商圏調査2

商圏データの見方


お店を出す際には、商圏範囲に「ターゲットとする顧客がどれ位いるか?」という事が重要になります。

顧客のボリュームを把握するための代表的な指標として、
・居住者を対象にする場合は「人口総数」
・会社員を対象にする場合は「第2次・第3次産業従業者数」
・買物に来る人を対象にする場合は「小売業年間販売額」
・学生を対象にする場合は「生徒学生数」
・駅の影響が大きい立地であれば「駅乗降客数」
といったデータが挙げられます。

もちろん、20代の1人暮らし男性がメインターゲットであれば「人口総数」に加え、
「1人世帯数」や「20代男性人口」も合わせて考慮する等、お店のコンセプトに沿ってさらに
細かく見ていく必要があります。


商圏データの活用


商圏データを入手するだけでは、その商圏が良いか悪いか判断できません。
複数エリアの商圏データを入手し、「比較」する事が必要になります。

今、仮に、A駅・B駅のいずれかで飲食店の出店を考えているとします。
商圏人口と競合店を調べてみると、以下の通りでした。
A駅・・・・商圏人口20,000人(競合店無し)
B駅・・・・商圏人口10,000人(競合店有り) 

出店候補物件の立地や賃料条件が同程度の場合、A・Bどちらの駅で出店すべきでしょうか?
このデータのみで実際の出店を決定するのは危険ですが、この例だけで判断すると、どうやら
A駅の方に出店余地がありそうです。

このように「比較」する事で商圏の良否を判断する一つの基準を得る事ができます。

次回は「競合」について説明させて頂きます。

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