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ロードサイド物件とは何か、その概要やメリットデメリット、出店に際してのポイント

2020年6月16日

画像素材:PIXTA
交通量が多い幹線道路沿いにある、いわゆるロードサイド物件。このような店舗は車での来店を見越しているため、駅から遠い土地でも開業しやすい、坪単価が安く床面積が広いなど、様々なメリットがあります。そこで今回は、駅前や商店街エリアとは違う新たな選択肢、ロードサイド物件のメリットやデメリット、出店に際しての注意点をまとめます。

ロードサイド物件とはどういうものか

ロードサイド物件とは、幹線道路沿いや郊外の生活道路沿いなど、比較的車の通行量が多いエリアにある物件のことをいいます。車での来客が中心になるため、駐車場の確保や視認性のよい看板の設置が必須です。店舗の規模は様々ですが、駐車場の台数は10台以上、座席数も60~70席以上あるような大規模店舗も少なくありません。

来店を期待できる地域としての「商圏」は、店を中心に車で10~15分程度が一般的。商圏内の人口がどれくらいかはもちろん、年齢分布や平均世帯年収も売り上げに影響を与えます。また、商圏外の遠方からも足を運んでもらうならば、コンセプトが明確かつ個性的な店づくりを行う必要があります。

ロードサイド型店舗に適した業態、ターゲット層

ロードサイド物件の特徴は、ファミリーを中心に、若者から高齢者まで幅広い客層がいること。生活圏内からだけでなく、他エリアから車での来店も見込めます。物件の周囲には飲食店以外にも、ドラッグストアやホームセンターなどの大型店舗があることが多いでしょう。

業態としては、ファミリーレストランのようなカジュアルな店が適しています。メニューは洋食や和食を中心に定番ものをそろえましょう。基本的に車で走行しながらの店選びとなるため、一見してどんな店かわかることや、多くの人に受け入れられやすい店づくりをすることが重要です。

ロードサイド物件は一日を通して集客が見込めるため、長時間営業することが多いようです。モーニングやランチはもちろん、午後から夕方はスイーツ類、夜は単価を高めに設定したディナーメニューなど、どの時間帯にもおすすめメニューがある状態にしておきましょう。ただ、メニューを増やすことは食材の管理や調理方法の複雑化につながり、コストがかかるデメリットもあります。
画像素材:PIXTA

ロードサイド型店舗物件を選ぶ際のポイント

■車が入りやすく、入店を検討しやすいところ
ロードサイド物件は、比較的早期に認知されやすい、初来店客をつかみやすいという、集客面でのメリットがあります。この強みを生かせるように、物件の立地は特に気にしてほしいポイント。交差点付近の物件であれば、一見目立ちそうな角よりも、角から2~3件先の方が車の出入りがしやすく、初来店客に選ばれやすいといわれています。また、交通量が多い方面があるなら、そちらから来る車のことを考えて、交差点の手前ではなく、交差点を超えたポイントがおすすめ。赤信号で停まっている間に、じっくり検討してもらえます。

■視認性の高さや駐車場の使いやすさが来客数に直結
店舗の手前に駐車場があるなら、店内のイメージが伝わる看板を設置する。店舗の奥に広い駐車場があるなら、駐車場がある旨をアピールできる看板を設置するなど、状況に応じた看板の設置を検討してください。

坪単価が低いというメリットを活かし、利益率を上げる工夫を

郊外店舗を選べば、坪単価が低いため、利益率を多く設定することが可能です。一部をセルフサービスにする、ドリンクバーを導入するといった工夫で人件費の節約も可能。アルバイトスタッフの時給も、都市部よりは低く設定できるでしょう。

ロードサイド型店舗を選ぶときには、近隣の飲食店をリサーチし、大きくかぶらないことが重要です。車で通過しながら店選びをするため、少し離れた場所の同業者もライバルになってしまいます。ファミリーでも入りやすいカジュアルな店を意識し、人気メニューを扱ったイタリアン、ラーメン、寿司、焼肉などの専門店もおすすめ。また、ロードサイド立地を生かして、バイク利用者をターゲットにしたライダーズカフェ、ロードバイクなどを利用する人をターゲットにしたサイクリストカフェなども考えられます。個性的な店舗にすれば、遠方からの集客も見込めます。

ロードサイド型店舗は、駅前や商店街といった他の立地と比べると、店の外にも注意を払う必要があります。駐車場入り口に警備員を配置する費用、駐車場を定期的に整備する費用など、ロードサイド型店舗ならではの経費もあるでしょう。店舗面積も広くなりがちですので、メンテナンスにおいて気を配る箇所が増えるのはデメリットといえるかもしれません。

そうはいっても、集客のしやすさや認知度が高まるスピードが早いのは大きなメリット。工夫次第で、早期に利益を出せる可能性があります。これから飲食店の開業をめざすなら、ロードサイド型店舗も候補にしてみてはいかがでしょうか。


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