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2017年の秋冬メニューに取り入れたいトレンド食材! キーワードは「健康志向」

季節も秋に差し掛かり、メニューの入れ替えを考える飲食店としては、ぜひ押さえておきたい食のトレンド。今年のトレンドについては、気鋭のフードジャーナリスト・はんつ遠藤さんに解説していただきましたが、ここでは2017年の「秋冬トレンド」を集中的に探っていきます。

Photo by iStock.com/TeodoraDjordjevic

健康ブームで再注目! 日本の伝統的食材「発酵食品」

発酵食品とは微生物等の作用で発酵させることにより加工した食品のことを指します。日本酒、納豆、醤油、味噌、漬物……と世界有数の発酵大国である日本は発酵食品が食卓に根付いており、また昨今の健康ブームで改めて脚光を浴び、発酵をキーワードにした専門店も目立つようになりました。

なかでも秋冬にトレンドになりそうなのは、ぬか漬け、味噌といった伝統的な発酵食品。ぬかや味噌などに漬けて発酵させている漬け物は、野菜のビタミンがそのまま摂れ、腸の働きを活性化させて免疫力を高めます。ミネラルも豊富で腸内環境の改善にも役立つと評判ですが、「自宅で作る(摂る)にはハードルが高い」という人も多いので、飲食店で気軽に食べることができたら喜ばれるかもしれません。

健康志向の高まりから「羊肉」ブーム再燃

2005年にジンギスカンブームとして大流行した「羊肉」。近年の健康、低糖質志向などの理由から再び人気が広がっています。ちなみに、羊肉が好きな消費者の団体「羊齧(かじり)協会」によると、ウェブ上の盛り上がりや羊肉の輸入状況、国産羊の育成状況を踏まえて羊肉文化の盛り上がりを可視化する『羊指数』は今年最高値をマークしたようです。

羊肉は身体を温める上に、タンパク質豊富で低脂肪。羊肉に含まれているビタミンB1は、ストレスにも効果があり、カルシウム、鉄分も多めと、健康的で理想的な食材です。ジンギスカン以外にも、串焼きやラムチョップステーキなど、調理方法も様々。極寒の中国西部ではスープにして飲む人も多いんだとか。寒さが厳しくなる冬にかけてさらなるブームが期待できそうです。

スーパーフード“フムス”をはじめ海外セレブの間で話題の「中東フード」

肉と野菜の煮込み料理「タジン」、肉の串焼き「ケバブ」などは日本でも馴染み深い中東料理ですが、いわゆるスーパーフードと呼ばれている「フムス」などの素材が海外セレブの間で注目を集めています。日本にも中東フードの専門店が増えてきました。

■フムス
厳しい戒律のあるイスラム教徒が多い中東地域で、昔から食べられている伝統的な料理が「フムス」。ひよこ豆を主原料に、オリーブオイル、タヒニ(白ゴマのペースト)、レモン果汁などを加えてペースト状にした料理です。海外では、「フムス」をそのまま食べることは少なく、ピタパンやトルティーヤチップスなどでディップしたり、パンに塗ってサンドイッチにして食べることが多いそうです。植物性かつ高栄養価な食品のため、世界のヘルシー志向の人々やベジタリアンたちが注目している食材です。

■ファラフェル
ファラフェルとはすり潰したひよこ豆(もしくはそら豆)にハーブやスパイスを加え、丸く成形して素揚げしたヴィーガンフード。見た目はコロッケのようですが、100%植物性なのでヘルシーで栄養価も高め。近年、ファラフェルを野菜とピタパンに挟んだ「ファラフェルサンド」が欧米で人気を博し、日本でも注目を集めるようになっています。

■クスクス
小麦粉から作られた小粒のパスタ、「クスクス」。フランス、北アフリカから中東にかけての地域で親しまれている食材です。ご飯よりも低カロリーで、ビタミンB、ミネラルを豊富に含んでいます。以前から巷で注目を集めている食材ですが、タブレと呼ばれるサラダをはじめレパートリーが多く、調理しがいのある素材と言えるのではないでしょうか。これからの季節は、先ほど紹介した「羊肉」の煮込み料理にクスクスを添えるだけで、一気に異国情緒あふれる一品になりそうです。

多彩な飲み方に注目が集まる「ウイスキー」トレンド最前線

はんつ遠藤さんも今年のトレンドに取り上げていたのがウイスキー。人気のハイボールをはじめさまざまな飲み方で楽しめるのがウイスキーの醍醐味ですが、最近ではロックやストレートなどのシンプルな飲み方にも熱い視線が注がれています。ウイスキーの種類は多様であり、それぞれの本来の味を活かした飲み方で楽しみたいという人が増えてきたのかもしれません。

また、ウイスキーは「低糖質」であることも注目ポイント。もともと蒸留酒なので糖質量が少なく、ビールや日本酒などの醸造酒と比べて、糖質制限ダイエットに向いているお酒なのです。さらにこれからの季節は「ホットウイスキー」にも注目が集まりそうな予感も。その上、地ビールに続いて地ウイスキーにも注目が集まってきていることからも、ウイスキーブームはまだまだ続きそうです。

サラダを副菜としてではなく、メインディッシュとして食べる「ベジセントリック」時代

ベジセントリックとは、「Veggie(=野菜)」と「Centric(=中心の)」を合わせた「野菜中心」の生活という意味の造語。肉、魚は摂りつつも野菜中心の生活を送るスタイルのことを指していて、アメリカを中心にこの言葉が浸透しています。昨今、アメリカで流行した野菜たっぷりのチョップドサラダやパワーサラダなどが日本でもトレンド入りしてきましたが、それだけ健康維持や美容、ダイエットなど様々な目的で栄養たっぷりの野菜を求めている人が多い証拠でしょう。

また、カラフルなサラダはSNS映えする点で女性を中心に大人気。なかでも、紫キャベツ、ロマネスコなどの変わり種を彩ったサラダは、特にオシャレで目を引きます。これからの季節は生野菜だけではなくグリル野菜や温野菜の人気も高まりそうです。例えば、椎茸やサツマイモなどの秋野菜を「蒸し野菜」にして、メインメニューにするのもよいでしょう。

キーワードはやはり“健康志向”

今回は、2017年の秋冬メニューに取り入れておきたいトレンド食材をご紹介しました。前期に引き続き、キーワードは「健康志向」で、栄養バランスの良い食材が注目を集める傾向があります。気になった食材があった方はチェックしてみてください。

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