アルバイト勤務した飲食店の数、男性の2人に1人が5店舗以上

まず、これまでにアルバイト勤務したことのある飲食店の数を聞いたところ、男性は「3~4店舗」が最多で30%、女性は「1~2店舗」が最多で31%を占めました。男性は女性よりも飲食店のアルバイトを多く経験していることがわかります。
なお、男性で次に多かった回答は「5~6店舗」で28%となり、7店舗以上の回答と合計すると、男性の50%が5店舗以上の飲食店でアルバイト経験があることがわかりました。
男性は「時給」、女性は「通勤アクセスのよさ」を重視する

次に「飲食店のアルバイト探しで重視すること」を聞いたところ、男女ともに「職種など仕事内容」が最多で、男性は72%、女性は64%を占めました。
2番目に重視することは、男性が「高時給」で48%が回答、女性は「通勤アクセスの良さ」で46%が回答しました。
飲食店は早朝・深夜営業が多い、パートタイマーの主婦層は通勤時間を短縮したい、などの理由から、アルバイト探しにおいて最寄り駅や自宅からの近さを重視する女性が多いと考えられます。
また、「交通費全額支給」については男女共にさほど重視しておらず、25%程度となりました。
その他の項目については、男性よりも女性のほうが「希望シフト制」を重視し、女性よりも男性のほうが「まかないの有無」を重視する傾向がみられました。
飲食店アルバイトの魅力は「調理技術を身につけられる」こと

次に、「飲食店のアルバイトで魅力を感じるところ」を聞いたところ、男女ともに「調理技術を見につけられる」が最多で、男性46%、女性35%が回答しました。
2番目に魅力と感じている部分は、男性が「専門的な知識を身につけられる」で35%、女性は「専門的な知識を身につけられる」「コミュニケーション能力を磨ける」が同割合で34%となりました。男女ともに、知識や技術の習得が飲食店のアルバイトにおける一番の魅力と感じていることがわかります。
特に男性は「独立のための勉強ができる」ことに魅力を感じている人が女性の約2倍となり、将来の独立に向けて、アルバイトを通じて知識・技術・ノウハウを身につけたいと考えていることがうかがえます。一方、女性はコミュニケーション能力を磨く場としても魅力を感じています。これはお客様・従業員・取引先など、日々たくさんの人と関わる飲食店ならではの魅力といえるでしょう。
その他の項目をみていくと、男性は「まかないが食べられる」「出会いが多い」ことに魅力を感じている人が女性よりも多く、女性は「経験がなくても始めやすい」「オシャレなお店で働ける」「短い時間で働ける」ことに魅力を感じている人が男性よりも多いという傾向がみられました。
女性が嬉しいまかないは「お店で提供しているメニュー」

最後に、飲食店のアルバイトで「どんなまかないが嬉しいか」を聞いたところ、男性は「食べられれば何でもよい」が最多で37%、女性は「お店で提供しているメニュー」が最多で43%を占めました。
飲食店のアルバイト探しにおいて、女性は「まかないの有無」を重要視しない傾向がありましたが、実際にまかないがあるケースにおいては、よりよいものを食べたいという願望は男性よりも強いようです。