1、効果的な求人媒体を見極める

株式会社グラナダ 長尾絵美さん
人材募集の際に利用する求人媒体。じつはこの媒体の選び方にも、応募者を集めるヒントがあるようです。
「カジュアルラインの店舗は 『求人@飲食店.COM』 、高級ラインの店舗で、語学力も求める時には総合求人サイトを使いました。どちらを利用すれば効果的かは、業態にもよると思います」 (グラナダ・長尾さん)
「現場スタッフの募集については、基本的に飲食専門の媒体を使っています。総合求人サイトは、比較的利用者の年代が若いなど、媒体ごとに特徴があるように感じますね」 (ゼットン・北川さん)
紙やWeb、総合求人サイトや飲食業界に特化したものなど、媒体の種類は様々。「求めている人材が多く集まる媒体」を見極めて、募集をかけることが大切と言えそうですね。
2、求人媒体だけに頼らず、積極的に自社の魅力を発信する
求職者にお店の魅力をアピールできる場所は、求人媒体の募集ページだけではありません。長尾さんは、以下のような取り組みをしているそうです。
「専門学校の学生さん向けに、弊社の紹介資料を手作りし、求人票と一緒に全国の学校にお配りしています。この資料のおかげで、先生が学生さんに弊社を薦めてくれるようになりました。会社概要をまとめるだけでなく、運営する各店についてしっかり説明する内容にし、弊社をより身近に感じてもらえるようにしています。
また弊社のホームページや、採用ページの制作にも力を入れています。コンテンツのひとつに現役スタッフへのインタビューがあるのですが、学生さんを店舗見学へ連れていくと“この人と話してみたかった”と言われることも。弊社の仕事に興味を持っていただくきっかけになっているようです」 (グラナダ・長尾さん)
「待っているだけだと来ない」という長尾さん。求人媒体に載せて終わりではなく、様々なツールを使って、積極的に情報を発信するように心掛けましょう。
「専門学校の学生さん向けに、弊社の紹介資料を手作りし、求人票と一緒に全国の学校にお配りしています。この資料のおかげで、先生が学生さんに弊社を薦めてくれるようになりました。会社概要をまとめるだけでなく、運営する各店についてしっかり説明する内容にし、弊社をより身近に感じてもらえるようにしています。
また弊社のホームページや、採用ページの制作にも力を入れています。コンテンツのひとつに現役スタッフへのインタビューがあるのですが、学生さんを店舗見学へ連れていくと“この人と話してみたかった”と言われることも。弊社の仕事に興味を持っていただくきっかけになっているようです」 (グラナダ・長尾さん)
「待っているだけだと来ない」という長尾さん。求人媒体に載せて終わりではなく、様々なツールを使って、積極的に情報を発信するように心掛けましょう。

株式会社ゼットン 北川貴紀さん
3、採用する側の想いも伝え、ギャップを無くす
求職者の想いを聞くだけでなく、反対に企業側の考えをきちんと伝えることも、採用の大切なポイントのようです。
「最近は第二新卒の方も多く、休みがない、体力面や先輩がキツイということを転職理由として聞きますが、飲食業界にはどうしてもそういう厳しさがあります。ですから特に学生さんには、きちっと足を運んで自分の目で見て、納得したところに入ってほしいと伝えます。中途でも経験が浅い方には、弊社では自分から積極的に動かないと学べない、とお話ししますね」 (グラナダ・長尾さん)
「面接では弊社の現状を伝えたうえで、チームとして一緒にこの環境を良くしていくのもあなたの仕事です、という話をします。転職するときって、“隣の芝生が青く見える”ものだと思うんですよ。だから弊社のこともきちんと開示して、ギャップを無くす努力をしています」 (ゼットン・北川さん)
入社後のミスマッチを事前に防ぎ、想いが合致する人材を獲得するには、人事担当者も本音で求職者に向き合うことが求められるのでしょう。
「最近は第二新卒の方も多く、休みがない、体力面や先輩がキツイということを転職理由として聞きますが、飲食業界にはどうしてもそういう厳しさがあります。ですから特に学生さんには、きちっと足を運んで自分の目で見て、納得したところに入ってほしいと伝えます。中途でも経験が浅い方には、弊社では自分から積極的に動かないと学べない、とお話ししますね」 (グラナダ・長尾さん)
「面接では弊社の現状を伝えたうえで、チームとして一緒にこの環境を良くしていくのもあなたの仕事です、という話をします。転職するときって、“隣の芝生が青く見える”ものだと思うんですよ。だから弊社のこともきちんと開示して、ギャップを無くす努力をしています」 (ゼットン・北川さん)
入社後のミスマッチを事前に防ぎ、想いが合致する人材を獲得するには、人事担当者も本音で求職者に向き合うことが求められるのでしょう。
4、働きたいと思える環境を整える
応募者を集めるには、“ここで働きたい”と思ってもらえる環境作りも大切。特にメンタル面のフォローは、お二人とも意識しているよう。
「プライベートがうまくいっていないと仕事にも影響するので、例えば若いスタッフに対しては、恋愛のことなど比較的突っ込んだ話もします。近況を聞くのによく使うのは『LINE』ですね。自分のお店の人には言えない悩みも多々あると思うので、そういうものを吸い上げています」 (グラナダ・長尾さん)
「調子が悪いときに支えてあげるのが、僕ら人事の仕事。個別の相談にものりますし、『LINE』で“元気にしてますか?”ってメッセージを送ることもありますよ。こうしたコミュニケーションが、帰属意識にもつながると思うんです」 (ゼットン・北川さん)
福利厚生や待遇の条件が良いことだけでなく、人事担当者が親身になってくれる、安心して働ける職場であることも、求職者にとっては惹かれるポイントになるはず。人事担当者は人材を選ぶ側ですが、求職者もより魅力的な職場を選ぶため、多くの企業やお店に目を向けています。“来てもらう”のでなく“歩み寄る”ことも大切にして、人材獲得に臨みましょう。
「プライベートがうまくいっていないと仕事にも影響するので、例えば若いスタッフに対しては、恋愛のことなど比較的突っ込んだ話もします。近況を聞くのによく使うのは『LINE』ですね。自分のお店の人には言えない悩みも多々あると思うので、そういうものを吸い上げています」 (グラナダ・長尾さん)
「調子が悪いときに支えてあげるのが、僕ら人事の仕事。個別の相談にものりますし、『LINE』で“元気にしてますか?”ってメッセージを送ることもありますよ。こうしたコミュニケーションが、帰属意識にもつながると思うんです」 (ゼットン・北川さん)
福利厚生や待遇の条件が良いことだけでなく、人事担当者が親身になってくれる、安心して働ける職場であることも、求職者にとっては惹かれるポイントになるはず。人事担当者は人材を選ぶ側ですが、求職者もより魅力的な職場を選ぶため、多くの企業やお店に目を向けています。“来てもらう”のでなく“歩み寄る”ことも大切にして、人材獲得に臨みましょう。