夏のテーブルに涼しさを運ぶガラス食器。その魅力とお手入れ方法とは？

キラキラと輝き、光を透過するガラス食器は、サラダやフルーツなど料理をみずみずしく新鮮に見せます。さらに涼しげな印象を与え、冷製の料理にもぴったりです。今回は、ガラス食器を選ぶメリットやおすすめの食器、くもりや水垢を防ぐお手入れの方法などご紹介します。

涼しげでおしゃれな印象のガラス食器

透き通ったガラスは氷を思わせ、暑い夏のテーブルに涼を運んでくれるようです。飲み物を注ぐ音やグラスの中で溶ける氷の音も、夏の暑さを癒してくれます。また、材質が無味無臭なため、食材の風味を邪魔しないのも魅力の一つで、素材を生かした料理に適しています。

この夏おすすめのガラス食器

オールシーズン活躍するガラス製の食器ですが、とくにこの夏おすすめのアイテムをご紹介します。

■メニューの幅を広げるデザートグラス
夏の人気メニューはなんといっても冷たいスイーツ。アイスやシャーベットは冷え感が続く脚付きのものがおすすめ。カラフルな層が楽しめるムースやパフェは、背の高いグラスに。また、スイーツだけでなく、カッペリーニなどの冷製パスタや、冷製ポタージュなどを盛り付けるのもお洒落です。

ボルミオリロッコ　フォーチュナ アイスクリーム　320cc(1.91410.MP1) EBM78601

ボルミオリロッコ　アカプルコ


■取り皿もガラス製の小皿に変えて
ガラス製の小皿は、料理に涼しさを取り込める便利なアイテムです。サラダやカルパッチョなど大皿料理の取り皿にぴったりです。また、白いお皿にガラス製の豆小鉢を組み合わせると涼し気で、ワンプレートのカフェご飯にも使いやすく、爽やかなイメージを演出できます。

クリア　７．５ｃｍ角小皿

水墨豆鉢白 2719-018


■飲み物が浮かんで見える、ダブルウォールグラス
ガラスが二重構造になったダブルウォールグラスは、保温・保冷効果が高いのがポイントです。冷たい飲み物を入れると冷たさが長持ちし、結露もしません。グラスが二重になっているため、まるで飲み物が浮いているように見えます。

ボダム パヴィーナ ダブルウォールグラス 4559-10 2PCSセット RBD0103

ボダム パヴィーナ ダブルウォールグラス 4560-10 2PCSセット RBD0104


■高級感を演出する冷酒器
夏は日本酒を冷酒で飲みたい人が増えます。冷酒は、繊細な香りや味わいが楽しめるので、無味無臭なガラス製の酒器がぴったりです。とくに冷酒に向いているのは大吟醸や吟醸などの吟醸酒。ガラス製の「ちろり」で提供すると、高級感が増します。

八角地炉利 (ガラス製) IDS-2ESV PTL5501

丸地炉利 IDM-2ESV QTL22


■さりげない涼しさを演出するガラス製の箸置き
ガラス製の小物を使うと、さりげなく夏らしさを演出できます。とくにおススメなのがガラス製の箸置き。季節感を出すとともに、透明感のあるガラスは清潔感を醸し出します。

ガラス丸型箸置 青 T26-02 RHSP101

ガラス菱重ね箸置 T26-03 RHSP401

ガラスの透明感を保つためのお手入れ方法

きらめきや透明感が魅力のガラス製品ですが、お手入れを怠ると「くもり」や「水垢」がついてしまいます。どのように洗えば美しさを保てるのでしょうか。

■ガラス製品の洗い方
ガラスは傷つきやすいため、食洗器対応のもの以外は手洗いにします。また、ガラスは高温に弱いので、熱湯は避け40℃ほどの湯を使います。

はじめに、中性洗剤を入れた40℃ほどのお湯につけます。そして、やわらかいスポンジでやさしく洗い、仕上げにもう一度、お湯をかけます。こうすることで水切れがよくなり、水垢がつきにくくなります。

ニュータフポン　ソフト　Ｙ 50512

ワイン用グラスウォッシャー 2175


■拭き上げ方と保存方法
水滴を残したままだと水垢ができてしまうので、目の細かいマイクロファイバーや専用のグラスリネンの布を使ってすみずみまで拭き上げます。ガラス製品は一定方向に吹くと輝きが増します。

完全に乾いてから収納します。傷つきやすいグラスの場合、口元が傷つかないよう、上向きにして保管しましょう。皿などを重ねる場合にも、こすれ合って傷がつかないようにキッチンペーパーを挟むことをお勧めします。

グラス・食器用マイクロファイバーふきん No.2012ＬＷ JHK2901

東レ　グラス拭き　トレシー


■ガラス食器の「水垢」の落とし方
ガラスに水滴が残っていると、水垢がつく原因になります。これは、水中のミネラル分が乾燥して残ってしまったため。ミネラルはアルカリ性なので、クエン酸で中和します。まず、40℃ぐらいのお湯にクエン酸洗剤を溶かし、1~2時間ほどつけます。そしてお湯ですすぎ、マイクロファイバーなどで拭き上げます。それでも取れない場合は、重曹を使います。ガラスを濡らし、丸めたラップに重曹をつけ磨いていきます。そのあとはぬるま湯で中性洗剤を使って洗い、マイクロファイバーなどで拭き上げます。

クエン酸洗浄 500ｇ XKE0101


■「くもり」の取り方
グラスがくもってしまう原因はおもにガラス成分と水分の化学反応です。この場合は、水またはお湯にクエン酸を入れ一晩つけます。その後、中性洗剤で洗い、マイクロファイバーなどでよく拭き上げます。ただし、クリスタルガラスにクエン酸は使えませんので注意しましょう。また傷などが原因のくもりはクエン酸では取れません。ガラス食器は傷つけないように扱いましょう。

ガラス製品の透明感や輝きは夏のメニューに涼しさを添えます。この美しさを保つためにもお手入れは丁寧にしましょう。

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