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「従業員エンゲージメント」とは?
英語の「engagement」という言葉には、約束や婚約、契約などの意味がありますが、「従業員エンゲージメント(単にエンゲージメントとも言う)」は、人事や人材開発の分野で「従業員の企業ビジョンに対する自発的な貢献意欲」のことを言います。
例えば、「会社も仕事も好きだからついがんばっちゃう」という社員はエンゲージメントが高いといえるでしょう。会社との信頼関係があり、会社の理念・生み出す価値・ビジョンにも強く共感しているため、熱意をもって自発的に仕事に取り組み、その結果、会社に貢献している、といった状態です。
日本ではそこまで馴染みはありませんが、海外の多くの企業では、業績を上げるために従業員エンゲージメントの向上に取り組んでいます。
ちなみに「モチベーション」という言葉と混同しがちですが、モチベーションという言葉には、会社と従業員の信頼関係というような意味合いは含まれません。また、給与をアップするだけでモチベーションを向上させることが可能なケースもあるため、会社と従業員がビジョンを共有したうえで、従業員が自発的に仕事に取り組む状態を指すエンゲージメントとは異なります。
例えば、「会社も仕事も好きだからついがんばっちゃう」という社員はエンゲージメントが高いといえるでしょう。会社との信頼関係があり、会社の理念・生み出す価値・ビジョンにも強く共感しているため、熱意をもって自発的に仕事に取り組み、その結果、会社に貢献している、といった状態です。
日本ではそこまで馴染みはありませんが、海外の多くの企業では、業績を上げるために従業員エンゲージメントの向上に取り組んでいます。
ちなみに「モチベーション」という言葉と混同しがちですが、モチベーションという言葉には、会社と従業員の信頼関係というような意味合いは含まれません。また、給与をアップするだけでモチベーションを向上させることが可能なケースもあるため、会社と従業員がビジョンを共有したうえで、従業員が自発的に仕事に取り組む状態を指すエンゲージメントとは異なります。
従業員エンゲージメント向上に取り組むスターバックス
従業員エンゲージメントを高める工夫をしている企業といえば、スターバックスです。マニュアルがないのは有名ですが、アルバイトを「パートナー」と呼び、スキルアップのための研修も充実。「皆でコーヒーを通して人や地域を豊かにしたい」という価値観を掲げ、それを核に会社と従業員とのつながりに重きをおいています。
スタ―バックスといえば、意識の高いアルバイトスタッフが多いというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。その大きな理由は、従業員エンゲージメントの高さにあると言えるでしょう。
スタ―バックスといえば、意識の高いアルバイトスタッフが多いというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。その大きな理由は、従業員エンゲージメントの高さにあると言えるでしょう。
従業員エンゲージメントを高めるには?
米国の世論調査会社やコンサルティング会社による調査では、従業員エンゲージメントの高い会社は、低い会社に比べ、「営業利益率」「生産性」「収益性」「顧客からの評価」などのパーセンテージが高く、「欠勤日数」「離職率」などのパーセンテージは低いという結果が出ているといいます。
このことからも、飲食業界にとって、従業員エンゲージメントを高めるメリットは大きいことがわかります。では、実際に従業員エンゲージメントを高めるにはどうすればよいのでしょうか。
会社やお店の理念や生み出す価値、ビジョンへの強い共感を得るためには、まずそれらを明確にしておく必要があります。そして、それを従業員に理解してもらうためには、経営者自身が率先して体現することが重要。加えて、研修や日々の業務でも伝えていくとよいでしょう。
次に大切なのが、コミュニケーション。会社のビジョンを一方的に伝えるだけではなく、従業員のビジョンや仕事に対する想いに耳を傾けることも重要です。従業員エンゲージメントとは、「従業員に会社に深くコミットさせること」ではなく、「会社と従業員が共に同じ方向を向き、価値を生み出していくこと」。定期的に従業員との面談の機会を設けたり、改まった席でなくても、仕事への熱意などを、気負わずに語れる雰囲気をつくるのがおすすめです。
意欲が高い従業員ほど、成長したい、スキルアップしたいという想いが強いもの。いくら会社に貢献できていても、自身の成長が止まってしまってはせっかくの意欲もしぼんでしまいます。従業員エンゲージメントを高め、かつその状態を維持するためには、スキルアップできる機会をつくる必要があります。社内環境や正当な人事評価などを、しっかり整えておきましょう。社内外の研修、コンテストや表彰制度などがあるとさらに効果的です。
このことからも、飲食業界にとって、従業員エンゲージメントを高めるメリットは大きいことがわかります。では、実際に従業員エンゲージメントを高めるにはどうすればよいのでしょうか。
■会社の理念や経営方針を明確にし、社内外へ伝えていく
会社やお店の理念や生み出す価値、ビジョンへの強い共感を得るためには、まずそれらを明確にしておく必要があります。そして、それを従業員に理解してもらうためには、経営者自身が率先して体現することが重要。加えて、研修や日々の業務でも伝えていくとよいでしょう。
■️コミュニケーションを怠らない・改善していく
次に大切なのが、コミュニケーション。会社のビジョンを一方的に伝えるだけではなく、従業員のビジョンや仕事に対する想いに耳を傾けることも重要です。従業員エンゲージメントとは、「従業員に会社に深くコミットさせること」ではなく、「会社と従業員が共に同じ方向を向き、価値を生み出していくこと」。定期的に従業員との面談の機会を設けたり、改まった席でなくても、仕事への熱意などを、気負わずに語れる雰囲気をつくるのがおすすめです。
■️従業員が成長できる機会をつくる
意欲が高い従業員ほど、成長したい、スキルアップしたいという想いが強いもの。いくら会社に貢献できていても、自身の成長が止まってしまってはせっかくの意欲もしぼんでしまいます。従業員エンゲージメントを高め、かつその状態を維持するためには、スキルアップできる機会をつくる必要があります。社内環境や正当な人事評価などを、しっかり整えておきましょう。社内外の研修、コンテストや表彰制度などがあるとさらに効果的です。
ポイントは“ビジョンの共有”
いかがでしたか。「従業員エンゲージメントを高める」と聞くと難しそうに聞こえますが、ほとんどの飲食店は、「お客さまにヘルシーで美味しい料理を楽しんでほしい」「本場の料理とお酒の味を伝えたい」など、それぞれのビジョンを持っているはず。そして、それを共感できる人と一緒に働きたいと考えている方が多いのではないでしょうか。
まずは、ビジョンや理念をしっかりと伝えられているか、体現できているか、また、共感してくれている従業員の意欲を認め、評価しているか、そのあたりを見直すところから始めてみてはいかがでしょうか。
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まずは、ビジョンや理念をしっかりと伝えられているか、体現できているか、また、共感してくれている従業員の意欲を認め、評価しているか、そのあたりを見直すところから始めてみてはいかがでしょうか。
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