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厨房用品・調理道具の選び方

お玉、レードルはどう使い分ける? 代表的な10種類の特徴や使い方、選び方を紹介

2018年10月1日(2023年6月9日更新)

お玉、レードルの代表的な10種類の特徴や使い方、選び方を紹介"

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調理に欠かせないお玉やレードルは、飲食店の料理人にとってまさに「右腕」。できるだけ使いやすいものを選びたいところです。今回はお玉・レードルの代表的なものを10種類ピックアップし、特徴や用途をご紹介します。

■スープレードル
幅広いジャンルの調理時に使われる、最もベーシックなタイプです。サイズ、柄の長さ、材質ともに様々なものがあるため、自分に合ったものを選ぶと良いでしょう。例えば、自店で使うメニューのポーションに合わせてサイズを選べば、計量の手間も省けます。さらにサイズごとに柄に色付けされているタイプは忙しい時でもパッと容量がわかり、効率的な活用が可能です。また寸胴鍋など底が深い鍋と一緒に使うものであれば、長めの柄のものを選びましょう。材質はステンレス製のものが軽くて丈夫です。

■横口レードル
横に口が付いたタイプのレードル。スープやソース、出汁などを簡単に注げるため、こちらもジャンルを問わず多くの飲食店で使われています。内側に目盛りが付いているタイプを活用すれば計量も便利に。さらに左利きの方には、使いやすい左利き用レードルも販売されています。

■ソースレードル
スプーンの形をした小さめのレードル。フライパンからソースを移す際や、料理の仕上げにソースをかける際など、主に洋食で使われることが多いアイテムです。

■柄ひしゃく
大鍋で汁物を調理する際に使用します。スープやつゆを器に注ぐなど、ラーメン店やそば店などで使われることが一般的。鍋の大きさに合わせて、柄の長さを調整できるタイプもあります。素材はモリブデン鋼製であれば酸性に強く、さびにくいというメリットがあります。

■中華お玉
スープや素材をすくうだけでなく、炒めたり、調味料を足したりと中華鍋を使う際のあらゆるシーンで活用できます。素材は鉄が主流ですが、近年は丈夫で軽いステンレスを使う方も増えています。一般的にお玉の形は丸型ですが、楕円形のタイプも人気です。

お玉、レードルの代表的な10種類の特徴や使い方、選び方を紹介

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■中華お玉
汁気や水気、油などを切り、具材だけ取り出すのに便利なお玉。スキンマーともいいます。横口レードルや、中華お玉にも穴あきタイプはありますが、穴あき部分は普通のお玉と比べて洗浄しづらいため、お手入れがラクなタイプや抗菌性のものを選ぶとよいでしょう。

■シノア(スープこし)
スープやソースをなめらかに仕上げる際、裏ごし作業に使います。フレンチやイタリアンで使われることが多いものの、ラーメン店などでスープをこす際にも活躍してくれます。素材はサビに強く衛生的なステンレス製が一般的です。

■てぼ
ラーメンやうどん、パスタなど、茹でた麺を湯切りするのに使われるアイテム。底は丸型、置きやすい平型があります。麺類を中心に扱う店舗は使用頻度が高くなるため、丈夫で使い勝手の良い形のものを選ぶようにしましょう。

■スパゲティフォーク(サーバー)
茹でた麺を引き上げるのに使います。麺を潰さず菜箸よりも多くすくうことができるため、パスタだけでなくうどん店などでも使われています。素材は柔らかみのある木製やシリコン製など。

■アク取り
スープや煮物などで浮かぶアク取りは、衛生的で丈夫なステンレス製がよく使われます。スープの旨みをしっかりと残したい場合は細かい目のメッシュタイプがおすすめですが、パンチングタイプは目詰まりしにくく、メッシュタイプよりお手入れがラクです。

レードルやお玉は基本的に使用頻度が高いものが多いので、選ぶ際にはお手入れのしやすさや丈夫さも気になるところ。例えば柄と玉の部分が一体になっているものが破損しにくく、お手入れも簡単です。形や用途も重要ですが、日々使うことを考えつつ選ぶこともまた、大切といえるでしょう。

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