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神戸名物のビフカツをはじめ、中華やスイーツでも食文化を牽引するグルメエリア「元町」。飲食店出店のポイントは?

2020年3月31日

《兵庫県》神戸旧居留地の街並み 画像素材:PIXTA
神戸市の繁華街・三宮に隣接し、異国情緒に溢れる美しい街並が魅力の「元町」には国内外からの観光客が訪れるほか、多くの鉄道路線駅があり住みたい街としても人気です。元町の街事情と飲食店出店のポイントについてご紹介します。

住みやすく、観光地としても魅力の多い元町エリア

「元町」は名前の通り、今の神戸の「もとになった街」として知られ、その歴史は神戸港とともにあります。1868年(明治元年)に神戸港が貿易拠点として開港し、神戸村など3村が合併した神戸町が誕生。1874年(明治7年)に元町通と改称され、現在の神戸元町商店街へと発展しました。当時整備された外国人居留地が美しい街並を今に残しています。

元町には徒歩圏内に複数の駅があり、三宮や神戸はもちろん、大阪方面にもアクセスしやすいエリアです。
・JR神戸線「元町」
・阪神電車「元町」「西元町」
・神戸市営地下鉄海岸線「旧居留地・大丸前」「みなと元町」
・阪急高速神戸線「花隈」

元町駅のすぐ南は日本三大中華街のひとつ「南京町」、その東が大丸神戸店や美術館、ブランドショップなどがある「旧居留地」で、観光スポットになっています。
一方の北側は兵庫県庁があり落ち着いたオフィス街で、日本庭園を散策できる「相楽園」もあります。

歴史ある「神戸元町商店街」が賑わう一方で、再開発計画も進む

元町の賑わいを語るうえで外せないのが「神戸元町商店街」です。大丸神戸店の向かい側に東ゲートがあり、そこからJR神戸駅近くのハーバーロードの西ゲートまで、全長1.2kmにわたりアーケードが続き、店舗数は約300軒。

この商店街の特筆すべき点は老舗が多いこと。公式サイトのお店検索で「老舗」と入力してみると、明治から昭和初期に創業した鞄・時計・文具店などが今も営業していることがわかります。また、瓦せんべいの「亀井堂総本店」(創業明治6年)、きんつばの「本高砂屋」(明治10年)、カステラの「元町長崎屋」(明治35年)、神戸風月堂(明治30年)、ユーハイム本店(大正12年)といった和洋の菓子店があり、この商店街が明治時代から食文化を発信してきたことがうかがえます。一方で新店も続々オープンしていて、中には最先端カルチャーを紹介する店や個人経営の飲食店もあるようです。

隣の三宮と違って大きな駅近商業ビルがない元町エリアではこの商店街が主要なショッピングゾーンであり、携帯ショップやドラッグストア、有名チェーンの飲食店なども多く、常ににぎわっています。

もうひとつ元町にはユニークな商店街があります。それは「モトコー」の通称でも知られる「元町高架通商店街」。JR元町駅から神戸駅までの高架下に連なる、戦後の闇市から始まったとされる商店街です。ファッションや古本、庶民価格の飲食店などが並びディープな雰囲気が愛されてきましたが、現在はJR西日本による耐震改修工事で順次立ち退きを余儀なくされています。

駅北側にも再開発の計画があります。今後10年ほどの間に県民会館の移設、県庁舎の建て替えに伴いにぎわいゾーンが整備され、駅から相楽園・諏訪山公園へと続く遊歩道も造られるという内容です。

明治・大正・昭和から続く「変わらない姿」を令和の時代まで保ってきた元町ですが、近い将来かなり変貌するかもしれません。

洋食店、喫茶店など「古き良き時代」を彷彿とさせる飲食店が多数

元町には他のエリアからも多くの客が訪れる人気飲食店が多数存在し、一大グルメエリアとなっています。

まず挙げたいのが洋食店。西元町駅近くには創業明治4年からこだわりの高級和牛を提供し続けてきた「大井肉店」本店のレストランや「洋食の朝日」があり、神戸元町商店街においては「伊藤グリル」(大正12年創業)、元町北通の「ゲンジ」「クアトロ」なども広く知られるところです。多くの店で神戸名物のビフカツを堪能でき、手ごろな価格で人気の「クアトロ」では、コロッケを求めて行列もできます。

中華に関しては、南京町の「老祥記」「民生」「ぎょうざ大学」といった庶民的な店から、駅北側「二位」「杏杏」、旧居留地の「神戸元町別館牡丹園」などのやや高級感のある店までバリエーション豊か。日本最古の珈琲店といわれる「放香堂珈琲」(明治7年創業)をはじめ、「元町サントス」「観音屋」「元町ケーキ」など、喫茶・スイーツ店も豊富です。また、口コミサイトで非常に人気の高い2つのスペイン料理店「カセント」は駅北側、「bb9」はJR元町駅から花隈方面に数分歩いた裏路地にあります。
神戸・南京町 画像素材:PIXTA

新規出店が多く活気があるエリアなので、飲食店出店は検討の余地あり!?

元町駅の店舗賃料相場を調べてみると、直近1年間のデータで平均坪単価15,875円とかなり高め。やはり需要は大きいようです。しかし元町エリアでは個人店の新規出店例はかなり多く、可能性はあるといえます。

個人経営で人気となった飲食店のいくつかには「路地を入るやや不便な場所」「10席前後の小規模店」という共通点があります。古い街ということもあり、築年数が古くて狭い物件を探すというのも一つの選択肢となるようです。元町から神戸までの線路脇エリアには南側・北側とも小さな飲食店が点在しています。

また、神戸元町商店街への出店も可能性がないわけではありません。商店街への出店については天神橋筋商店街の記事でも紹介しているので参照してください。さらに、駅の北側の再開発エリアで探すという方法もあります。駅北側は官庁街ということでやや高級な店が多いですが、これからは普段使いの店も増えていくかもしれません。

洋食店激戦区にもかかわらず、新規洋食店の参入があるのはなぜ?

すでに多くの老舗洋食店がひしめく元町では、同ジャンルの新規出店例もあります。これは、「有名洋食店で修業したシェフが近隣に店を構える」という実情が背景としてあるよう。そのうちのいくつかは、新しく人気店の仲間入りをしています。

フライが自慢の「洋食屋双平」は1999年、南京町に12席の店をオープン。すでに20年以上経ちますが元町エリアでは新規参入組といえるでしょう。今はすっかり人気店で、老舗のひとつと思って通っている人もいるようです。
また、先ほど紹介した「クアトロ」はさらに新しく、2010年オープン。元町北通沿いの32席の店は多くのメディアにも取り上げられ、行列ができる店となっています。

美味しい洋食を求めて元町にやってくる人たちに向けて、敢えて同業で出店して勝負するこうしたお店の存在が、元町の飲食文化をさらに盛り上げているといえるでしょう。

今回は、古き良き街並と文化が残る元町の飲食店事情と新規出店のポイントについてご紹介しました。元町で人気の業態で出店か、それともこのエリアに少ないジャンルの業態を選ぶか。どちらにしても面白いチャレンジができそうです。

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