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-Photo by iStock.com/a_namenko
ハイボールから人気に火が付き、いまや定番となったウイスキー。なかでも日本で製造されているジャパニーズウイスキーは、国内だけでなく世界的にブームが続いています。 そんな世界各国で飲まれているウイスキーですが、飲み方によって香りや味わいが変化するのも大きな特徴です。そこで今回は、ウイスキーの基本的な飲み方と、飲み方に適したグラスについてご紹介します!
海外でも人気のジャパニーズウィスキー
日本のウイスキーは、スコットランド、アイルランド、アメリカ、カナダと並んで世界の五大ウィスキーに数えられています。 2000年代に入ってからは、ニッカウヰスキーの「余市」や「竹鶴」、サントリーの「響」や「山崎」などの銘柄から、小規模酒造会社が製造するいわゆる『地ウイスキー』までが、海外で多くの賞を受賞するようになりました。 2016年・2017年のワールド・ウイスキー・アワードでも、『サントリーウイスキー 響 21年』が「ワールドベスト・ブレンデッドウイスキー」を、『富士御殿場蒸溜所シングルグレーンウイスキー AGED 25 YEARS SMALL BATCH』が「ワールドベスト・グレーンウイスキー」を受賞しています。 国内でも国産ウイスキーに注目が集まっていましたが、世界各国への輸出量も年を追うごとに増加。商品によっては、現在も品薄な状態が続いています。
まずは基本をマスター!ウイスキーの飲み方
・ストレート
ウイスキーをそのまま楽しむ飲み方。水などのチェイサーを用意して交互に飲むことで、最後まで味や香りを新鮮に感じられます。
・トワイスアップ
テイスティングにも用いられる香りを楽しむための飲み方。脚が付いたグラスにウイスキーと、同量の常温の天然水を注ぎ、静かに揺すって香りを立たせながら味わいます。
・オン・ザ・ロック
音も美味しい、氷のみで味わうウイスキー。グラスをしっかり冷やすこと、大き目でしっかりした溶けにくい氷を使うことがポイントです。
・ハーフ・ロック
ウィスキーと水を1:1で割ったもの。水としっかりなじませることで、ウイスキーの味と香りがマイルドに引き出されます。
・ミスト
たっぷりのクラッシュアイスにウイスキーを注いだもの。名前のとおりロックグラスの外面に白い霧がつき、冷涼感を楽しめます。
・水割り
一般的な割り合いは、ウイスキー1:ミネラルウォーター2~2.5と言われています。水で割ることで飲み口が柔らかくなるため、食事と一緒に楽しむにも最適です。
・ハイボール
ウイスキーをソーダで割ったもの。炭酸が抜けないよう、かきまぜすぎないことが美味しくつくるコツです。レモンを入れたりジンジャーエールで割る場合も。
・ウイスキーフロート
氷を入れたグラスに水を注ぎ、その上から静かにウィスキーを注いで水に浮かべます。二層になった見た目が美しく、ストレート~水割りへと飲むたびに変化する香りと味わいを楽しめます。
・ホットウイスキー
いわゆるお湯割りですが、さまざまなトッピングと相性が良く、温めることで香りも強まります。暖がとれるので冬場にはぴったりな飲み方です。
ウィスキーを美味しく楽しむコツ!飲み方に適したグラスを選ぼう

-Photo by iStock.com/bhofack2
・ロックグラス
名前のとおり、オン・ザ・ロックに使います。大きな氷を入れるため口が広く背が低いのが特徴で、凝ったデザインも多くつくられています。
・ショットグラス
ウイスキーに限らず度数の強いお酒をストレートで飲む際に使われる印象がありますが、飲み口も底も広めの形状なので、香りやアルコールの刺激をダイレクトに味わうことができます。
・テイスティンググラス
ストレートやトワイスアップなど、特に香りを立たせたいときに使います。さまざまなサイズがあり、チューリップグラスとも呼ばれています。
・タンブラー
縦長なので炭酸が抜けにくく、ハイボールなどに適しています。容量はオンスで表されることが多く、素材や形状もさまざまです。
・耐熱グラス
ホットウイスキーには耐熱グラスを使用しましょう。先にお湯を入れてグラスを温めておくことがポイントです。
・カクテルグラス
ショートタイプのカクテルには欠かせない存在。ウィスキーは「マンハッタン」や「ニューヨーク」などカクテルの種類も豊富です。
一口にウィスキーと言っても、製造される国や銘柄によって、その特徴はさまざま。
お酒の個性をいかしたり、お客様の好みにあわせて提供したりできるよう、いろいろな飲み方やグラスを用意してみてはいかがでしょうか。