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木樽熟成ビール・ちょい呑みが流行の兆し。これからはこのお酒が流行る!
ここ数年、様々なお酒のトレンドが生まれています。クラフトビール、ビオワイン、シングルモルト、純米酒…。流行しているこれらのお酒を取り扱うことが、飲食店の大きな“売り”になることもあるので、消費者の動向に注視しつつ、トレンドを柔軟に取り入れることが重要と言えるでしょう。

photo by Quinn Dombrowski「Beer sampler」
そんな「お酒のトレンド」ですが、今後どのような動きをみせるのか。飲食店を営んでいる方にとってはとても気になるところですね。そこで今回は、2015年に流行りそうなお酒を大予想。もし自店舗に取り入れやすそうなものがあれば、ぜひご検討してみてください!
複雑なフレーバーが楽しめる「木樽熟成ビール」が流行の兆し
クラフトビールの次はコレ! すでにアメリカやヨーロッパで大流行しているようで、その複雑な味わいが高い人気を呼んでいます。特徴は、その名の通り木樽で熟成しているところ。熟成に使用する木樽はウイスキーやワインに用いられていたもので、それまでに入っていたお酒の香りがビールに移ることで、ビール単体では表現できない深みのある味をもたらします。この技法は「バレルエイジ」と呼ばれており、この技法で作られたビールは欧米でプレミアムがついているそうです。
『マッサン』人気のおかげで、ウイスキーの需要が高まる気配
ここ数年のハイボール人気に加え、NHKの連続テレビ小説『マッサン』の成功により、ウイスキーの需要が高まっている傾向にあるようです。特に女性からの支持が高まっており、オレンジジュースで割ったり、ホットウイスキーに蜂蜜やジャムを入れたりと、飲み方も多様化しつつあります。こうした新たな飲み方を店舗側から提案すれば、女性客獲得に繋がるかもしれません。
とんかつもアリ!? 「和食×ワイン」がさらに進化!
随分前から和食とワインを合わせるスタイルは存在していましたが、今年はさらにそれが加速しそう。例えばとんかつ。ソースではなく、塩やレモンで食すとんかつには白ワインがよく合うようで、そうした組み合わせを提案する店も増えてきているのだとか。ほかにも、うなぎの蒲焼きと赤ワイン、中トロと赤ワイン、そして湯豆腐と白ワインといった組み合わせも人気です。
傾向としては、まったく新しいお酒が登場しているというわけではなく、「既存のお酒をどう楽しむか」というところに注目が集まっているようです。
“ちょい呑み”戦争勃発!? コンビニもついに参戦!
続いては、今年話題になっているお酒の楽しみ方をご紹介します。まずは『東洋経済ONLINE』(http://toyokeizai.net/articles/-/57339)のニュースをご紹介。
「外食ではない意外な企業が、『お酒を飲める店』の展開に乗り出している。2014年11月下旬。横浜関内の神奈川県庁からほど近いオフィス街にワインバー『Le Bar a Vin 52 AZABU TOKYO 関内店』がオープンした。ランチ需要を意識したメニューラインナップや営業時間(11~23時)のほか、テイクアウトランチ(お弁当)やグラスワインが5年間飲み放題の『ワインパスポート』を用意するなど、お酒が飲めるワインバーとしてはユニークな形態だ」
最近、こうした“ちょい呑み”需要を狙った店舗が急増しており、意外な企業までもが参入を始めています。たとえば、コンビニチェーンのミニストップが運営する『cisca』では、お惣菜やお酒をその場で楽しめるイートインスペースを設けており、カフェのようなオシャレな外観も相まって、女性から高い人気を得ています。
またスターバックスが運営している『Inspired by STARBUCKS』では、ビールやグラスワインといったお酒を提供。スターバックス初のお酒が飲める店舗として、現在、世田谷区内で3店舗を運営中です。さらに牛丼チェーンの『吉野家』でも「吉呑み」というサービスを開始。サービス対応店舗はまだ限られていますが、居酒屋風に改装した店舗で焼きいかや子持ちししゃもといったおつまみメニューの提供を始めています。
このように、飲食に携わる様々な企業が“ちょい呑み”分野に進出を始めた今年。今後はさらに競争の激化が予想されており、そこで勝ち残っていくためには、サービスの独自性をしっかりとアピールしていくことが必要となりそうです。もし“ちょい呑み”分野への進出をお考えの場合は、自店舗だけの“売り”を練り上げてからチャレンジすることをお薦めします。
さて今回は、2015年に流行りそうなお酒、そしていま注目されているお酒の楽しみ方をご紹介しました。お酒は、料理の味や接客と同じように、店を形作る大切な要素ですから、今一度、提供するお酒について考えてみるのも良さそうですね。
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