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旬のいちごを賢く活用!品種別に使い分けデザートの売上アップ!
冬から春にかけて旬となるいちごは、スイーツからドリンクまで幅広いメニューに活用できます。国内のいちごは300種類以上もあり、味・形・色は品種ごとにさまざまです。用途に適したいちごを選び抜き、評判を呼ぶメニューを生み出すために、今回は品種別の特徴や、特性に応じた使い分け、いちごを活用した販促アイデアをご紹介します。
画像素材:PIXTA
甘み・酸味・形に応じていちごを使い分けよう
いちごはブランドごとに、糖度や酸味、形、色が多種多様です。特徴に応じて、メニューに合う品種を使い分けましょう。
甘みが濃厚ないちごは、パフェやタルトのトッピング、ケーキのデコレーションなど、素材本来の味を活かす使い方がおすすめです。デコレーションやトッピングには、並べるスペースの調整も考慮し、小さいものや大きすぎない品種がベスト。見栄えがよくなるよう、赤みが鮮やかでツヤのあるいちごを選びましょう。SNS映えを目指すなら、希少性のある白いいちごを取り入れるのも効果的です。
一方、酸味が強めの品種は、乳製品のコクを惹き立てるため、ケーキやクレープ、フルーツサンドなどに最適。クリームやスポンジの甘さと組み合わさると、酸味が絶妙なアクセントになります。カットした断面が見える場所に使用する場合は、赤みが濃い品種を選びましょう。また、甘みと酸味のバランスがよい品種は、ゼリー、コンポート、カクテル、スムージー、ムース、ソースなどの加工用途にも活用できます。
代表的ないちごブランド
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そのまま食べても満足感が高く、クリームの甘さに負けない品種群です。
■やよいひめ
ややオレンジがかった明るい赤色で、大粒なのが特徴。果肉が緻密で硬めのため、輸送や保管での傷みが少なく、完熟後も日持ちがします。形が崩れにくいため、タルトなどの切り分けが必要なケーキにも適しています。
旬の目安:12月~5月(ピーク:2月・3月)
■章姫(あきひめ)
細長い円錐形がトレードマーク。果皮が柔らかく、口に入れると豊富な果汁があふれ出します。酸味が少ないため、子供からお年寄りまで好まれますが、果肉が柔らかいため潰れやすく、デコレーションよりも別添えやドリンクへの使用に向いています。
旬の目安:12月~5月(ピーク:2月~4月)
■かおり野
「リナロール」というフレッシュな香気成分を多く含み、上品で爽やかな甘い香りが漂います。酸味が穏やかでさっぱりとした味わいのため、濃厚なチョコ系スイーツよりも、紅茶と合わせるメニューや、サラダのアクセントなどに最適です。
旬の目安:11月下旬~5月
2. 酸味もしっかり感じる品種(濃厚・コク重視)
「甘酸っぱさ」こそがいちごの醍醐味。乳製品との相性が抜群です。
■とちおとめ
東日本のシェアNo.1を誇る定番品種。光沢のある果皮だけでなく、果肉も鮮やかに赤く色づきます。適度な酸味がクリームの油分を切り、後味をすっきりさせます。果肉がしっかりしており日持ちも良いため、ケーキのサンド用として優秀です。
旬の目安:11月~6月
■よつぼし
「甘み・酸味・風味・うま味が揃って四つ星級においしい」という名を持つ品種。糖度だけでなく酸味もはっきりしており、濃厚な味わいが楽しめます。味が濃いため、シンプルなムースやアイスクリームに添えるだけでも存在感を放ちます。
旬の目安:11月下旬~5月
3. 甘味と酸味のバランスが良い品種(万能型)
生食から加工まで、あらゆるシーンで活躍する優等生たちです。
■紅ほっぺ
「ほっぺが落ちるほどおいしい」が名前の由来。甘みと酸味の両方が強く、いちご本来の甘酸っぱさを堪能できます。果心部まで赤く染まるため、フルーツサンドやロールケーキの断面を美しく仕上げたい場合に最適です。
旬の目安:12月~5月(ピーク:3月)
■おいCベリー
7粒で1日分のビタミンCが摂取できるほど栄養価が高い品種。色が濃く、光沢があり、硬めで日持ちも良好です。「美容」「ヘルシー」を切り口にした女性向けメニューの訴求に適しています。
旬の目安:12月~5月
■あまおう
「あかい・まるい・おおきい・うまい」の頭文字をとった博多のブランドいちご。ボリューム感のある大粒の果実は、パフェのトップに飾るだけで圧倒的な高級感を演出できます。知名度が高いため、メニュー名に入れるだけで付加価値がつきます。
旬の目安:12月~5月(ピーク:3月・4月)
あまおう 画像素材:PIXTA
4. 白い品種(高付加価値・SNS映え)
希少性が高く原価も高めですが、視覚的なインパクトは絶大です。数量限定メニューなどでロスを防ぎつつ活用しましょう。
■桃燻(とうくん)
桃やココナッツ、カラメルのような芳醇(ほうじゅん)な香りが特徴。味も香りも個性的で、ワインやシャンパンとのペアリングなど、大人向けの夜カフェメニューにも推奨できます。
旬の目安:12月下旬~5月
■淡雪(あわゆき)・パールホワイト
淡い桜色の「淡雪」や、種(そう果)の部分だけが赤い「パールホワイト」は、赤い品種と組み合わせることで紅白のコントラストを生み出します。酸味が穏やかで甘みが強く、見た目以上の満足感があります。
画像素材:PIXTA
プロが実践! いちごの鮮度維持とロス削減テクニック
繊細ないちごは、少しの工夫で歩留まりが大きく変わります。
■洗わずに保存する
水分はいちごの大敵です。提供する直前まで洗わず、キッチンペーパーを敷いたバットに、互いが触れ合わないよう並べて冷蔵保存します。
■ヘタの向きを揃える
重みに弱いフルーツです。パック詰めの状態のまま放置せず、重ならないように平置きするのが理想です。
■そのまま出せないものは「加工」する
傷み始めたり、形が不揃いなものは、早めにコンフィチュール(ジャム)や自家製シロップ、フローズンいちごに加工し、ドリンクやソースとして活用しましょう。廃棄ロスを利益に変える重要なポイントです。
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いちごを活用した効果的な販促アイデア
■SNSでの口コミ拡散と再来店を促進する「いちごスイーツキャンペーン」
赤と白のいちごでコントラストを演出したSNS映えするスイーツを提供し、写真を投稿したお客様には次回の来店時に利用できるクーポンをプレゼント。店舗の宣伝になり新規の顧客を獲得チャンスが広がるうえ、リピーターも増やせます。
■アイドルタイムを有効活用「いちごデザートフェア」
来店客が少なくなる時間帯に限り、いちごの特別メニューを提供.数量も限定にすれば来店意欲が高まり、ドリンクとのセットを必須にすることで客単価もアップも期待できます。
「いちご戦略」でお客様の心をつかみ売上アップへ
いちごは昭和の中期以降、全国各地で品種改良が進められ、個性豊かなブランドが続々と誕生してきました。品種の特徴に応じていちごを使い分けることで、スイーツの華やかさや味のクオリティが一段と高まります。冬から春の商戦ではいちごを効果的に活用し、顧客満足度や売上の向上につなげましょう。
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