認知性調査2

認知性調査の注意点


認知性の調査は「評価が甘くなりやすい」という落とし穴があります。
自分では「これ位の看板を出せば十分見えるだろう」と思っていても、一般の通行人からはその存在にすら気付いてもらえないという事がよくあります。

一般の通行人は注意して看板を見て歩くという事はまずありません。
このような意識の違いがあると、せっかく費用をかけて設置した看板が無駄になってしまいます。
失敗しやすいポイントには以下のものがあります。

?直前でしか見えない
?視界に入りづらい
?可読性が低い

「直前でしか見えない」についてですが、通行人が「何の店か?」という事を認識し、入店の意思決定を行うまでにはタイムラグがありますし、同伴者がいる場合は入店の同意を取る時間が必要になります。
そういった理由で、なるべく遠くからお店の存在が認識できる方が望ましいと言えます。
20〜30m前から視界に入り、少なくとも10m前ではっきりと認知できる状態を1つの目安にします。

「視界に入りづらい」ですが、2階以上や地下物件ではどうしても認知されにくいので、1階部分への移動式看板の設置が重要になります。
また、近くに同じ色の看板があれば、視界には入っても見えづらいという現象が起こるため、看板の色を工夫する必要があります。

「可読性が低い」ですが、よくある失敗例として、何の店か分からない・価格が分からない・文字が小さい・文字が読めない(筆記体のローマ字等)・夜間に暗くて見えないといった事が挙げられます。
店舗コンセプトにより、全てのお店に当てはまるわけでは無いのですが、一目で業種業態や価格帯を分からせる事はお店をアピールする際の基本です。

以上の点に注意し、一般の歩行者になりきって認知性を調査します。
調査データをもとに看板の大きさやデザインを決定します。


認知性評価方法


認知性は各地点(店前歩道の両方向、集客施設の出入口、動線上)からの見え方をそれぞれ得点化し、その合計点で評価します。
得点は、見え方に差があるため「問題なく認知可能、一部認知可能、認知不可」の3段階や、阻害要因を減点し、5段階評価する等のルールを決めます。

いくつかの物件を見る場合はデジカメで撮影しておき、後で比較するといった手法も有効になります。

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