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関東・関西圏の飲食店の違いをデータを元に紐解く。物件家賃、人件費、食文化……。

2017-07-21 19:23:34.0

Photo by iStock.com/superjoseph
先日、飲食店.COMは「関東と関西で出店している業態の差が大きいのはどの業態?」という調査記事を発表。記事内にある通り、関東・関西といえば「おしゃれなカフェが多く出店する東京を含む関東圏」「粉もんの街、大阪を擁する関西圏」……というイメージがありますが、具体的にはどのような点が異なるのでしょうか? データをもとに比べてみました。

都市部における家賃が高騰。坪単価はどれくらい差がある?

まず、2016年の東京、大阪の坪単価の違いをまとめました。1位の日比谷と西梅田では、10,355円、10位の麻布十番と本町では12,871円の差があり、圧倒的に東京が高いことが分かります。

■駅別賃料相場ランキング【東京編】
1位 日比谷    33,849円 [↑3位 +234円(+0.7%)]
2位 表参道    32,524円 [↑4位 +1,412円(+4.5%)]
3位 原宿     32,514円 [↓1位 -2,394円(-6.9%)]
4位 明治神宮前  32,275円 [↓2位 -1,717円(-5.1%)]
5位 有楽町    32,125円 [↑10位 +4,105円(+14.7%)]
6位 恵比寿    30,969円 [→6位 +2,343円(+8.2%)]
7位 銀座一丁目  30,231円 [↑16位 -2,928円(+10.7%)]
8位 銀座     30,104円 [↓5位 +392円(+1.3%)]
9位 渋谷     29,123円 [↓7位 +768円(+2.7%)]
10位 麻布十番   28,161円 [↑34位 +3,444円(+14.0%)]
※2016年1月~2016年12月の駅別賃料相場ランキング(1位~10位)
※[ ]内の数値は前期の順位と増減額(増加率)

■駅別賃料相場ランキング【大阪編】
1位 西梅田    23,494円 [→1位 +2,432円(+11.5%)]
2位 北新地    22,765円 [↑3位 +4,246円(+22.9%)]
3位 四ツ橋    18,786円 [↑7位 +1,061円(+6.0%)]
4位 梅田     18,544円 [↓2位 -2,334円(-11.2%)]
5位 日本橋    17,036円 [↓5位 -1,263円(-6.9%)]
6位 東梅田    16,288円 [↓4位 -2,185円(-11.8%)]
7位 心斎橋    16,080円 [↑10位 +61円(+0.4%)]
8位 なんば    15,860円 [↑9位 -951円(-5.7%)]
9位 大阪天満宮  15,291円 [↑14位 +857円(+5.9%)]
10位 本町     15,290円 [↑15位 +1,161円(+8.2%)]

飲食店の場合、賃料は売上の10%程度が目安と言われていますが、オリンピックを控える東京はもちろん、大阪も含めて繁華街の賃料相場は上昇傾向にあり、理想の条件に当てはまる物件を見つけることが困難な状況にあります。集客力のある土地を選ぶか、コストを抑えられる場所を選ぶか、悩ましいところではありますが、東京方面ではコストを抑えるために都心から少し離れた場所に開業する飲食店も増えてきているようです。

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人件費はどちらも右肩上がりの厳しい状況下

飲食店における人権費についても、東京と大阪を見比べてみると前者が高いことが以下から分かります。

■東京都(2017年6月)
平均時給データ…1,064円(前月比 +4円/前年同月比 +18円)
平均月給データ…25万1,288円(前月比 -657円/前年同月比 +2,479円)

■大阪平均時給データ(2017年6月)
平均時給データ…971円(前月比 +2円/前年同月比 +29円)
平均月給データ…23万8043円(前月比 +1,346円/前年同月比 +918円)

東京、大阪の時給の差は93円。月給の差は13,245円となりました。共通しているのは、人手不足が続き、人件費がゆるやかに右肩上がりになっていることです。また、2016年に調査したデータによると、関東・関西ともにサービス・ホールスタッフが最も人手が足りていなかったことが分かりました。少子高齢化により労働人口が減少している傾向があり、特に多くの人手を必要とする飲食店業務においては人手不足が深刻な影を落としています。

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カフェは関西圏のほうが多い? 食文化の違い

関西方面では、たこ焼き、お好み焼きを提供するお店が多いこと、「蕎麦よりうどんを好む」傾向があること。また、こんぶ出汁が主流でインスタント麺「どん兵衛」の味が東西で違うというのも有名な話です。

冒頭のデータによると、関西に比べて関東での出店比率の高い業態は、「洋食」「アジア料理」「ラーメン」「中華」。逆に、関東に比べて関西での出店比率の高い業態は、「和食」「カフェ」となっています。関西方面では「和食が多い」傾向がありますが、これは京都府での出店割合が多いことが影響しています。また、東京に多い印象のカフェは、関西(主に兵庫県)のほうが多いことも分かりました。意外にも食のトレンドに差異は少なく、例えば東京で流行ったパンケーキが関西でも主流になることもあります。地域の特性はあるにしても、流行は共通しているようです。

これからの飲食店経営に求められるのは?

地域による特徴的な文化がありながらも、共通点も多い関東・関西圏。特に賃料、人件費に関しては、どちらもシビアな現状です。新規出店する際は、居抜き物件などを活用して出店費用を抑えること、人件費はオーダーシステムなどのツールを活用して生産性を上げることで費用を抑える、従業員1人1人と信頼関係を築く……など、工夫を凝らして経営コントロールしていくことが、これからの時代に大切なのかもしれません。

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