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ブロッコリーが約50年ぶりに「指定野菜」に追加! 飲食店での賢い活用法は?
サラダからメインディッシュの付け合わせまで、彩りと栄養をプラスしてくれる「ブロッコリー」。国が定める「指定野菜」への追加が決定し、食材流通の面でも大きな転換期を迎えています。
今回は、今改めて注目を集めるブロッコリーの「指定野菜」化についての解説や、飲食店における生と冷凍の使い分け、ロスを減らす芯や葉の活用法、および取り扱いの注意点をご紹介します。
画像素材:PIXTA
国民生活にとって重要性の高い「指定野菜」に追加
ブロッコリーが選ばれた理由 「指定野菜」とは、消費量が多く、国民生活にとって重要性が高いと国(農林水産省)が定めた野菜のことです。キャベツや大根、トマトなど、日々の食卓に欠かせない野菜が名を連ねており、ブロッコリーの追加は、1974年の「ばれいしょ(じゃがいも)」以来、実に半世紀以上ぶりの快挙となります。
指定野菜になると、価格が下落した際に生産者へ交付金が支払われる制度の対象となります。これにより生産量が安定しやすくなるため、飲食店にとっても「価格の乱高下が抑えられ、年間を通して安定して仕入れやすくなる」という大きなメリットがあります。
野菜なのにたんぱく質を含むブロッコリーの栄養価
ブロッコリーはビタミンCや葉酸などの栄養素を豊富に含むだけでなく、野菜でありながら多くの「たんぱく質」を含んでいるのが大きな特徴です。こうした栄養価の高さからくる健康志向の高まりや、筋トレブームの広がりを背景に消費量が右肩上がりになっていることが、今回の指定を後押ししました。
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生と冷凍、飲食店ではどう使い分ける?
飲食店でブロッコリーを活用する際、悩ましいのが「生鮮(フレッシュ)」と「冷凍」の選択です。それぞれの特徴を理解し、メニューやオペレーションに合わせて使い分けましょう。
■生ブロッコリーの特徴
最大の魅力は、豊かな香りとコリッとした歯ごたえ、そして鮮やかなグリーンです。サラダの主役や、バーニャカウダ、天ぷらなど、素材の味や食感をダイレクトに楽しむメニューに最適です。一方で、季節や天候によって仕入れ価格が変動しやすい点と、カットや下茹でなどの仕込みの手間がかかる点がデメリットと言えます。
■冷凍ブロッコリーの特徴
価格が年間を通して安定しており、カット・下茹で済みのため、開封してすぐに使える(または軽く加熱するだけで使える)という圧倒的な時短・省力化がメリットです。人手不足に悩む店舗の強い味方になります。ただし、解凍時に水分が出やすく、生鮮に比べて食感が柔らかくなりがちです。そのため、スープやシチューの具材、グラタン、細かく刻んでパスタソースに混ぜ込むといった加熱調理に向いています。
捨てるのはもったいない! 芯や葉まで使い切る活用法
ブロッコリーは「蕾(つぼみ)」の部分(花蕾)を食べるのが定番ですが、実は「芯(茎)」や「葉」も美味しく食べられる万能野菜です。これらをメニューに活用することで、原価率の改善や食品ロス(フードロス)の削減に直結します。
■ブロッコリーの芯(茎)の活用法
芯の周りの硬い皮を厚めに剥くと、中はほんのり甘く、蕾よりもシャキシャキとした食感が楽しめます。
・ザーサイ風ナムル:薄切りにしてごま油と塩昆布で和えるだけで、立派なお通しやスピードメニューに。
・きんぴら:細切りにして甘辛く炒めれば、お弁当の副菜や定食の小鉢にぴったりです。
・ポタージュ:ミキサーにかけてしまえば、食感も気にならず、ブロッコリーの旨味を丸ごと味わえる濃厚なスープになります。
■ブロッコリーの葉の活用法
新鮮なブロッコリーについている葉は、キャベツやケールのように使えます。細かく刻んで炒飯の具材にしたり、ガーリックソテーにして肉料理の付け合わせにするのがおすすめです。
ブロッコリーを飲食店で取り扱う場合の注意点は?
栄養価が高く使い勝手の良いブロッコリーですが、鮮度管理には少し注意が必要です。
■「茹でたブロッコリー」は足が早い
ブロッコリーは、生のままでも黄色く変色して花が咲きやすいため、仕入れたら早めにチルド室(0〜5度)で保存するのが基本です。さらに注意すべきは加熱後です。茹でたブロッコリーは水分を多く含むため、非常に傷みやすく(足が早く)なります。
■鮮度と美味しさを保つテクニック
・水気を徹底的に切る:茹で上がったらザルに上げ、うちわや扇風機で急冷しながら水気をしっかり飛ばします。水に浸して冷ますと水っぽくなり、傷む原因になるので避けましょう。
・こまめに仕込む:一度に大量に茹でて冷蔵庫で数日保管するのは危険です。1〜2日で使い切れる量をこまめに下茹でするか、少し硬めに茹でて急速冷凍し、自家製の冷凍ブロッコリーとしてストックしておくのが安全です。
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これから手に入りやすくなるブロッコリーで、メニューの魅力アップへ
栄養満点で彩りも良く、指定野菜への追加でますます身近になるブロッコリー. 生鮮と冷凍を賢く使い分け、芯や葉まで無駄なく活用することで、利益率の向上と魅力的なメニュー作りの両立が叶います。ぜひ、お店のメニュー開発にブロッコリーを積極的に取り入れてみてください。
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