転職支援サービスの認知度
まず、「転職支援サービス」を知っていたかどうかを質問したところ、「知っていた」は全回答の50%未満に留まりました。代表的な求職手段である転職支援サービスですが、飲食業界における求職者の認知度はまだそれほど高くないようです。
転職支援サービスの利用状況
直近の転職活動における仕事の探し方について、最も多かった回答は「求人情報サイトで自分で探す」で63%でした。
続いて多かったのは「求人情報サイトと転職支援サービスの両方」で24%の割合で、求人情報サイトと転職支援サービスを併用する人も一定数いることがわかりました。また、「転職支援サービスを使って紹介してもらう」をあわせると、全体の30%が転職支援サービスを利用したことがあるという結果になりました。
前項で転職支援サービスの認知度は46%に留まったものの、その半数以上が実際に利用していることがわかりました。
転職支援サービスへの興味と期待すること
前項で「転職支援サービスを知らなかった」と回答した求職者に、転職支援サービスを利用してみたいかを質問したところ、「一度話を聞いてみても良い」が57%、「ぜひ利用してみたい」が27%でした。この2つの回答を合計すると、転職支援サービス未利用者の84%が前向きに利用を検討していると言えます。
また、転職支援サービスを利用したことがある求職者に対し、サービスに期待していることを質問したところ、「本当に自分に合った仕事・企業と出会いたい」がトップで過半数の回答を得ました。次に多かったのは「非公開求人を紹介してもらいたい」で、39%が回答しました。これらのことから、自ら探すだけでは出会えない求人を紹介してもらえることが、転職支援サービスの価値と考える人が多いようです。
転職支援サービスを利用しない理由
転職支援サービス未利用の求職者に対し、利用しない理由を聞いたところ、一番多かったのは「自分のペースで転職活動をしたい」で35%となりました。やはり能動的に仕事探しをしたい人は求人情報サイトを好むと言えそうです。 次いで多かった回答は「転職支援サービスを知らなかった」で、ほぼ同率の34%となりました。求職者に対して効果的なアピールさえできれば、飲食業界でもまだまだ転職支援サービスの利用者が増加する余地があると期待できそうです。
キャリアアドバイザーが企業と求職者をつなぐ転職支援サービスは、マッチング率が高く効率的な採用活動と言えます。売り手市場が続く飲食業界の求人市場、求人広告掲載などと併用することで効果的に採用活動を進めていきましょう。
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