ジョッキ以外もおすすめ。味わいと種類で変わるビールグラスの選び方

夏が近づき、ビールの需要が高まる季節がやってきました。かつては「ビールといえばジョッキ」。しかし、専門店以外でも海外ビールやクラフトビールを扱うようになり、おしゃれなグラスで提供する店が増えてきました。そこで今回は、多様な味わいを楽しめるよう、それぞれのビールに合ったグラスの選び方を紹介します。

ラガーとエールの違いとは

醸造方法や原料により、ビールはなんと100種類以上になると言われています。これらを大きく分けると、「ラガー」と「エール」の2つ。ラガーは「下面発酵」という低温で長期間発酵させる方法でつくられます。すっきりして、日本の一般的なビールはほとんどラガーです。一方、エールは「上面発酵」という、やや高温で短い時間で発酵させてつくられています。コクがあり、海外のビールやクラフトビールで多くみられます。

味わいや種類で選ぶには

おいしくおしゃれにビールを楽しめるよう、味わいや種類に合わせてグラスを選びましょう。グラスの口元や全体の形状がポイントです。

■オールマイティ―なパイントグラス

イギリスやアメリカのパブなどで使われている、1パイントの容量が入る大きなグラスです（1パイントはイギリスで568ml、アメリカでは473ml）。口が広く底にかけて狭くなるのが特徴。どんなビールにも合うので、迷ったらお勧めのグラスです。グラスの上部が少しふくらんでいるグラスを「ノニック」、ふつうの広口のグラスを「コニカル」といいます。ノニックは、ふくらみによって香りが立ちやすいので、とくにストロングエールやスタウトビールに向いています。

リビー　パブグラス No.4808（6ヶ入） RLBEY01 RLBZ901

■ホップが香るピルスナーには背の高いグラス

ホップの量がほかのビールより多めのピルスナーは、ピリッとした苦味と爽やかな香りが特徴です。色味はきれいな黄金色。細かな白い泡が立ち上がります。のど越しがよくすっきりとして、日本人好みのビールです。苦味・香り・色のハーモニーをおしゃれに楽しむには、細くて背が高いピルスナーグラスがおすすめです。

ＭＬＶアニメーション（２ヶ入）ピルスナー Ｓ０４８ RJB3601

■濃厚で味や香りが強いビールにはスタウトグラス

どっしりと濃厚な味わい、濃い色のビールをスタウトといいます。ギネスの黒ビールが有名です。ふつうのエールビールと比べアルコール度数は高めで、酸味と苦味が強いのが特徴。スタウトグラスは重い口当たりと味わい、香りや苦みを楽しめるような形状になっています。

ビラテック　スタウト・ポーター（2ヶ入） 11826／02 RBLH501

■IPAビールは専用グラスで

IPA（インディアン・ペール・エール）は、イギリスが植民地のインドへ送る際に長旅に耐えられるよう、大量のホップを入れアルコール度を高めたビールです。IPAグラスは、その高いホップの香りを引き出せる専用のグラスです。口元がすぼまり、グラスの下部は持ち手になるよう凹凸がついています。

ビラテック　IPA・ホワイトIPA （2ヶ入）　11825／02 RBLH401

■フルーティーなエールはチューリップ型

華やかな香りのエール。上部がふくらみ、口元がチューリップのように開いているグラスなら、ワインのように繊細な香りと変化が楽しめます。また「足」がついているので、手の温度が移らず冷たさをキープすることができます。

リビー　ベルジャン　ビール No.3807（6ヶ入） RLBJU01

■のど越し爽やかなラガーはやっぱりジョッキで

すっきりした口当たり、爽やかなのど越しのラガービールは、冷やしてゴクゴク飲みたいものです。ジョッキなら、取手がついているので豪快に傾けて飲むことができます。容量が1リットルのジョッキは「マース」と呼ばれ、ドイツで開催される「オクトーバーフェスト」で使用されているもの。厚みのあるガラスは、冷たさをキープ。銅製は、冷却効果がありビールの泡立ちもきめ細かくなります。

リビー　ウィーン　ジョッキ No.5305（6ヶ入） RLBGB01

SW 銅ビアマグ

ビールはグラスによって味わいが変わってきます。おいしいビールをプレミア感のあるグラスで提供してはいかがでしょうか。

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