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名は渋く、視覚にモダンな『本田商店 中目黒』。自分がやりたいことで勝負する店づくり

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大山鶏を使った焼鳥は1本180円〜、サラダ330円〜、一品料理480円〜と値頃感を打ち出している

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SNS集客の予算に月間25万円、22坪月商700万円の目標に向け躍進

「ある調査によると飲食店の来店理由の約65%がInstagram、約15%が食べログ、約10%がGoogleと言われているみたいですね。『本田商店 中目黒』もInstagram経由の方が多いです」と髙山氏。集客については、SNSマーケティングに長けた役員の伊藤孝之氏が行う。伊藤氏は『Cerdi』でアフタヌーンティーのインフルエンサーマーケティングを行い、10月だけで300件以上の予約を獲得した凄腕だ。

『本田商店 中目黒』では月間25万円、年間150万円をインフルエンサーマーケティングの予算とし、グルメに特化したインフルエンサーに声をかけ、Instagramなどで誘致を図ってきた。このほかネットでの誘致にかける費用としては食べログの有料プランに加盟しているのみで、Googleビジネスプロフィールも自社で運用している。

原点に立ち帰り、長く愛される店づくりを目指す

現在『本田商店 中目黒』の客単価は約3,600円で、原価率の平均はフードとドリンク合わせて約28%。千葉エリアに比べ客層は若くて女性が多く、ビールやハイボールなどの酒場定番ドリンクよりもオリジナルサワーの注文が多いという。「現状の売上はまだまだ」と髙山氏は謙遜するが連日盛況の人気を誇り、今後月商700万円を目指しているという。

「今後は普遍性の高い料理で店づくりを行い、内外装、お皿、ドリンクメニューで遊ぶようにして何度も通いたいお店を模索していきたいですね」と髙山氏。創業から10年以上、コロナ禍を経て原点に立ちかえったという若手経営者のチャレンジは、どのような実を結ぶのだろうか?今後の展開も楽しみだ。

店内に設けられた消火栓は実は個室への隠し扉。髙山氏のアイデアによるもの

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『本田商店 中目黒』
住所/東京都目黒区東山1-5-11 ドミールフジ1F
電話番号/03-6712-2880
営業時間/17:00~24:00
定休日/なし
席数/48

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中森りほ

ライター: 中森りほ

グルメ系ウェブメディアの編集・ライターを経てフリーライターに。フードアナリストの資格を持ち、現在マガジンハウス『Hanako.tokyo』や徳間書店『食楽web』、ぐるなび『dressing』、日経『大人のレストランガイド』などで飲食店取材記事や食のエッセイを執筆中。