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東大阪市最大の繁華街にして昭和レトロ感満載の街・布施。飲食店出店のポイントは?

2020年1月31日

画像素材:PIXTA
大阪のベッドタウン・東大阪市の中で最も乗降者数の多い布施駅。近鉄大阪線で難波まで約10分の便利な場所で、近鉄大阪線と奈良線とが分かれる分岐駅でもあり、周辺には多くの飲食店やショッピングセンターがあります。今回は布施の街事情と飲食店出店のポイントについてご紹介します。

明治時代の「布施村」に始まり、古くから栄えた商業地

明治時代に誕生した「布施村」は、大正時代を迎え「布施町」に。大阪電気軌道布施駅ができたころから周辺はものづくり拠点となり、商業地として開発されていきました。昭和12年(1937年)に、町改め「布施市」が誕生。昭和に入ってからの戦前・戦後を通じて、現在の東大阪市にあたる地域一帯は、ものづくり産業の繁栄とともに発展し、昭和42年(1967年)に布施市・河内市・枚岡市が合併して東大阪市が誕生しました。

こうした歴史的経緯を踏まえると、東大阪市で「布施」が最もにぎわっているのは、単に都心に近いからではないことがわかります。布施エリアには今も大小さまざま、非常に多くの商店街が網の目のように走り、古い建物も多く、昭和の頃の繁栄を今に伝えています。

現代の布施は、東大阪の人が集まるショッピングエリア

昭和に栄えた街・布施は令和の時代になっても健在です。
2019年3月には駅直結の近鉄百貨店東大阪店がリニューアルオープン。駅北口の「ヴェルノール布施」はイオン、小売店舗、行政施設などからなる複合施設で、市街地再開発により1996年に開業しました。他にも複数の駅ビルがあり、東大阪市随一のショッピングエリアとしての存在感を保っています。

一方、多数の商店街は、「布施商店街連絡会」という協同組合で連携し、北側の「ブランドーリふせ」南側の「布施本町商店街」など規模の大きな商店街を中心に地域振興を図っています。近畿大学の学生らと協力してイベントを実施し、夏に開催される恒例の「土曜夜市」に続き、2019年には「布施ストリートダンス甲子園」を初開催。若い世代を呼び込む試みを続けています。
画像素材:PIXTA
駅南西方向にある「布施戎神社」は毎年1月の十日戎に商売繁盛を祈願する多くの参拝客を集めます。この行事に彩りを添える「福娘」コンテストも布施商店街連絡会の主催により実施されています。

昭和レトロな街並みがあちこちに残る街・布施。国内外からの観光客も呼び込めそうですが、実はこのエリアには宿泊施設が1軒しかありませんでした。そこで2018年、商店街の空き店舗を活用した「SEKAI HOTEL 布施」をオープン。「まちごとホテル」というコンセプトで、商店街の飲食店や銭湯を活用しています。ゲストは外国人観光客が多いそうで、こうした試みが成功すれば、さらに地域活性化が進みそうです。

居住用物件の賃料が安く、若いファミリーや学生が多い街

駅を取り囲む商店街の外側には住宅街が広がっています。周辺には近畿大学をはじめ、大阪商業大学、大阪樟蔭女子大学などの大学が多いせいか、布施駅周辺は都心直結の好立地のわりに居住用物件の賃料が安くなっています。駅周辺のアパート・マンションの家賃相場は単身者用で3万円台~、ファミリー向けで5万円台ほどから見つかります。都心への通勤にも買い物にも便利なので、学生のほか単身者や若いファミリーも多く住んでいます。

個人店・チェーン店問わず、手頃な価格の飲食店が多数

布施には庶民的な価格の飲食店が非常に多く、バリエーションも豊富です。
まず挙げたいのが回転寿司の発祥とされる『元禄寿司本店』。1958年開業の一号店は1970年の大阪万博の際にも注目を集めました。片や、老舗の『すし富』、『生吉』『花月寿し』など、「回らないけれど安くて旨い」寿司店も人気です。

『満作』『日進食堂』など単身者にありがたい定食店、焼肉の『順』、お好み焼きの『よしひろ』、うどん『なでしこ』、洋食『ボブバーグ』『紀の国屋』『自由亭』など、庶民価格の店がにぎわっている印象です。布施駅北にある高井田駅が発祥の「高井田系」をはじめとするラーメン店も非常に多く激戦地となっていて『細見商店』『布施丿貫』などへは遠方からも客が訪れます。

昔ながらの商店街や古い建物には大衆居酒屋が多数営業。立ち飲みの『酒処ひらた』『八番』、馬肉専門店『いち馬』、これぞ大衆酒場という雰囲気の『淡路屋』『山海屋』『大丸屋』など、昭和の雰囲気そのままの店が目白押し。東大阪在住の人だけでなく、隣接する大阪市東成区・生野区から通う人もいるようです。

店舗の賃料相場は抑えめ、物件は少ないが探してみる価値あり

飲食店.COMの賃料相場データでみると、布施駅周辺の店舗賃料相場は、平均坪単価12,000円台(2019年)とやや抑えめ。ただし物件数が少なく、内訳をみると坪単価の最高・最安に幅があり、ばらつきがあるようです。

このエリアで飲食店向けの物件を探すなら、市場に出ていない情報も集める必要があります。商店街の空き店舗情報は商店街窓口に問い合わせてみましょう(天神橋筋商店街の記事でも解説しています)。また、このエリアは駅からかなり離れた住宅街にも飲食店が点在。その中には人気店として知られる店もあり、駅近以外でも出店の可能性を探ることができます。

布施で飲食店を出店するなら、以下のようなポイントが重要になってきそうです。

■夜遅くても食事ができる店
居酒屋や定食店などは個人店が多いせいか、閉店時間がやや早い印象。遅くまで営業しても23時ぐらいまでという店がほとんどです。若い世代・単身者が多いエリアなので、遅い時間帯からでも入れる飲食店がもう少しあってもよさそうです。

■女性や子連れファミリーが入りやすい店
女性に好まれそうなカフェ、お一人様でも入りやすいレストランや居酒屋などがまだまだ少ないようです。また、子連れファミリーが利用しやすい店も不足気味です。

■ユニークな料理で勝負する店
たとえば、『鯛ラーメン 銀次、ぷるっと。』はカウンター6席(+4席テーブル×1)の鯛ラーメン専門店。選べる飲食店の選択肢が多い地域では、この店のようにユニークな単品で勝負できる可能性も大いにあります。

昭和レトロな商店街が健在でありながら若い世代が多く住み、これからの可能性にも期待できそうな街・布施。店舗の賃料も抑えめなので、個人出店に向いているエリアのひとつとして注目です。

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