「ノドグロ」と「アカムツ」は同じ魚! 仕入れ時に注意したい地域で呼び名が違う魚介類

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「ノドグロ」と「アカムツ」は同じ魚! 仕入れ時に注意したい地域で呼び名が違う魚介類

世の中には地域によって呼び名が変わる食材が多数あります。例えば野菜のゴーヤは、本州では「苦瓜」、九州では「にがごり」と呼ばれています。「全部同じものなの?」「正式名称はどれ?」と思われる人も多いのではないでしょうか。そこで今回は魚介類に絞って、地域ごとの呼び名の違いやその特徴をご紹介します。

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定番のあの魚も、地域によって呼び方が違う!

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■ハタ/羽太(スズキ目ハタ科)
大型で色彩が美しいことから観賞魚としても有名なハタ。味もよく高級食材としても使われますが、毒を持った種類もいるので注意が必要。中国・香港では蒸し料理やフライにして食べることが多いそうです。九州ではハタ類全般のことを「アラ」と呼びますが、「アラ」という魚は実はハタ科の1種。沖縄では、目が突き出していることから「目張り」を語源に、「ミーバイ」と呼ばれています。

■クエ/垢穢(スズキ目ハタ科)
ハタ科の一種で、天然物が非常に少なく希少価値が高い魚です。通常は全長60cmほどですが、まれに1mを超える個体も存在し、釣り師の憧れといわれているそう。刺身や鍋料理(クエ鍋)として食べられています。前述の通り、九州ではハタ類全般を「アラ」と呼ぶため、クエのことも「アラ」と呼んでいます。西日本では「モロコ」、四国では「アオナ」という地方名があります。

■ブリ/鰤(スズキ目アジ科)
鍋や塩焼き、ブリ大根などの煮物として食卓で非常に人気の高い魚です。師走(12月)ごろに脂がのって美味しいので、漢字では魚へんに「師」と書くという説も。また、大きさによって呼び名が変わる「出世魚」としてとても有名な魚でもあります。80cm以上の成魚になると、全国的に「ブリ」と呼ばれますが、80cm未満は「ワラサ(関東)」「メジロ(関西)」、60cm未満は「イナダ(関東)」「ハマチ(関西、四国、九州など)」というように、地方と大きさによってさまざまな呼び方が存在します。

■アマダイ/甘鯛(スズキ目キツネアマダイ科)
「鯛」の名前がついていますが、タイ科ではなく「あやかり鯛」の一つです。あやかり鯛とは、鯛に味が似ているものにイメージアップのため「〜ダイ」という名前をつけた魚のこと。イシダイ、キンメダイなども実はあやかり鯛です。あやかり鯛とはいっても、アマダイは高級食材で、甘くて柔らかい口当たりが特徴。京都や福井では「ぐじ」と呼ばれ、京料理によく使われています。

■カワハギ/皮剥(フグ目カワハギ科)
最大でも30cmほどで丈夫な皮に覆われており、ペンチのような頑丈な歯を持つ非常に特徴のある魚です。旬は夏ですが、1年を通じて漁獲され、煮付けやフライなどにすると美味しく食べることができます。皮が剥がしやすいことから、「カワハギ」の名前がついていますが、この魚が「ハゲ」と呼ばれているのは全国的に有名です。「博打に負けて身ぐるみ剥がされる」という意味から「バクチウオ」と呼ばれることもあります。

■アカムツ/赤鯥(スズキ目スズキ亜目ホタルジャコ科)
「白身のトロ」といわれるほどに、味がよいといわれる高級魚。主に焼き魚、煮魚として食べられています。体長は40cmほどで、季節を問わず脂がのっているのが特徴です。口の奥が黒いことから「ノドグロ」ともいわれていますが、グルメ番組などで取り上げられることが多いこともあり、「アカムツ」よりも通称のノドクロの方が呼び名として全国で定着しています。

■トビウオ/飛魚(ダツ目トビウオ科)
胸のヒレを翼のように広げて、水上に飛び出すことからトビウオといわれるとても有名な魚です。食用としては、旬は秋で、刺身よりも汁物や揚げ物にすると美味しく食べられます。主に九州では、「アゴ」と呼ばれていますが、「アゴ出汁」とはその名の通り、トビウオの出汁のこと。「焼きアゴ」はトビウオを焼き干ししたもので、出汁にも使われますが、おつまみとしても人気です。「トビ」「トンビ」とも呼ばれ、寿司などに使われる「とびっこ」はトビウオの卵のことです。

■シイラ/鱪(スズキ目シイラ科)
体長40〜50cm、最大では2mほどにもなる大型魚で、釣りの対象としても人気の魚です。食用魚としての旬は夏から秋ですが、鮮度が落ちやすいため日本のスーパーなどではあまり流通していません。ハワイでは、「マヒマヒ」と呼ばれ、フライやムニエル、サンドイッチの具として使わています。地方名では、「マンビキ(九州)」「ネコヅラ(九州)」「シビトクライ(千葉)」など、かなり独特なものが見られます。

■カタクチイワシ/片口鰯(ニシン目カタクチイワシ科)
日本で最も漁獲量が多く、刺身から煮干しまでさまざまな利用法があり、稚魚のシラスも食用として全国で親しまれています。ほぼ1年を通じて食べられますが、旬は冬。ちなみに、イタリア料理の食材として有名なアンチョビは、カタクチイワシの塩蔵品です。

別名「セグロイワシ」「ヒシコイワシ」とも言われ、全国各地で「コイワシ(広島)」「シコイワシ(東京)」「シシコ(愛知)」「ホタレ(鹿児島)」「タレクチ(山口)」「ドロ(高知)」など実にさまざまな呼び方がされているのも特徴です。

ほんの一部ですが、地方によって呼び方の異なる魚をご紹介しました。すでに全国でよく知られているも名前あれば、地方だけの変わった名前もあったかと思います。店で魚類を扱う予定であれば、ぜひ参考にしてみてください。


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