周辺店舗調査2

調査のポイント ?距離


周辺店舗を見る上では、業種業態の分類に加え、店舗間距離と調査時間帯も重要なポイントとなります。

集客力が高い、あるいはターゲット層が同じ異業種店舗がある場合、数百m先にあるよりも隣接しているほうがプラスの影響が強くなります。

ターゲット層が敬遠する、あるいは雰囲気が自店のコンセプトにそぐわない店舗がある場合も同様で、近くにある程マイナスの影響が強くなります。

調査する範囲としては
・隣接
・自店から視界に入る範囲(前後50m程度)
・徒歩1〜2分圏(半径100m程度)
の3段階に分類し、自店から近い程点数を高く(悪影響の場合は低く)設定すると良いと思います。

(周辺の店舗属性を調査する範囲の目安であり、百貨店等の集客施設はより広範囲の調査が必要となります。詳しくは次回以降で説明します。)


調査のポイント ?時間帯


周辺店舗の影響度は調査する時間帯によって変化する場合があります。

昼間調査して一見問題無く思える場合でも、夜間に再度調査すると、昼間には無かった風俗店の看板や客引きが出現していたり、近くにガラの悪い人が集まっていて一般の人が近寄り難い雰囲気になってしまっていたという事例があります。

繁華街ではこのような事態が発生しやすいため、昼間だけでなく夜の時間帯も調査する必要があります。


調査終了後、周辺店舗をプラスとマイナスの影響に分類し、競合調査で作成した地図に記入すると店舗の周辺環境がより詳細に理解でき、出店時の判断材料となります。

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