業務内容において重視する情報

「業務内容において重視する情報」を聞いたところ、年代別に違いが見られました。20代は「身につくスキル・知識(63%)」を最も重視し、30代と40代はどちらも「お店が求める人物像(30代69%・40代75%)」という結果になりました。
20代は、これから飲食業界に従事するにあたり、どのような知識やスキルが身につくのか、将来に役立つ経験が得られるのかなどを意識して見ているようです。一方、30代以降はすでに経験・スキルがあり、転職経験がある人も多く、採用担当が求める人物像に自らが合致しているかを見極めることを転職成功の秘訣と考えているようです。
なお、全ての年代で約6割が「一日の業務の流れ」と回答しているところもポイントでしょう。飲食店は店によって営業形態が異なり、お店の規模・営業時間・コンセプト・メニューなど、あらゆることが業務内容に影響します。具体的な業務内容や一日の流れを詳しく記載することで、採用後のミスマッチを防げると言えそうです。
お店の特徴・働く環境において重視する情報

続いて「お店の特徴・働く環境において重視すること」を聞いたところ、男女で違いが見られました。男性が最も重視するのは「サービスや料理への想い・強み(55%)」で、女性は「社風(お店の雰囲気)(66%)」という結果となりました。
なお、女性は61%が「スタッフの年齢や性別・実際の声」を重視すると回答したのに対し、男性の回答は35%にとどまりました。女性は職場の雰囲気やスタッフの様子を詳しく知っておきたいという思いが男性よりも強いと言えるでしょう。
また、男性は40%が「今後の事業展開」を重視すると回答したのに対して、女性の回答はわずか8%にとどまりました。男性は女性よりも就職先での将来を深く考えていることがわかります。この結果から、求人募集広告において、女性はお店の雰囲気やスタッフとの関係性を重視し、男性は会社の強みや将来性を重視する傾向があると言えそうです。
<調査概要>
◆調査期間:2019年2月21日~2019年2月27日
◆調査対象:求人@飲食店.COMの登録ユーザー(匿名回答)
◆調査方法:インターネット調査
◆有効回答人数:290名
飲食業界専門の求人サイト『 求人@飲食店.COM』では、飲食業界の求人/採用に役立つコラムなどをご紹介しています。求人募集や採用に関するご相談などもお気軽に お問い合わせください。
【仕事探しに関する求職者アンケート結果】
■ 飲食店のアルバイト探しで重視すること、男性は「時給」、女性は「通勤アクセスのよさ」
■ 飲食業界の転職理由、20代が「技術力向上のため」30代が「年収アップのため」
■ 飲食店の正社員志望者が働きたいお店は「小規模で大衆的なオープニング店」!
■ 飲食店の正社員、理想の勤務条件は「休日やや少なめ×給料やや高め」!