もあるようですが、それらが受け皿となっていくどうか。今後の「街づくり」に注目です。

■日比谷エリアの立地情報 (「飲食店.COM 出店開業の準備-あの街でお店を出そう-」より)
日比谷駅の店舗賃料相場情報(直近1年間)・・・平均坪単価30,782円
日比谷駅の平均賃料相場年別推移(2014~2017年)…下降傾向
日比谷駅の店舗面積相場情報(直近1年間)…39.17坪
業態の割合…居酒屋・ダイニングバーが最も多く、次いで和食、洋食と続きます。

日比谷駅の店舗物件一覧

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