糖質制限メニューで集客力アップ！ 「鶏肉」「アーモンド」をはじめとした定番食材8選と基礎知識！

健康維持やダイエットのキーワードとして「糖質制限」という言葉が定着しつつあるこの頃。コンビニやスーパーでも低糖質や糖質オフを謳った食品や飲料を多く見かけるようになり、また飲食店でも糖質制限メニューが増えてきました。

飲食店では、料理の美味しさに、健康や美容への付加価値がつけば話題性にもつながります。すでに糖質制限メニューを提供している店舗もそうでない店舗も、この機会に新たなメニューに挑戦してみてはいかがでしょうか。

今回は糖質制限の基礎知識を改めておさらいしつつ、糖質制限メニューに向いている食材をご紹介していきます。

エネルギーの三大栄養素のひとつである糖質。これまで、ダイエットや糖尿病などに配慮した食事は、この三大栄養素を中心とした総摂取エネルギーを減らす、いわゆるカロリー制限が主でした。それに対して糖質制限は、三代栄養要素のうち糖質の摂取量のみを制限することで血糖値を抑え、インスリンの分泌をコントロールします。これにより、中性脂肪を溜め込む働きを抑えることができ、ダイエットやメタボリックシンドロームの解消効果が期待できます。

■メリットとデメリット
糖質制限のメリットは、カロリー制限でこれまで敬遠されがちだった肉類や脂質は摂取しても大丈夫な点。揚げ物や肉類を食べられるのは、食事制限のストレスを緩和させる強い味方です。一方で糖質の制限によりタンパク質や脂質の摂取が増えるとコレステロールが増え、動脈硬化や心筋梗塞などにつながる恐れも。健康な人がむやみに糖質を制限することは逆効果の場合もあるので注意が必要です。

■鶏肉
高タンパク低カロリーでおなじみの鶏肉。部位ではモモ、ムネ、ササミなどが糖質量が少なめです。牛肉は赤身が多いと糖質量がやや多めですが、肉類は全般的に低糖質です。

■卵
卵も糖質制限食材としてはおなじみです。加えて必須アミノ酸がバランス良く含まれており、栄養価も高い食材です。様々な調理法でアレンジできる食材なので、糖質制限メニューにぜひ活用したいところ。

■アボカド
低糖質以外にも、栄養価の高さに定評のあるアボカド。抗酸化作用のあるビタミンEが豊富に含まれており食物繊維も豊富です。女性にとって嬉しい栄養素が豊富なので、女性客を掴むためにも取り入れておきたい食材といえます。

■チーズ
乳製品はカロリーが高いイメージがあるかもしれませんが糖質は少なめ（牛乳は糖質が高めなのでおすすめしません）。特に、フレッシュチーズ、カマンベールチーズ、プロセスチーズなどがおすすめです。お酒とともに楽しむイメージが強いと思いますが、合わせるお酒も赤ワインや蒸留酒を提案すればより徹底して糖質制限ができます。ビールや日本酒は残念ながら糖質量が高めです。

■アーモンド
お酒に合わせる食材といえばナッツ類も糖質制限食材としておすすめです。特にアーモンドやクルミはその他の栄養価も優秀です。アーモンドは先ほどアボカドでも出てきたビタミンEやビタミンB２が豊富です。また、クルミには生活習慣病の予防に効果的だと言われているオメガ3脂肪酸がナッツ類の中で一番多く含まれています。

■海藻類
ミネラル豊富な海藻類は糖質制限食材としても優秀です。ただし、海藻類は煮物や和え物など、調味料を多く使うメニューが多いので、糖質の高い味付けにならないよう注意が必要です。

糖質制限で最もセーブしなければならないのは、米類や、うどん、パン、パスタなどの炭水化物。しかしメニューからこれらを完全に外すのは難しいはず。以下のように工夫して提供していきましょう。

■古代米
基本的に米類の糖質は高めですが、古代米（雑穀米）はその中でも低糖質です。赤米、黒米、緑米など種類は多様で、それぞれに栄養素や食感が異なります。白米に比べ噛み応えもありますので、少量で満足感を得られるのも特徴です。

■大豆粉
生の大豆を粉状にしたもので、小麦粉の代用として役立ちます。きな粉も大豆の粉ですが、炒ってから粉にしているところが大きな違いです。低糖質のパンやクッキー、お好み焼きなどにも応用が効きますので、メニューに役立ててみてはいかがでしょうか。

いかがでしたか？　定番の食材にも、栄養価が高く糖質制限メニューに活かせる食材がたくさんあることがお分かりいただけたのではないでしょうか。この時期、夏に向けてダイエットを……という方も多いと思いますので、ぜひ糖質制限の新たなメニューを考案して、集客に活かしてみてはいかがでしょうか。

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