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気象庁の季節予報によると今年の夏も暑いそうです。暑い夏に消費量が増えるのがビール。そして、日本酒では冷酒の注文が増えていきます。そこでここでは、お客様に美味しく召し上がっていただくために、口当たりの良い、見た目も涼やかなグラスを紹介していきます。
夏のビールをさらに美味しくする4種類のグラス
ビールジョッキ
「とりあえずビール!」とジョッキに入った冷たいビールをグイッと飲むことは至極の楽しみです。しかし、なぜジョッキなのでしょう。取っ手が持ちやすい、手の温度を伝えないなどの利点とともに、飲み口の厚さにも秘密があります。
ガラスのビールジョッキの場合、グラスよりも厚手です。そのため、より口を開く形になり、ビールの爽快な味、のど越しを味わえるのです。また、銅製のビールジョッキは、口当たりがひやりとしてビールの冷涼感をより味わうことができ、冷たさが長持ちするので、こちらもおすすめです。
なお、居酒屋などで一般的な「中生(ちゅうなま)」のジョッキサイズは、大体350~500ml。小ジョッキは 200~300ml、大ジョッキは 700~800ml です。

ボルミオリロッコ マルス
SW銅ビアジョッキー
コブレット型
炭酸が上手く抜けるようになっており、きめの細かい泡を作ることができます。また、香りが飛ばず長く楽しめます。料理とともにビールを供する場合にも、おすすめのタイプです。

オヴァチュア ビール 6408/11
ピルスナーグラス
薄手のグラスで、キリッとした苦味を繊細に楽しめます。また、ピルスナーの特徴である淡い金色と白い泡を目で楽しめるよう、細く背の高い形になっています。ちなみに日本のビールのほとんどがピルスナースタイルなので、ビールを美味しく提供しようと本気でこだわるお店は、ぜひ揃えておきたいグラスです。

マルティーグ ピルスナー
タンブラー
腰のくびれのようなラインを持ち、飲み口がふくらんだタイプは、泡を注いだときに衝撃が少なく、泡もちが良いことが特長です。

リビー シバリー ジャイアントビアグラス2478
多様化する日本酒のグラス。最近はワイングラスも!
冷酒用酒器
日本酒で冷酒に向いているのは、味が淡く香りが高いタイプです。酒造米をよく磨いて醸した吟醸酒、大吟醸酒は、繊細な香りと味わいを持つので最も冷酒に向いており、やや冷たい10℃前後に冷やすと良いと言われています。また、本醸造や生酒はしっかりと5℃前後に冷やす方が爽快で涼やかな感じが増します。
冷酒用の酒器は色々ありますが、空気に触れる面積が少ない徳利、冷たさを保つようくぼみに氷を入れるタイプ、二重底で氷を入れる「地炉利(ちろり)」などがおすすめです。

冷酒ボトル・250cc (6ヶ入) D26-47
八角地炉利 (ガラス製) IDS-2ESV
冷酒グラス
吟醸酒、大吟醸酒など香りを楽しむタイプの場合、杯を傾けた時に香りが立つラッパ型か、ワイングラスに似た形のものが良いでしょう。また、しっかりと冷やす場合、飲みきれるよう小型の杯がおすすめです。

杯 (6ヶ入) 30809
盃 No.7131 (12ヶ入)
スパークリング日本酒用グラス
最近流行っているのが「スパークリング日本酒」。炭酸ガスを注入するタイプと、瓶内で二次発酵を進め発泡するタイプ、そして微かに発泡する活性にごり酒があります。発泡がしっかりしているタイプは、フルートグラスなどが良いでしょう。また、活性にごり酒は、口当たりが良い割にアルコール度数が高いので「ぐい呑み」がおすすめです。

流水紋ぐい呑 D05-09
ぐい呑 No.1060 (6ヶ入) D26-50
日本酒も楽しめるワイングラス
大吟醸酒や吟醸酒といった香りが豊かな日本酒は、ワイングラスで飲むのも一興。香りをより楽しめるよう、口がすぼまったチューリップ型のグラスを選ぶのが良いとされています。また生酒などのよく冷やす必要がある日本酒は、飲んでいるうちに温度が上がらないように小ぶりのワイングラスを選びましょう。

ヴィノグランデ ボルドー 100/35
ソムリエ アルザス 4400/5
いかがでしたか。グラスによってビールも日本酒も味わいが一段と増しますので、本格的な夏を前に、ぜひ一度グラスの見直しをしてみてはいかがでしょうか。