オープニングの強みと営業担当者との情報共有で15名を採用

働く楽しみと働きやすさを文字にし、求職者にアピール

―――オープンから約半年が経ちました。どんな思いでお店づくりを進めていますか？

「お客さまの喜びがすべて」だといつも考えています。パティシエとして、製造はとても大事な仕事ですが、「私たちは接客業をしているのだから、お客さまのことを常に考えて仕事をしよう」とスタッフに伝えています。
現場では、「パティスリー」のスタッフと「カフェ」のスタッフとで協力します。パティスリーが忙しくなれば皆で販売をしますし、カフェが忙しくなれば食器を下げたりオーダーをとったりも皆でします。全員がお客さんに近い距離で仕事をし、お客さまの顔をイメージして仕事をできるようにしています。
また、人材の成長なくして企業の成長はないと考えます。スタッフが成長をできる環境であり続けることも大切にしています。

―――オープンの3カ月前から採用活動をはじめたそうですね。

オープンに向けて、スタッフをどうやって集めていこうかと考えていたとき、友人であるフランス料理のシェフに「このサイトが良いと思うよ」と、求人@飲食店.COMを紹介されて、使ってみようと思いました。
そのときに薦められたのはスカウト機能でした。登録している求職者の情報を細かく見られるから効率的な採用活動ができると説明を受けました。
オープンの準備で忙しく、採用活動にあまり時間がとれそうになかったため、スカウト機能は使わずに募集をはじめました。それでも十分に反応がありました。オープンなのでどれくらいお客さんが来てくださるかわからず、採用人数を抑えざるを得なかったのが残念です。

―――短期間で15名も採用できた秘訣は？打ち出しで工夫したことはありますか？

全員が同じようにスタートを切れる「オープニングスタッフ募集」というのは魅力になると思ったので、強く打ち出しました。１からお店を作り上げていこうと決めていたので、経験の有無は問わずに募集をしました。
社員に応募する方に向けては、私がパティシエとして得てきた経験や技術を直接教えることや、経営やマネジメントも学べることをアピールしました。アルバイトには長く働いてくれる近隣の方を採用したいと考えていたため、カフェもケーキもある華やかな職場であること、社会保険はかなりホワイトに整えていることなどを打ち出しました。
ハード面からも働きやすさを大切にしていることを感じてもらえるように、休憩室と更衣室を充実させた店舗設計にしたことも載せました。これまでの経験で、社員もアルバイトも休憩室と更衣室がきちんとあった方が働きやすいと感じてきましたし、パティスリー・カフェでの仕事は個人で進めるのではなく、チームとなって働くことが大切という点からもバックヤードが整っていることは有効だと考えます。

―――求人@飲食店.COMを活用してよかった点を教えてください。

営業担当者が親身になってサポートしてくれたことが一番印象に残っています。求人募集を掲載していて「これはどういうことだろう」「もっとこういう人材が欲しい」と思っても、オープンを控えていると忙しくて、とりあえずこのままでいいやと思ってしまう人は少なくないと思います。
私の場合は、担当者がしっかりと考え、具体的な提案をし続けてくれたのですごく助かりました。例えば、「閲覧状況がこうだからあそこを変えましょう」、「最近こういう打ち出しをしている企業には応募数が多いですよ」といったことを教えてくれました。面接がはじまってからも、「面接してみてどうですか？」と連絡をくれ、打ち出しの改善案をくれました。